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キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

さよならジョージア - 80's Movie Hits ! -

2013-05-27 | 80's Movie Hits !
- 80's Movie Hits! - 目次はこちら
 
■I Need You Strong For Me(涙を抱きしめて)/Kristy McNichol
from「さよならジョージア/The Night The Lights Went Out In Georgia」(1981年・アメリカ)
 
監督=ロナルド・F・マックスウェル
主演=クリスティ・マクニコル デニス・クエイド マーク・ハミル
 
80年代初め、テイタム・オニールと人気を二分したハリウッド若手女優と言えば、クリスティ・マクニコル。「リトル・ダーリング」(僕の出身地、大分市では何故か「スタートレック」と併映)で、テイタムと共演。ロスト・バージンを競うライバル役だった。お嬢様役のテイタムに対して、ちょっとツッパリ(死語?)のクリスティ。テイタムはアーマンド・アサンテを、クリスティはこちらもデビュー間もないマット・ディロンを相手に、いざひと夏の経験。この映画ですっかりテイタムを食ってしまったクリスティは、その後出演作が次々公開されることとなり、一方テイタムはリチャード・バートン共演作ですらお蔵入り、となってしまう。
 
82年の春に劇場公開された青春映画「さよならジョージア」は、カントリー歌手を目指すダメ兄貴トラビスを支えるしっかり者の妹アマンダが、ライブ、恋、挫折を経験しながら成長していく物語。兄貴役はデニス・クエイド。クエイド自身の歌もたっぷり流れる(妹に捧げたAmandaがよかった)が、クリスティも劇中歌っている。クリスティ自身、実の兄ジミーと78年に歌手デビュー済みなので別に映画のために初めて歌ったというわけではない。彼女が劇中歌うのは、デニス・クエイドとのデュエットナンバーHangin' Up The Gunと、日本ではサントラからシングルカットされたI Need You Strong For Me(涙を抱きしめて) だ。後者はメロディの美しいバラードで、兄貴が酔いつぶれてすっぽかしたステージを埋めるために歌う場面で流れる。ここで兄は妹の歌の才能を認めるのだった。
 
そんな女のコと大人の境目であるティーンエイジャー、アマンダが恋をする。お相手はルーク・スカイウォーカー、もといマーク・ハミル扮する警察官コンラッド。映画のラスト、ダメ兄貴は手を出した女をめぐる恋敵(TV「ミセス・コロンボ」のレギュラーだった甥っ子役ドン・ストラウド)に撃たれて死んでしまう。コンラッドは警察官を辞め、アマンダと共にナッシュビルをめざす・・・。いやぁ高校生だったけど夢中になりました、この映画。同じクラスにクリスティファンの男のコがいて、彼からサントラも借りた。他にはタニア・タッカーのタイトルソングと語りかけるようなバラードRodeo Girl、グレン・キャンベル(I Love My Truck)らの曲が収められている。
 
さて、その後のクリスティはニール・サイモンの人情ドラマ「泣かないで」(名作!)でゴールデングローブ賞助演賞にノミネート。興行的に失敗した「パイレーツ・ムービー」や、「白いロマンス」(何故か「2010年」と併映)などがある。しばらくして「ナイン・ハーフ」のスタッフが撮ったセクシー・ムービー「トゥー・ムーン」にちらっと顔を見せたのは実に嬉しかった。

The Night the Lights Went Out in Georgia (1981) - Trailer
 


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