Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ウェディング・シンガー

2012-10-21 | 映画(あ行)

■「ウェディング・シンガー/The Wedding Singer」(1998年・アメリカ)

●1998MTVムービー・アワード ベストキス賞

監督=フランク・コラチ
主演=アダム・サンドラー ドリュー・バリモア

 いやー楽しい!。♪You Spin Me Around (Like A Record) で幕を開けるタイトルバックから、 ♪Video Killed The Radio Star のカヴァーが流れるエンド・クレジットまで、かかる曲かかる曲知らないものがないから、80’sにはたまらない。サントラはほとんどがオリジナルで収録しているらしいから、ちょっとした「ベストヒットU.S.A.」気分が楽しめることだろう。設定が85年ということで、主人公の友人はでマイケル・ジャクソンが着ていたような赤いジャケットで登場するは、金曜日の夜に結婚式やると「マイアミ・バイス」を見逃すよとか、憎まれ役のドリューの彼氏はその ♪Miami Vice Theme をバックに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアンに乗って出てくるは、懐かしい80年代の空気が全編に満ちている。クライマックスでビリー・アイドルが本人として登場して気分は最高潮。

 お話はロックスターの夢破れたウェディング・シンガーと、マリッジ・ブルーのウェイトレスがいつしか惹かれ合うロマンチック・コメディ。ドリュー・バリモアが地味ながらも本当に”いい娘”でアメリカ娘の良心、とも思えてくる好演。ゴールディー・ホーンが若い頃なら、きっとこの役は似合ったことだろう。アダム・サンドラーは恥ずかしながら初めて観た。いや、食わず嫌いでした。結婚前夜にサンドラーが告白しにドリューの家に行く場面の切なさにはほとほと泣けた。あと婚約者に結婚式をすっぽかされたサンドラーが、Jガイルスバンドの ♪Love Stinks を歌う場面、なかなか好きだ。筋自体はちょっと都合がよすぎるところもあるけれど、そこはそれ、ハリウッド流なのでよしとして。あ、忘れちゃいけねぇ。スティーブ・ブシェーミ!最高でした。

 ★

この文章を書いたのは2002年。「ロック・オブ・エイジス」の後だし、80年代つながりで大好きな「ウェディング・シンガー」を本家サイトから転載。

女のコとデートで観たい映画は何?と聞かれたら、僕は迷わず挙げるのは「ある日どこかで」と「恋人たちの予感」、「ノッティングヒルの恋人」、「ラブソングができるまで」そしてこの「ウェディング・シンガー」を選ぶ(ドリュー・バリモア、ヒュー・グラント主演作が2本も!)。お互い恋人がいる二人が運命の出会い・・・そして音楽はこの恋物語に重要な要素。この映画を音楽を酒の肴にできるような、波長の合う女のコと観られたら最高だと思うんだよねー(無理)。デビッド・ボウイのChina Girlをネタに盛り上がったりする小ネタも楽しい。そして何よりも歌に乗せた愛の告白。くーっ!きゃーっ!
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