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2021年2月の夜空

2021-01-31 12:39:25 | 天文・事象
2021年2月の夜空
2021年 2月
  2月は2日が節分で3日が立春です。二十四節気の立春は1984年以来4日とされてきましたが、37年振りに替わる事になります。1年は365日ですが、実は0.25日分が余分で、これを4年に一度閏日を入れて調整して居ますが、未だ半端のずれがあり、これが蓄積し立春が少しずつ早まり今年は3日になります。従って節気が変わりる事で節分も2日にになり、豆まきが2日になるのは実に1897年 明治30年以来 124年振りだそうです。
  2月になって日暮れが遅くなって来ましたが、月末近くになると日の出も早くなり、ますます春を感じる事が出来るでしょう。2月上旬は1年で1番寒い時季ですが星座の美しい時期でもあります。油断せず暖かい服装で夜空を鑑賞してください。
★ 2日~9日、明け方の東の空で木星(-1.9等)土星(0.6等)金星(-3.9等)が接近します。特に6日7日には土星と金星が最接近します。ただ、高度が低いので、東の空の開けた場所を選んだください。
★ 10日、明け方の東の空で下弦の月(月齢27.9)が土星に接近します。直ぐ東寄りに木星金星が輝いています。12日は新月で11日には月は見えません。高度が低いので、東の空の開けた場所を選んだください。
★ 12日、明け方の東の空で今度は木星(-2.0等)と金星(-3.9等)が最接近します。南寄りに土星(0.7等)が輝き、東寄りに水星(3.3等)が姿を現します。高度が低いので、東の空の開けた場所を選んだください。
★ 14日、明け方の東南東の空で水星、木星、金星、土星が揃って見られます。高度が低いので、東南東の空の開けた場所を選んだください。
★ 18日19日、日没後の19時頃、天頂近くの西寄りの空で火星(0.8等)と上弦の月(月齢6.3~7.3)が接近します。21時頃には西の空に沈みますから早めの観測をお勧めします。
★ 国際宇宙ステーション (ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
  ISS「きぼう」の目視予想情報
★ 2月の月、下弦の月は5日、新月●は12日、上弦の月は20日、満月○は27日です。満月の月の出は17時45分です。
★ 2月1日の大阪の日の出は6時56分、日の入りは17時27分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)  (2021/01/31)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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