【通算1021回】
9月になっても猛暑日は続き、低山を歩こうという気にはなれない。日帰りで少しでも涼し気な感じがする西沢渓谷にしようか避暑地箱根の金時山にしようか迷ったが、早く帰宅できる金時山を選んだ。金時山に初めてtakeと登ったのは、take小学3年の25年前で今回が14回目だ。
これまで金時山は殆ど南足柄市の地蔵堂から歩いて箱根側に降りていた。頂上が混んでいるので、金時山と足柄峠の間にある丸鉢山付近のベンチで富士山を見ながら昼食を食べるのがパターンになっていた。
しかし今回は歩行時間を少しでも減らせればと思い仙石から矢倉沢経由の往復にした。仙石に着いたのは早かったが、多くのハイカーが金時山を目指していた。早朝に雨が降ったようで路面は濡れていた。
天気予報は曇りのち晴れだったが山には霧がかかり、霧中ハイキングだったが風が吹き歩くのには良いコンディションだ。
稜線にマツムシ草の花が咲いていた。一説によるとマツムシ(スズムシ)が鳴くころに咲くことが由来らしい。
最後の急な道をゆっくりと登り山頂についた。ご覧の通り山頂は賑わっていたが設置されているベンチに座っている人は稀だ。25年前に初めて登った時から同じルールだが、頂上に設置されているベンチと机は二つの茶店の所有物で、茶店の飲食をする人以外は使用できない。店の前には無断使用取締りの監視らしき女性も配置されていた。南足柄市から登るようになったのはこの為だったのだ。
そんなことは気にしないで、乾いた平な岩の上にシートを敷いて弁当箱を並べた。風が強くtakeがシートに座るまで、シートが飛ばないよう抑えるのが大変だった。カップスープとインスタントコーヒーを飲み終えたtakeはいつも嬉しそうだ。
距離は短くても昼食の後は麦茶儀式。金太郎神社方面への分岐点で一休みした。
下るにつれて霧が晴れて仙石原が見えてきた。また登る人も多くなってきて、通過待ち時間もかかった。
山道を終え、仙石の保養所前に着いた。辺りにはススキが穂を出し、彼岸花も咲いて秋の雰囲気だった。
バス停につくと雲が切れて内輪山の山々も見えてきた。今頃頂上にいる人は富士山を見ることができたかも知れないが、大した事でもないなと思った。
コースタイム
仙石バス停0810-矢倉沢峠0902-金時山1002~1032-矢倉沢峠1119~24-仙石バス停1150