石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を出来る限り拓本を採りながら行っています。投稿は、実名でお願いいたします。

今回は、栃木県今市市の昭和24年キテイ台風の災害復旧碑を紹介

2015年07月28日 | Weblog

 

今回は、途中から始めた栃木県今市市の石碑調査で調べた最後の石碑案内です。これは昭和25年建立と新しいものなのですが、私にとっては栃木県の災害碑も調査対象としている関係から調査しました。従って、手拓するまでもなく銘文内容だけで充分だったのですが、まあ1基位は拓本として残しておこうかと手拓しましたが、それにしても清書作業をサボっていました。
さて、内容は難しくないので読めば判るでしょう。なお、栃木県の現さくら市(旧氏家町)の草川地区にも、上記銘文と殆ど同じ内容の石碑が建立されていますので、キテイ台風災害碑に興味のある方は見てください。(私のHPのどこかに既に掲載済みです)
それにしても、毎日暑い日が続いています。拓本採りには最悪の季節で、ついつい出足が鈍ってしまいます。と言い訳しつつ、8月は過去に調査した石碑のまだ清書の終わっていないものをクーラーを今年も使用せずに窓を開け放った部屋で処理しようと思っています。
毎朝、2時間行っていた菜園仕事もここの所は熱中症で畑で倒れて笑い者にならないよう30分短縮して1時間半で終了です。それでも今日は用事があってスーパーへ出かけたついでに野菜売り場の前を通ったので覗いてみたら、キュウリが2本で140円近い値段にビックリです。5月に1苗74円で購入したキュウリからは何十本も収穫出来、更に昨日は100円で秋用のキュウリ苗を購入。これでまた9月中ごろまでそれこそ食べきれないで捨てるほどのキュウリが食べられるのだから、一般の家庭の皆様には申し訳ない気分でスーパーを出ました。そして今は、大玉トマトの最盛期、毎日毎日一人当たり2個づつ食べても食べきれないありさま。毎日、早朝からの畑仕事は正直辛い時(持病の腰痛が再発中)もありますが、その労力にはお釣りが山ほど付いてくることを改めて自覚しました。

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今市市・関根矢作翁の碑を御紹介

2015年07月19日 | Weblog

栃木県旧今市市(現日光市)にも、結構面白い(興味深い)石碑があります。そしてその所在地は、圧倒的に鬼怒川沿いなので、災害に関する内容プラス凶作に備えての内容に加えて開墾等にも関する内容です。今回はその中でも、江戸末期から明治にかけて活躍した関根矢作翁の遺徳碑です。二宮尊徳翁の報徳仕法に影響を受けての活躍で、近世の今市市を語るには欠かせぬ人物です。
五月から始めた今市市の石碑調査も、そろそろ猛暑となるので体力のことも考えてこの辺で一区切りをつけようと思っています。もちろん、まだまだ実査していながら紹介していない石碑もあるのですが‥。それにしても、今回もこうした素晴らしい石碑に出会うと拓本も欲しくなるのだが、それには絶対的に足場を組まなければ不可能。一人での調査では、こればかりは仕方がありません。早く、春まで行っていたの栃木県田沼町の石碑調査へ戻りたいのだが、本当に暑い! 

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今回も栃木県旧今市市の石碑案内です

2015年07月12日 | Weblog

篆額は「関根治郎吉翁之碑」と、宇都宮藩最後の藩主となった戸田忠友が揮毫しています。ここでの主人公も、明治時代に当地の教育と灌漑治水に尽くした人です。彼の師は、同郷の関根矢作翁であり二宮尊徳先生の思想と行動に共鳴して敬慕しています。
いずれにしても、今日の近隣を含めた当郷が今栄えているのも、こうした立派な先人がいたからです。次回は、この関根治郎吉翁の直接の師である、関根矢作翁の石碑を紹介したいと思っていますが、これは巨碑で拓本は諦めましたので、銘文手写に細心の注意を払わなくてはならず掲載までには少し時間がかかりそうです。そして本年は、この辺で少し休養を取りたいと思っていましたら、畑仕事で持病のギックリ腰にまたしてもなりました。幸いにも、今年のジャガイモ収穫は終わりましたので、これを口実に本当に休養できそうです。何しろ、椅子に座ることが出来ないので、横になりながら今までの石碑銘文を改めて読み直し、校正しようと思っています。
それにしても毎年思うことなのだが、少しばかりの畑ながら、今年も3kgの種ジャガイモからその10倍に迫る収穫がありました。乾かすため、軒下一杯に広げてあるのを見ると本当に来年の春までにそれを全部食べてしまうのか、と恐ろしい気もしますが‥。

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