Xenos Audio

オーディオと音楽について

AVR-550SD導入

2004年12月12日 11時26分49秒 | オーディオ
ボーナスを使ってAVアンプを購入しました。DENONのAVR-550SDです。私は本格的にホームシアターにとり組むつもりはありませんから、製品のグレードはこの辺で十分と判断しました。

低価格帯の製品とはいえ、機器の選択という作業は面白いものです。外れたものは決して買いたくはありません。そこで私は以前から興味のあったフルデジタルアンプを購入することにしたのです。
PanasonicのXR50やKENWOODの7100の評価が高い様子ですが、私は少し存在感の薄いDENONに目をつけました(両者と同様TI社の「PurePath Digital」を使用しているようです)。デザインではONKYOのL55が圧倒的に良くこれが最初の候補でしたが、機能と価格からDENONが逆転したという感じです。

いざ購入して実物を手にとってみると本当に薄くて軽い。天板などは指で押すとポコッとへこむペラペラなもので、所有欲は全く満たされません。ましてやまともな音など出そうにありません。

フロントには極細ケーブルしか接続できないのでRS5000に退場してもらってAETの6N-14AWでXENONに接続。リアには151SEを接続しとりあえず、4.0chの環境を作りました。

大して期待もせずにCDプレイヤーとデジタル接続をし、手許にあったクラシックの音源をかけてみると…

これがまぁ、驚きのサウンド。とてもこんな計量なアンプが鳴っているようには聴こえません。
私はそれから様々なソースを使用し、このアンプの音の特徴を把握することにしました。
・低域の力感、聴感上30~50Hzあたりに心地よいエネルギーの強さがある。
・音色は明るめ。緩やかなハイ上がり傾向。
・聴感上の解像度、瞬発力は十分に高い。
・質感は固めなので音色とあいまって薄いと感じたりすることがあるかも。
という感じです。
相性の良いSPとしては、低域レンジが広いが出過ぎていないこと。またトータルの音色が明るすぎないことなどがあげられると思います。

短所としては中域の音色の部分で、もう少し暖かみが欲しいこと。若干の音離れの悪さ(多分エネルギーバランスが原因)を感じることでしょうか。

とにかく低域に関しては非常に魅力的で価格を度外視しても評価されるべきと思います。

正直に言うと、オーディオに全く興味がない人が私の持っている真空管アンプと550SDを聞き比べをしたならば、多分真空管アンプが負けるのではないかと予想します(今度実際やってみます)。

音に詳しいマニアなら、一瞬「ん?」と思ってから、色々粗探しをして、あーだこーだと迷うことでしょう。

これをベースにして、筐体・部品などに十分な物量と質を投入したら凄いことになりそう。
私はデジタルアンプの将来は明るいと確信しました。
メーカーには今後クオリティー追求を真剣にやって欲しいですね。


それにしても酷いデザインです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿