高木歯科の『す』

「巣」のなかには「素」が見える。高木歯科の「素」公開中!

日本歯周病学会春季学術大会

2011-06-17 22:40:06 | Weblog
いやぁ~以前も記しましたが、九州が狭くなりました。
九州新幹線で熊本⇔福岡が30分です。
八代の友人が「熊本⇔八代(所要時間10分)では乗り過ごしそうでおちおちトイレにも行けないとぼやいておりました。

今回の新幹線旅行は、
5月27日~28 於)福岡国際会議場日本歯周病学会を受講
 


学会終了後、その足で母校福岡歯科大学バレー部新歓コンパ出席
宴会終了後最終の新幹線で熊本着
次の日次女の小学校の運動会観覧....というハードスケジュールでした。

で、まずは日本歯周病学会

当院のN・Oが書いておりましたが、歯周病認定衛生士を目指し今年からスタッフと共に参加してまいりました。


全体シンポジウムでは「ブラキシズムの診断から治療へ」というテーマで3名の講師の先生方が講演されました。


そのなかの1人が私がいつもお世話になっている地元の大先輩で同じ勉強会の林康博先生でした。
「ブラキシズム」とはいわゆる「歯軋り」のことで無意識、無目的に行われる異常習癖を指し、歯軋りする人の6割以上が歯周病を併発している...と言われています。
ブラキシズムは、3つの型に分類されています。
グラインディング :上下の歯を臼の如くすり合わせる癖。
         睡眠時に多くギシギシと音を立て、異常な力が働くので、歯の崩壊を招きやすい。

クレンチング :上下の歯を強く噛み合わせる癖。
        覚醒時に無意識に発現していることが多く、自覚症状がほとんど無いために発見が遅れがち。

タッピング :上下の歯を動的にカチカチと噛み合わせる動作を言う。

講師の1人池田雅彦先生はこれらに加え、咬合力(噛む力が異常に強い)との鑑別診断が必要だ。と述べておられました。
また、これらの癖はともに睡眠中(または無意識)のうちに起こるものなので、大阪大学の加藤隆史先生は睡眠中の患者さんを暗視ビデオでずーっと観察するというちょっとマニアックな実験をされている、ということでした。
ストレスなどのメンタル面が影響を受けると云われているこの疾患、講師もキャラが立った先生方が多かったです。
今回は総会ということでドクター、衛生士ともに全国から多数の参加があり、その熱気に私はじめスタッフも刺激を受けました。

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