ｖｓFC東京

１－０


やってやりましたねぇ。
トジン選手の必殺一撃で借りを返すことができました。

まず，スタジアムに着いて感じたことは，ピッチのよさです。
あれだけ降った雨量を微塵も感じさせない状態のいいピッチでした。
最高のスタジアムが鳥栖にあることも誇りです。

前半，鳥栖はいつもと同じように快調にとばしていきます。
15分ほどは，鳥栖のペースで試合が進みますが，試合が動くことはありませんでした。
この時間に1点決めておけばといつも思うのですが，J1は甘くありません。
その後，東京がやや押し気味に試合が進みます。
しかし，相手FW陣に決定的な仕事をさせることなく前半は終了。

後半も，相手が主導権を握っている時間帯が多かったでしょうか…。
前線からの守備で，時折攻撃のスイッチが入りますが，相手DF陣にボールを跳ね返されていい場面はつくれません。
後半25分ごろ，早坂選手が入ってから鳥栖も盛り返す場面が増えてきます。
東京も石川選手を入れてきて，攻撃を活性化させます。
石川選手は独特のリズムと豪快なミドルがあるので怖い選手ですが，今日も危ないミドルを放たれました。

その後，35分過ぎにトジン選手を投入。
浦和戦でも反撃ののろしを上げた調子よさに，おそらく多くのサポの期待がかかったことでしょう。
そして，彼は裏切りませんでした。
入って数分後，セットプレーからまたもヘッドで決めてくれました。
終了まであと数分の時間帯だっただけに，13000人を越えるサポーターの大歓声がこだまします。

東京が反撃に出て，危険な場面も…。
が，メインやバックスタンドも自然と巻き込んで会場を包んだ「サガン鳥栖！」のコールは，これまでにないような一体感を生んでいました。
選手も最後まで力をふりしぼり，ロスタイム4分も耐えて，終了を告げるホイッスルが…。
やったりました！
昨年から勝てなかった東京に見事ホームで勝点３です。

後半戦をまず勝利で飾ることができました。
守備をしっかりと行い，集中力を切らさず最後までやりぬくことができれば，今日のような結果を得ることができることを証明しました。

トジン選手もよかったですが，今日も藤田選手の存在感が光っていましたね。