情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

Windowsはまだまだ元気-統計情報を読み解く

2024-01-07 17:18:06 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
私は、デスクトップはWindowsか、Linux。スマホ、タブレットはAndriodです。先般Windowsが滅びるかのようなネット記事を見かけたので、統計資料を基に見直したことを共有します

0.統計情報は、引用基を明確に
私は、OSのシェアなどは以下のサイトを使っており、この記事で紹介する統計もすべて同じサイトからです。このサイトは、引用元を明示することで引用が可能になっています
1.OSのシェアの長期的な推移


このグラフは、デスクトップとスマホ・タブレットOSの合算したシェアの推移を表しています。デスクトップパソコン主体の時代からスマホの時代に遷移していく様子が見て取れます
デスクトップより、スマホなどモバイル端末の数のほうが大幅に多いので、当然使いやすいスマホ・タブレットの台頭でデスクトップ端末の割合は急速に減っているように見えます。もともとデスクトップ以外は母数が小さかったところからの伸長ですので、当然デスクトップが大きく縮小しているように見えます。これはデスクトップとは利用目的が大きく異なるスマホデバイスが普及期に入ったことを示しています。私も、ガラケーからスマホに移行しました。モバイルルーター、SIM付きタブレットなどの利用で、SIMカードを一人数枚持つことさえできる時代になり、相対的にモバイル系OSの普及割合が大きくなります

そうなっても、会社の業務デスクトップパソコンをスマホやタブレットに全面的に置き換えたところは、ごく少ないと思います。私の周りには一社もありません

2.OSのシェアの短期的な推移


このグラフは直近一年間でのOSのシェアの推移です。Windowsはおおむね若干増加傾向にあり、すぐになくなる気配はありません。激しく上下しているのはAndroidで、不明なOSの影響を受けているように見えます。ただシェアが約40%と最大であることは変わらず、年の変わり目に向けて回復傾向です

3.デスクトップOSシェアの長期的推移

このグラフでは、Windowsが低下傾向にあり、Apple OS Xが増加傾向にあります。とはいえデスクトップOSでWindowsは減少したものの、直近で70%程度ですから、まだまだ元気です。大きなシェアではありませんが、LinuxとChromeOSが徐々に増えていることもわかります。

4.ネットの情報に気を付けましょう
どう見ても、Windowsがすぐになくなるとは考えられません。私の場合は、Windowsは業務系ソフトの利用環境、ソフトウエア開発環境として優れており、これからもずっと使い続けることになります。デスクトップは大画面であることが最大の魅力で、この形式はなくならないとおもいます

いつもアクセスありがとうございます。デスクトップが極端に減少しているかのようなタイトルの記事を見て、確かめたことを共有します
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2021年の匠技術研究所の取り組みについて

2021-01-03 23:59:23 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
2021年の匠技術研究所の取り組みについて

あけまして、おめでとうございます。
本年も、よろしくお願いいたします。

皆さまと共に良い年にしていければと思います。
どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。


今年、主として取り組むことは以下の事柄です。
ただ、時代は時々刻々と変わりますので、躊躇なく素早く状況に適応しながら取り組みます。

■企業ネットの高速化
IPv6の企業内展開=適切な回線サービスの選択+構築技術

年末から年始は、インターネット回線が遅いままです。
このまま、コロナの拡大が続けば、これからも遅いままだと思います。
回線を高速化するには、IPv6利活用が決め手です。
昨年春ごろから、企業ネットへのIPv6導入に向けて調査と実装を重ねています。
企業向けには、すでに2018年よりNTT PC InfoShere様とIPv6 VPNの導入を開始し、昨年はNTT東日本川崎支店様と協業してIPv4 over IPv6インターネットの導入を始めました。IPv6を使ったIPv4インターネットアクセス、VPNの高速化は実現済みです。

ただ、既存のIPv4閉域ネットワークにIPv6を重ねるには、様々な課題があります。企業ネット全体の適切なIPv6化、それを活用したIPv4の高速化が一番のテーマです。

■一貫した情報セキュリティ
「情報セキュリティ」は多様性のある生き物と相似です。
ネットワークからアプリケーションまで開発している経験を生かして、できることから始めます。

■安心・安全なネットワーク構築
匠の企業ネット=通信回線+ヤマハ通信機材+自社開発ネットワーク関連システム

ヤマハの通信機器の適切な選択と実装は下より、今の時代に即した安全性と高速性を備えた企業ネットに取り組みます。
併せて、内部DNS、DHCP、ログの集約と監視、RADIUS認証など、通信系のサーバの実装も行います。
安定運用に不可欠なネットワーク運用アプリを含めた、見通しの良い設計、構築と運用で、安定したネットワークを実現します。
また、自社開発のWindows 10, macOS, android, iOSの備えるVPNクライアントを活用するリモートアクセスVPNも併せて提供していきます。

■柔軟で強靭なクラウドサーバ基盤の構築
匠のクラウド=強靭なDNS+クラウド基盤の適切な選択+安心・安全なVPNでの接続

クラウドでの各種サーバ運用は、OSから上の運用技術があってこそ実現できます。サーバーレスの活用も当然ですが、運用を見据えた業務設計とシステム設計が必須です。
2000年頃から始めたクラウドサービス開発の経験を活かした、見通しの良い設計、構築と運用を行います。安全なクラウド運用のために、VPN経路の二重化、ヤマハルータとの相互接続もお手伝いします。
適切なTLS/SSL証明書の選択と配置、適材適所でのVPN方式の選択と実装と運用で、安心してクラウドを利活用できます。
サーバ運用を支える強靭なDNSも自社で提供し始めました。

■WebAPI連携とPythonでのソフト開発
WebAPI連携=人によるデータ整理+Pythonでのデータ分析

匠が実現したいこと=WebAPI連携 + Pythonでのソフト開発
PythonでのWebAPIソフト開発を本格化し、様々な自動化にPythonを活用します。ちょっとしたことを、Pythonで自動化することから始めます。

■企業内データの円滑な活用
企業内データの活用=データ収集+データ加工+成果データの適切な表示

匠技術研究所は、企業データの活用の支援を始めます。
AI、IoTとつなぐためにも、様々なデータを適切に分析できるようにしていきます。

以上、引き続き、どうぞよろしくお願いします。


年初のご挨拶と今年取り組むことを共有させていただきます。
引き続き、よろしくお願いします。
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はやぶさ2カプセル着地成功-りゅうぐうから玉手箱が届きました

2020-12-06 07:35:57 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
はやぶさ2の素晴らしい成果です。「はやぶさ2カプセル着地成功-りゅうぐうから玉手箱が届きました」

着地したカプセルは発見されました!!
2020年12月6日4時47分(JST)

この成果は、地球人が力を合わせて、宇宙への挑戦を続けた結果です。
JAXAをはじめ、世界中の研究者、運用者、関係者の皆様、素晴らしい成功にお祝い申し上げ、敬意を表します。

はやぶさ2は、地球に向かう軌道で、りゅうぐうの地表物質を詰めたカプセルの分離に成功しました。

カプセルは大気圏突入を示す「流れ星」の光跡を示し、オーストラリアに着地し、着地点は確定され、回収を待っています。

一方、はやぶさ2探査機本体は、さらに11年をかけ、別の小惑星に向け地球から離れます。同じ探査機が二つの小惑星を探査することになります。実は、探査機には、りゅうぐうの探査のための予備の機能が温存されており、これを活用しての探査です。

次の目標の小惑星には、まだ愛称はありません。まだ、到着まで11年ありますから、ゆっくりと決まっていくのでしょう。

はやぶさ2の打ち上げは2014年12月、りゅうぐう滞在は2018年6月27日 より2019年11月13日 。そして今日、2020年12月6日に資料カプセルの分離と着地。および次の小惑星へ11年の旅へ出発。7年+11年以上の旅と探査に、まだまだ、わくわくは続きます。

はやぶさ2は世界の様々な国や地域を結んで、たくさんの関係者の協力を束ねて飛んでいます。これもまた、素晴らしいことです。

JAXAは沢山の情報を提供しています。

いつもアクセスありがとうございます。久々の投稿ははやぶさ2のカプセル着地成功、スイングバイ成功という、うれしいニュースです。人類初の宇宙への挑戦を実にたくさん成功させ続けています。これからも楽しみです。
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先端医療研究機関COINSにてWeb開催のセミナーが開催されます

2020-05-12 19:30:01 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
今回の話題は「先端医療研究機関COINSにてWeb開催のセミナーが開催されます」です。

演題「機能性高分子の精密設計に基づく医療ナノマシンの創製」
講師:西山伸宏 教授
 東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 教授
開催形式:ZOOMでの事前予約制オンライン開催
開催日:5/22(金) 15:00-16:30

ZOOMによるWeb開催ですので、どこからでも参加できます。案内はCOINSホームページをご参照ください。

開所当初よりiCONM/COINSの通信基盤、通信を使う様々な仕組みづくりをご一緒しています。内側の情報基盤は、通信機器以外はオープンソースを全面的に使っています。
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匠技術研究所が2017年に取り組むこと

2017-01-02 21:13:44 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所が2017年に取り組むこと


本年もよろしくお願いします。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今年も、以下の分野に取り組みます。どうぞよろしくお願いします。

1.企業情報通信ネットワークの新築とリフォーム
ネットワークの新設、既設ネットワークのリフォームを、利用形態に基づいて行います。
得意とするヤマハルーター、アクセスポイント、スイッチでのネットワークはより深化させていきます。加えて、クラウドとオープンソースを併用して、クラウドとの連携も含め、とても柔軟に実現します。

既設の企業ネットワークを最小限の変更で更新し拡張します。
すでに提供している、アプリケーション・ルーティングに加え年末にはクラウド・リモート・アクセスサーバーの提供を始めました。どちらも「既設ネットワークの変更は全くないか、些少」です。

既設ネットワークの運用管理ができていない場合は、弊社がネットワークを理解し、運用を行うことも行っています。企業内でどんなアプリケーションが動いているのか、UTMやリモートアクセスと既存ネットワークをどう組み合わせるのかを考え、「お客様の実環境に必要なネットワーク」を実現していきます。

2.IoTネットワーク
情報通信ネットワークとの融合です。クラウドとどう結ぶか、リモートでIoTデバイスを管理する方法を含めて、これまでのデーター通信、サーバ、アプリ開発を通して培ったシステム構築のノウハウを具体化します。

3.安心なファイルサーバー
ファイルサーバーは企業活動の命でありながら、意外と「これでいい」扱いが多いことに驚きます。既に社内設置型ファイルサーバー、クラウド・ファイルサーバー、バックアップ預かり分散保管サービスの提供を行い、組み合わせて提供してきました。これからも、より安心なファイルサーバーを実現していきます。

4.安心なメールサーバー
e-mailは多くのSPAM(ゴミメール)が含まれています。これを、サーバー側で軽減する仕組みづくりに取り組みます。

5.技術教育
以下の分野を広げます。これから必要なことを、今お伝えします。もちろん、ヤマハ通信機器の使い方もこれまで以上に拡大しますが、企業ネット、IoTに必要なLinux、クラウド、プログラミングの分野を広げます。

− 安心・安全な企業ネットワーク構築技術
− ヤマハ通信機器での実践VPN,VLAN,無線LAN
− ネットワークのオープンソースでの運用管理分野
− 企業クラウドとLinux、仮想化の活用分野
− 大学、高校、中学生向け実践プログラム教育分野

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おかげ様で「情報技術の四方山話」は700万PVを超えました

2015-11-04 19:42:25 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
おかげ様で「情報技術の四方山話」は700万PVを超えました


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
おかげさまで「情報技術の四方山話」は、本日2015年11月4日に700万PV(ページビュー)に到達しました。
開設後3,004日。記事数は3,627件です。



皆様のアクセスと励ましに、心より感謝申し上げます。
ほんとに地味な技術ブログに、こんなにも沢山のアクセスをいただき、感謝の表現が見つかりません。

私は、話をすることは上手ではありません。一方文章を書くことはしゃべるよりも苦手意識は薄いのですが、書き上げるまでに時間がかかります。このように、あまり得意ではないことも、続けることで大きな励ましをいただけることを実感し、大変嬉しく思います。

これからも「情報をつなぎ、人を結ぶ」をテーマに、書き続けます。
ヤマハ通信機器を始めとする通信四方山話やLinuxなどオープンソースの四方山話を書いていきます。
どうぞ、引き続きアクセスのほどよろしくお願いします。
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感謝-「情報技術の四方山話」700万PVまであと少し

2015-11-02 15:40:16 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
感謝-「情報技術の四方山話」700万PVまであと少し


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
おかげさまであと少しで700万PV(ページビュー)に到達します。



ちなみに2015年11月2日付で「情報技術の四方山話」開設後3,002日で、記事数は3,622件。あら~っ。日数も記事数もたいへんな数字になっています。

皆様のアクセスと励ましで、ここまで来ることができました。
ブログを書き始めたころは投稿を書くことが恥ずかしくてたまらない状態でしたが、今は投稿が少ないことが恥ずかしいまでになりました。

私は、記事の書き溜めができないので、ほとんど即興で書きます。書き溜めた記事を読み直すと「書き直し」をするので、結局「溜め」の意味がなくなるのです。

今後も、自分に無理の範囲で記事を書き続けていくことができればと思っています。
どうぞ、引き続きアクセスのほどよろしくお願いします。
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DELLがEMCを買収へ

2015-10-12 23:56:53 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
DELLがEMCを買収へ


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
2015年10月12日付け日経新聞Web刊によると「DELLがEMCを買収へ」合意したとのことです。

DELLはPCおよびPCサーバー分野ではよく知られたハードウエア・メーカーです。一方、EMCはストレージ・システムの雄であり、VMwareやRSAセキュリティ等、著名なICT企業を買収しながら成長を続けています。

DELLはこの買収により、特にデータセンター/クラウドのソリューションを補完すると共に、EMCが買収してきた様々な基盤ソフトウエアを手に入れ、ソフトウエアを含めたソリューションを持つことになります。

EMCはストレージシステムからサーバーシステムまでの広範囲なハードウエアとVMwareによる仮想システム基盤、さらに各種ミドルウエアまで幅広いソリューションの連携が期待されます。

DELLのEMCの買収は、古くはCOMPAQのDEC買収を思い出させます。若いPCメーカーがテクノロジーカンパニーとして深い技術を持つDECを買収したことは、驚きでした。その後、COMPAQは、HPに買収統合され一部ブランドが残っています。
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若年者向けSTEM教育「タクテク」を匠技術研究所が開講

2015-07-13 17:13:28 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
若年者向けSTEM教育「タクテク」を匠技術研究所が開講


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「若年者向けSTEM教育「タクテク」を匠技術研究所が開講」のお知らせです。

ご無沙汰しておりますが、今年に入ってから新しい技術教育の具体化を進めています。
匠技術研究所は8月より若年者向け技術教育「タクテク」を開講します。
この講座の基本コンセプトは「コンピュータを使った様々な創造活動の場の提供」です。
開催に当たり、説明会を以下の要項で開催します。

匠技術研究所


タクテク 読み、書き、コンピュータ!
夏期講座:第一回説明会
開催日時:2015年7月18日(土)13:30から
開催場所:匠技術研究所 小田急読売ランド前北口教室
特別懇話会:
日本初の小学生社長米山維斗君を見守っている
お父様米山 康さんの子育て談義懇話会
(*)米山維斗君は2015年4月より高校一年生です。
主催:匠技術研究所
協力:ケミスト・リークエスト
タクテクホームページへ
お問い合わせフォームへ
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おかげさまで情報技術の四方山話が650万PV越えを達成

2015-04-20 06:56:04 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
おかげさまで情報技術の四方山話が650万PV越えを達成


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「おかげさまで情報技術の四方山話が650万PV越えを達成」です。

心より、皆様の日々のアクセスに感謝申し上げます。ありがとうございます。

おかげさまで、本ブログ「情報技術の四方山話」のアクセスが6,500,000PV(Page View)を超えました。

このブログは、皆様のアクセスを励みに今日まで続けてくることができました。そして今日からまた、皆様のアクセスを励みに書き続けていきます。

■2015年4月20日のアクセスカウンター


情報技術の範囲が急速に拡大しています。私がLinuxを知ったのはヤマハルーターの発売より前でした。当時、通信機器の監視・制御システムを開発していましたが、PCハードウエアの急速な性能向上により高性能UNIXにPC-UNIXを加えて、IPネットワーク上で分散処理を行うシステムを実装したころです。

自分の仕事の原点はここにあります。UNIX+IPからPC + IPを経て、Device + IPの時代へと、IPネットワークの上に分散して成り立つシステムは、今では当たり前です。スマートホンの登場で、手のひらの上にIP通信機器が乗ることになり、その技術がMicroPCを生み出し、さらにIoTの波を引き起こしています。

ハードウエアの進化と、ソフトウエアの進化。それが莫大な情報を具体化し、流通させています。振り返ってみれば私の仕事の原点は、ずっと「情報をつなぎ、人を結ぶ」ことでした。これからも、このブログを通して皆様と情報を共有できるご縁をいただければと思います。

引き続き、アクセスのほどよろしくお願いします。

情報技術の四方山話 谷山 亮治
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あけましておめでとうございます-匠技術研究所

2015-01-02 23:50:14 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
あけましておめでとうございます-匠技術研究所


あけましておめでとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
本年も、どうぞ宜しくお願いします。

■ブログ執筆について
ことしは、少しずつブログを書く時間を増やしていきます。昨年は、特に後半にブログを書くことができませんでした。私にとって、ブログ記事を書くことは簡単ではなく、集中する時間が必要です。原稿を書くにも、1時間程かかってしまいます。なので「無理して書く」ことを止めました。その結果、投稿休止状態になっています。

これからも「無理して書く」ことはせず「できる範囲で書く」ことを目指していきます。

オープンソースソフトウエアに関する様々なこと、ヤマハルーターなどヤマハの通信機器、M2Mネットワーク、プログラミングやクラウドシステムに関することを書いていきます。

■その他執筆について
匠技術研究所の本業でもある、技術教育スクールのコンテンツの拡充に伴い、今年の前半は教科書の執筆が目白押しです。ヤマハルーター設定スクールの改訂も随時進めます。

■フォーカスする技術分野について
匠技術研究所の基盤技術はOpenSource Software(オープンソース・ソフトウエア)です。OSSの活用をさらに進めて行きます。特に様々な情報を様々なデバイスでオープンに、シンプルに通信で結ぶことにフォーカスしていきます。匠技術研究所にとっては「クラウドもデバイスの一つ」です。

過去暖めてきた、様々なOSSミドルウエアの活用を本格化していきます。その成果をこのブログや、技術教育スクール等を通して、紹介していきます。

以上、どうぞ今年も宜しくお願いします。
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2014年もたいへんお世話になりました-匠技術研究所

2014-12-31 17:34:44 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
2014年もたいへんお世話になりました-匠技術研究所


今年もお世話になりました。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今年を振り返ってみると、ネットワークとLinuxでの仕事が大部分でした。Windowsの仕事もいただきましたが、大きな割合ではありません。今年取り組んだ特徴的な仕事を振り返ってみます。

尚、ありがたいことに、年末にかけて、沢山のお問い合わせをいただきました。連絡が不行き届きになっており、申し訳なく思っております。この休みを利用して改めて整理させていただきます。

[1]ネットワーク構築分野
1.社内情報系と電話系ネットワークの入れ替え
2.ヤマハルーターで数千拠点を結ぶ
3.LinuxによるM2Mネットワークの構築
4.ネットワークの引越し
5.インターネットを使った緊急報知網の構築

来年は、ますますヤマハ通信機器とLinuxネットワークを使ったネットワーク構築に取り組みます。

[2]システム構築分野
社内業務システム更新のための開発をいただいています。

1.小売り店舗様の業務ソフトの更新と開発
WindowsXP上のMicrosoft ACCESSで社内開発した業務システムを最新版のWindowsとACCESSにバージョンアップしました。その後、ACCESS依存を無くすために、Excelへの置き換えを進めています。

2.医療系検査事業者様の検査管理ソフトの開発
現行システムの更改のお仕事をいただきました。これまでのオフコン型システムから、オープンソースを基盤としてブラウザベースのシステムを開発、移行します。

弊社の開発方針は、WindowsでもLinuxでも、なるべく寿命の長い開発法方で開発することです。その点からも、Linux等オープンソースを基盤としています。

[3]教育事業分野
おかげさまで、2014年の匠技術研究所の教育事業は大きな転機を迎えることになりました。

これまでどおりヤマハルーターの技術教育講座をご利用いただいていますが、それに加え以下の二つをこの年末に追加しました。

1.人材開発のための社内技術教育へのコンテンツ提供
業界最大手クラスの人材提供会社様の社内技術教育の一部を開発し、提供する運びになりました。実施開始は2015年1月の予定です。ネットワークに加えクラウドでのシステム構築の二つのテーマを、社内教育向けに開発しています。
目的に応じて、既存のコンテンツを応用して、最新の情報を提供していきます。

2.社会人・学生向けのICT教育事業「匠School」の開講開始
社会人・学生向けのICT教育事業の第一回目として、プログラミング教育講座を2014年11月に開始しました。たいへん短期間での立ち上げでしたが、明治大学農学部、上智大学工学部の学生さんの参加をいただいています。
学生視点での企画を目指しています。これから、ICTを必要とする分野はますます広がります。匠Schoolは、ICTの専門教育を受ける機会を持ちにくい方々のためのスクールです。

第一回目は、以下のテーマを取り上げました。

2.1.プログラミング入門講座:
IT業界などを目指す、
非情報系の大学生を対象とした
スキルへ繋げるプログラミング
Python入門
– Python – プログラミング

2.2.ビッグデーター分析の入門講座:
実験、研究で大規模データを扱う大学生、大学院生を対象とした
オープンデータで実践 awkとRで広がるデータ活用
– awk & R – データマイニング

2015年は4月以降を目標に、クラウド、Linuxやデーターベース等のコンテンツをリリースしていきます。

以上、2014年は着手できなかったことも多々ありますが、引き続きよろしくお願いします。
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「理解できない現象の時は基本的なことに立ち返る」の巻

2014-10-20 00:37:47 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
「理解できない現象の時は基本的なことに立ち返る」の巻


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、この週末の試験環境の構築での出来事から「理解できない現象の時は基本的なことに立ち返る」を紹介します。

この週末は、先週の週始めからLinuxネットワークの評価を行ってきたことを、確認しました。
評価試験の結果は、順調で、さらに試験環境の拡充を図るための作業を行います。

試験ネットワークを、おおよそ3倍の規模にします。
幸いスクールに使っているタップやケーブルが沢山あるので、物理的な資源はあります。

ヤマハルーター等を使って、まずは2倍のネットワークに。
ここまでは、極めて順調でした。では、3倍に。

「あれ?アップしないな?」
これまで順調だった経路も含めて、期待するネットワークがアップしません。
「ネットワーク設定を整理したからかな??」
元に戻しても
「アップしない。。」

ログを見ると、行の途中までの「ちょっと変な表示」確かにおかしい。
「やっぱり設定がおかしいのかな?」
ここで気づけば良かったのですが、深みにはまります。
「プロセスを再起動しよう」
何度も何度も試しました。やっぱり駄目です。
ログを見てもエラーは表示されません。
プロセスのステータスも、待ち受け状態です。
「ネットワークをダンプしてみよう」
ネットワークのことは得意です。もっと早くダンプすればよかった。
「あれれ?外部からの接続要求に反応していない??」
冷静に考えれば当然です。だからつながらないのです。
「ファイヤーウオールは大丈夫か?」
もともと、試験のために外しています。やはり、大丈夫です。
「やっぱり、設定かなぁ。。」
設定を見直して、再起動しても、現象変わらず。また、振り出しに戻りました。

結局、この手順を繰り返すこと3回。もうだめです。だめなときは基本ソフトや、アプリケーションの確認からすることにしています。
なんとなく、
「ソフトウエアのアップデートをしてみよう」
いつもの手順でapt-getを打ち、ログを見ていると「ありません」の文字に気づきました。
処理が完了し、出力を確認すると
『/usr/bin/mandb: /var/cache/man/5255 に書き込めません: デバイスに空き領域がありません』
「まさか。ディスクフルとは!」
調べてみると、

$ df
df: `/run/user/110/gvfs': 許可がありません
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/sda1 53255692 50558096 0 100% /
none 4 0 4 0% /sys/fs/cgroup
udev 4025292 4 4025288 1% /dev
tmpfs 807208 1100 806108 1% /run
none 5120 0 5120 0% /run/lock
none 4036032 0 4036032 0% /run/shm
none 102400 4 102396 1% /run/user
overflow 1024 8 1016 1% /tmp

確かに「ディスクフル」です。

近年は、ディスク単価が下がり十分に容量が大きなディスクを使っており、試験中にディスクフルになることはありませんでした。油断でした。理解できない現象の時は「基本的なことに立ち返る」ことが最速の道であることを再確認。原因が判ってよかった。
ホッとして、このブログを書いています。

これから再調整を始めます。
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おかげさまで匠技術研究所は12周年を迎えました

2014-06-01 23:50:40 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
おかげさまで匠技術研究所は12周年を迎えました


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
匠技術研究所は、2014年6月1日に営業開始12周年を迎えることができました。これまで支えていただきました多くの皆様に、こころより御礼申し上げます。

これからも、引き続きネットワークとオープンソースの活用に挑戦していきます。どうぞ、よろしくお願いします。
もちろん、このブログも続けていきます。今月4回ほど振り返りの記事を書きたいと考えています。
変わらぬアクセスのほどよろしくお願いします。

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「番号持ち運び」という違和感を感じる言葉

2014-03-07 19:54:57 | 三稜鏡(さんりょうきょう)
匠技術研究所
「番号持ち運び」という違和感を感じる言葉


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は携帯電話やPHSで使われる「番号持ち運び」という違和感を感じる言葉について考えてみます。

この言葉はおかしいと思いませんか?本来意味するところは「携帯番号継続利用」です。英語のPortabilityを「持ち運び」と自動翻訳のごとく訳したように見えます。通信事業者を変更しても同じ電話番号を継続して利用できることを示すのですから「携帯番号継続利用」だと思うのです。

ホームページで調べて見ると、総務省も携帯電話事業者も「番号ポータビリティ(音引きは様々)」と表記しており、一般向けの説明では「MNP」、「乗りかえ」等と表記しています。

総務省の「 携帯電話・PHSの番号ポータビリティ」ページへ

ところが報道では「番号持ち運び」と理解しにくい言葉を使います。海外系報道社の日本語での配信でも使っています。報道機関が、意味が変わらない範囲で情報の受け手が判りやすい言葉に置き換えることは、本意を伝える点から結構なことです。

しかしながら新しい意味の言葉は、伝える方も受ける方も理解が進んでいないのですから「翻訳」も必ずしも十分でないこともあります。それは当然ことです。だからこそ、もうそろそろ、制度を定めた総務省も使っていない「携帯番号持ち運び制度」と「呼ぼうとすること」は「止めた方が良い」と思います。だって「携帯番号はいつでも持ち運んでいますよね?」おかしな言葉だと感じるのですが。
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