ブラウザの表示内容をアドオン無しでXPS/PDF(電子ペーパー)で保管する(1)
こんにちは。匠技術研究所の谷山亮治です。
ブラウザの表示内容の保存にスクリーンキャプチャ(ショット)機能を利用の方も多いと思います。スクリーンキャプチャは画像ファイルが生成されるので、文字データーは消えてしまいます。文字も画像として見えているだけです。また、ブラウザの見えない範囲を含めてキャプチャするには、ブラウザ画面キャプチャ用のアドオン機能をブラウザにインストールして使う必要があります。これがまた、いろいろなアドオンがあるので、どれを選ぶべきか迷います。またブラウザの製品毎に違いがでるので、操作の一貫性はありません。しかしながら、ちゃんとキャプチャできると全ての情報が残ります。
ブラウザにスクリーンキャプチャアドオンをインストールしていない場合でも、ブラウザの内容を電子ペーパー的に保存できると便利です。ブラウザが表示している内容を、PDFファイルに変換できればことは済みます。Office 2010ではPDFファイルへの出力機能がついたのでとても便利になりました。同じようにブラウザからPDFで表示内容を保存できればとても便利ですし、文字データーを失わないので、検索ができるようになります。
ブラウザの表示内容をPDFファイルで出力するアドオンは様々あるようですが、私は使ったことがありません。私の場合、パソコンを何台も使うので環境を揃えることが難しいのです。
Windows 7にはプリンタとして「Microsoft XPS Document Writer」がインストールされています。「こりゃ何だ?」と思う方がほとんどでしょう。要は電子ペーパーの配布フォーマットAdobe PDFと同様の考え方でMicrosoftが開発した電子パーパーです。Microsoft XPSはMicrosoftが提唱して公的な機関から規格として認定された電子文書フォーマットで、いろいろなプラットフォーム上で同じ表現ができるようになります。電子文書の仕様は公開されているので、だれでも互換性のあるソフトを作ることができます。
WindowsではXPSプリンタでXPSファイルを生成するので、ブラウザの内容をXPSファイルに出力(印刷)することにしました。操作はブラウザの印刷機能で先のXPSプリンターを選ぶだけです。とても簡単。XPSもPDFも目的は同じですから、相互に変換することもできる可能性大です。
次回に続きます。
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