「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

「いじめられっ子麻生」に近づけば、東国原さえも餌食に

2009-07-29 | 政治の空気
ところでつい最近までマスコミが騒いでいたもう1人の主役、
東国原知事についてですが、
こちらは「麻生いじめ」とは違い「東国原いじめ」とまではいきませんが、
「知事としての職務を途中で放り出した」とか、
「知事を国政へのステップとしか考えていない」とか、
取って付けたようなバッシングが出ていました。

知事をやっていて、地方分権の邪魔をする霞ヶ関を改革するために、
どうしても総理大臣になる必要がある、という論法は決しておかしくはありません。
(実際は総理になってもできないと思いますが)
筆者は必ずしも地方分権に全て賛成ではありませんが、
地方分権賛成の立場からするとその主張は理に適っている、という意味です。

つまり、東知事が叩かれている理由は別のところにあるということです。

それは、強烈な「麻生自民いじめの空気」が渦巻いている中で、
その流れを邪魔する者は、仮に今まで褒めてきた者でも容赦しない、
ということだと思います。

学級に例えれば、学級全体が今ある人物(麻生)へのいじめで
一番盛り上がっている時に、
比較的端の側ながら好意的に扱われていいポジションにいた奴(東)が突然、
そのいじめを受けている人間に中途半端ながら手を差し伸べるような発言をするのは、
マスコミ(いじめっ子のリーダー)からすると完全に
「KY(朝日新聞の事件の話ではなく笑)」であって、
マスコミは「この辺でやめとけよ。これ以上やるとお前も容赦しないよ」
と言っているように見えます。


一方もし、東知事が民主党の党首を目指し、民主党からOKが出れば、
おそらくマスコミは知事としての職務を途中で放り出したとか、
知事を国政へのステップとしか考えていないとか言わず、
マスコミは「見事な改革者」だと評価していただろう、と予想します。

東知事が最初に総裁候補要求の声をあげた時、マスコミは、
「これは麻生をバカにしてやっている」と捉え、好意的に報道していましたが、
東知事の自民党支持が本気だと分かった途端、
手のひらを返したようにバッシングをはじめた。
このことからも、マスコミの姿勢は明らかでしょう。


さらに、保守系の人達の中からも東知事への批判が出ています。
この批判の中にはおそらく、「芸人風情が総理総裁の器ではない」という
感情も含まれていると思われます。

その感情自体を私は全否定しません。
特に知事としての彼をも否定するのであれば、その意見には整合性があります。
芸人出身であることはともかくとしても、彼には前科があります。
そんな人物を知事に選んだ宮崎県民と、その知事を持ち上げ続けたマスコミは、
共に間違っていたとも言えます。
知事としての彼を批判していた人なら、今回の東氏の行動を批判しても
理に適っていると思います。

私自身も彼の経歴については疑いの目を持っていますが、
現在の彼の歴史面での主張は共感できる面もあり、そういう面では支持しています。
(従軍慰安婦問題についてその存在の一部を疑問視する発言など)
ですから、経歴に目をつむるならば、総理総裁としても認めるべきで、
それを認めないならそもそも県知事としても認めるべきではない、ということです。
しかし知事としての彼を絶賛していた人が、
自民党総裁候補に名乗りを挙げた行為を一方的に叩くのは
おかしいと言っているのです(つまりマスコミの態度)。


そう言えば橋下大阪府知事との比較報道も、いつもと逆の論調でしたね。
いつもは、「橋下知事より東国原知事の方が上手(うわて)」
という論調だったのが、東知事が自民党支持を明確にし、
橋下知事が支持政党を明確にしなくなった途端、
「橋下知事の方が上手」という論調に手のひらを返したように変わりました。

知事としてはあれだけ持ち上げていたのに、
自民党支持を鮮明にした途端、急にバッシングをはじめる。
これは民主党政権実現を先頭に立って推進し、邪魔するものは
たとえ今まで持ち上げていたものでも叩くという、
あからさまな態度が見て取れます。

「椿事件」の頃と何ら変わっていない。
むしろさらに悪質化していると思います。


余談ですが、東国原知事のかつての師匠である北野武。
東が最初に総裁を要求した時は何の忠告もなしに、
「それじゃ俺を幹事長にしてくれるかな?」などと言っていたのが、
マスコミのバッシングははじまった途端、「忠告」などとメディアに書かれるような発言。

もちろん、かつての弟子である東がこれ以上叩かれるのを見たくない、
という感情もあったと思いますが、それにしても、自分の意見ではなく、
単にメディアの風の流れに従っているだけの政治的発言。
「忠告」と言えるような代物ではありません。
こんなヘタレがよく「巨匠」などと名乗れるものだな、と思います。

東を可愛そうと思うならば、東を慰留するだけでなく、
東を批判するマスコミを皮肉り、せめてもの援護射撃をするべきです。例えば、
「今まであれだけ持ち上げといて、自民支持を打ち出した途端あんなに叩くなんて、
日本のマスコミって本当にろくでもねーっつーの」
くらいなら言えると思います。
巨匠などという名声を得ながら、マスコミを敵に回すのがそんなに怖いのか。

あるいは、弟子の東が知事からさらに上を狙おうとしている現状に、
追い抜かれたような微妙な感情もあるかも知れません。
(東が知事になった際、複雑なコメントをしていたことがある)

どちらにしても、小さい人間であることに変わりはありません。
かつて一番好きで敬意を払っていた芸能人だけに、
彼のヘタレ具合には失望感が非常に大きいですね。

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
相反する想い… (かず)
2009-08-01 03:46:10
>知事を国政へのステップとしか考えていないとか言わず、マスコミは「見事な改革者」だと評価していただろう、と予想します。

確かに知事が国政へのステップの様になっているのは否定し難いですが、太一さんが言われる様に、もし東国原氏が民主党から国政に進出し様としていたとしたら、マスコミは今回の様なバッシングを行ったのだろうか?という疑問は多いに残ります。

>芸人風情が総理総裁の器ではない
>特に知事としての彼をも否定するのであれば、その意見には整合性があります。

各党が票欲しさに目玉としてタレント候補を擁立する風潮(本人が党からの誘い関係なく、自分が望む党から出馬するのは別ですが…)や、有名人だからとの理由で投票する風潮は如何なものかと思いますが、芸人が政治家になってはいけない、立候補してはいけないという風潮もどうなのでしょう。
その人の出自が何であろうと(但し、カルト的宗教の信奉者、反日的な思想の持ち主は除く)、遊びや私利私欲の為にではなく、政治に真摯に向かい合う姿勢、何かを成し遂げようとする情熱や志があるのなら、誰が立候補し様が関係ないと思います。
以上のことを述べておきながら、相反することを言いますが…、芸人が総理総裁になるなとは言わないものの、やはり芸能界出身者が総理大臣になるというのは、心の何処かで抵抗があります。
芸能界出身者=政治の手腕がないという訳ではないのですがね…

>芸人出身であることはともかくとしても、彼には前科があります。

事件関係のことについて、イチイチ書くまでもないと思いますが、一応書いておきます…。
1986年、師匠であるビートたけし氏の交際相手である女性に「フライデー」の記者が余りに執拗な取材を行ったとして、たけし氏を筆頭に、当時は、そのまんま東の芸名で活躍していた東国原氏ら「たけし軍団」が、フライデーの出版元である講談社に殴り込みを行った、所謂「フライデー襲撃事件」。この事件で東国原氏は暴行容疑で現行犯逮捕されました。
1997年には、所属事務所の新年会で後輩タレントの後頭部を蹴り、怪我を負わせたとして、傷害容疑で書類送検。
1998年には、児童福祉法違反等で摘発された風俗店で働いていた16歳の女児が、サービスを行った客の1人として東国原氏の名を挙げ、警察から事情聴取を受け、「18歳未満とは知らなかった」と供述。マスコミや世間からは淫行事件だとしてバッシングを受けました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%BE%E6%9D%B1#.E4.B8.8D.E7.A5.A5.E4.BA.8B
確かに複数回に亘って法に触れる行為を行っていますが、だからと言って、総理大臣云々はさて置き、政治家になってはいけないということはないと思います。
但し、殺人や、強盗、強姦、放火等の重犯罪は別ですが。
もし、前科者に政治家になってほしくないのなら当選させなければいいし、前科者が選挙に立候補するのも嫌だというなら、前科者が立候補出来ない様に、法律を変える運動を起こすべきだと思います。(憲法をも変えなければならないかも知れませんが…)
そもそも、前科者であろうが何であろうが、上述したとおり、政治に真摯に向かい合い、何かを成し遂げようとする志があるのなら、誰が立候補し様が構わないのではないでしょうか。

>東国原知事のかつての師匠である北野武。
>マスコミのバッシングははじまった途端、「忠告」などとメディアに書かれるような発言。

その発言自体知らないので何とも言えませんが…、以前、ブログのコメント欄か、2chで「TVタックルのたけしは、まるで置物みたいに何も喋らない」「たけしは客寄せパンダの様なもの」等と評されていました。
(最近は見ていませんが…)TVタックルの場合、たけし氏はあくまで中立的な?司会である為、論客たちが行う討論を優先せざるを得なかったり、たけし氏が何か発言をしたとしても編集でカットされていることも往々にして考えられますが、マスコミでの言動を見る限り、たけし氏は積極的に論争に関わっていこうとするタイプではなく、どこか物事を客観的に?引いて見ていて、情勢が悪くなれば、不本意ながらも周りに合わせてしまっているんじゃないかなぁと思います。
たけし氏を見ていると、巨匠、芸能界の重鎮、大御所と言えども、微妙な立場に置かれているということが何となく伝わってくるので、気の毒だなぁと思います…。

中途半端な感じですが、今日のコメントはここまでで…。
>かずさん (太一)
2009-08-03 20:59:03
今回私が言いたかったことは、東国原氏自身のこと以上に「麻生いじめの酷さ」です。
その酷さを示すための手段として、今まであれだけ絶賛を受けていた東国原氏までもが、
麻生氏に近づいた途端にバッシングされた、という事実を示したということです。

>芸能界出身者が総理大臣になるというのは、心の何処かで抵抗があります

アメリカでも元俳優のレーガン氏が大統領になりましたが、
確かに芸能人が首脳になる国は少し軽薄な印象を与えますよね。
芸能人は別の面で一度有名になっているので、それが当選の理由になっている
可能性もあり、そこを差し引かなければならないと思います。

もっとも日本の総理大臣にふさわしいかどうか、という議論につきましては、私は前に
「こんなに誰が総理になっても足を引っ張るなら、日本に総理は要らない」
とまで言っていますので、誰がなってもいいということになります。
日本の場合、赤ん坊が総理でもいいのではないでしょうか(笑)。

>たけし氏を見ていると、巨匠、芸能界の重鎮、大御所と言えども、微妙な立場に置かれているということが何となく伝わってくる

「微妙な立場」としてまず2つほど理由が考えられます。

1.日本の芸能人全体が、政治的主張をしない方がいいことになっている。
2.いまだにテレビでお金を稼がなければならない。

欧米では芸能人も政治的主張を求められますが、
日本の芸能人は言わない方が無難ということになっています。

ただこれだけですと、太田光や大竹まことのような、
たけしより格下の芸人が強く主張していることが説明できません。

この原因は、太田や大竹の主張がマスコミ受けのいいものだから主張できるが、
たけしの主張はそうではない(割と右寄りです)からでしょう。

2については、大金持ちのたけしにはその必要はないように見えますが、
巨匠と言われながらも彼の映画は興行成績が悪いので、
以外と貯金がなく(映画はお金がかかる)、
今になってもテレビにちまちま出なければならない、というものもあり得ます。

ただ、マスコミ界の中で「たけし批判はタブー」という
たけしにとって現在恵まれた状況下にあり、
また「世界の巨匠」という肩書きを持っている以上、
「いくらなんでも、もう少し主張できるはずだ」
というのが、ずっと彼を応援してきたことのある私の意見です。

批判ばかりされる総理大臣より100万倍は恵まれた状況にあるのに、
こんなに主張ができないのは情けないという気持ちは変わりませんね。
やっぱりおかしなテレビ業界 (かず)
2009-08-04 03:23:01
>日本の芸能人全体が、政治的主張をしない方がいいことになっている。
>この原因は、太田や大竹の主張がマスコミ受けのいいものだから主張できるが、
たけしの主張はそうではない(割と右寄りです)からでしょう。

僕も以前からそのことに気づいていました。
視聴者や、スポンサー、広告代理店、宗教団体、その他圧力団体から抗議が来るのを恐れているのでしょう。(それに、芸能人には創価学会を始め、宗教団体の信者が多いですし…)
タレントが所属する事務所も、その辺りを非常に気遣っていると思います。
もし、タレントが政治的主張をしたとしても、だいたい左翼的か、個人主義的か、政治の本質から掛け離れた批判ばかり。
例えば、今田耕司氏が麻生首相を馬鹿にした様な発言(「麻生さんには漢字のことをとやかく言われたくない」「昨日喋り過ぎて、麻生さんみたいな声になってます。聞き取り辛くてすみません」)をしたり、強ち外れてはいないとは思いますが…、政界を学校のクラスに例えて「自民党はクラスのボスだとしたら、反対に共産党がイジメを受けている人」と、深夜番組で自民党批判を展開したり…。
ただ、自民党を選んできたのは他ならぬ選挙民であり、共産党の場合、全体主義的な共産主義のイメージを抱いたり、党の実態がよく分からない等の理由で、選挙民の支持を得られなかったと思うので、この例えは納得出来ない点が多いです。
他にも、裁判の傍聴が大好きな千原ジュニア氏が、裁判員制度について「何でそんなこと国から押し付けられらなあかんねん。事件と全く関係のない人間が裁判に関わる意味がわからん」等と批判したり、投資家でもある俳優の細川茂樹氏は、政治とは無関係のバラエティ番組で「あの小泉さんも自民党の古い体質を壊せなかった」と暗に現在の麻生自民党を批判。細川氏の場合、番組で共演した地方議会の議員と語り合う等、結構政治に関心がある様で、「女性や子供に優しい政治を行うべき」という理念を持っているようです。(男女共同参画云々についても賛成?)ただ、保守思想の持ち主ではない様ですが…。
若干話は逸れますが…、ある番組では、くりぃむしちゅーの有田氏が、相方の上田氏が若手だった頃の話を持ち出し、「上田が上京してきた妹を国会議事堂の前に連れて行って、国会議事堂を指差し『ここが日本を悪くしている場所だ』と妹に言った」と発言していました。これも強ち外れてはいないと思いますが…、しかし、自分たちが好まない政策を行う政治家を選んだのは、他ならぬ日本国民なのですがね…。

僕が知る限り、芸能界に所属する人の中で麻生首相を擁護しているのは、俳優の津川雅彦氏だけ。
津川氏は俳優である為、そんなにバラエティ番組に出演されませんし、出演されたとしても、番組内容と政治は無関係ですから、政治的発言も出来ない。しようとしたとしても、事前にスタッフから「政治的な発言を控えてください」と注意されたり、政治的発言をしたとしても、カットされるか、津川氏の「特異な」見解として放送されるかの何れかだと思います。
そもそも津川氏が出演するドラマは、政界の悪い面を描いたり、暗に自民党批判を行うものが多いですが…。

また話は逸れますが…、マスコミはよく、首相の靖国参拝は政教分離違反なのではないかと報道します(僕は問題ないと思うのですが…)。だとしたら、宗教団体である創価学会が母体の公明党や、宗教団体である幸福の科学が母体の幸福実現党についてこそ、「これは政教分離違反ではないのか?」と、盛んに報道すべきではないでしょうか。
靖国参拝云々を1とするなら、公明党や幸福実現党の件は100倍報じなければ、どう考えてもおかしい。
(最近は殆ど見ていませんが…)政治討論番組も、このことについて殆ど触れようとしません。
テレ朝の「ビートたけしのTVタックル」、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」は公明党と政教分離について取り上げたことがあります。多分、(サヨクのプロパガンダ番組と言っても過言ではない…)「朝まで生テレビ!」でも取り上げたことがあるでしょう。他の討論番組は分かりません。政治的発言が大好きな、爆笑問題の太田光氏が「首相」を務める(首相を馬鹿にしているのか?)、「太田光の私が総理大臣になったら」では多分取り上げられたことがないでしょうね。創価学会に所属する芸能人が多く出演していますし、放送時間はゴールデンタイムですし…。
(因みに、上記の「TVタックル」と「そこまで言って委員会」は世の中の主流とされる主張のアンチテーゼを示してくれるまだマシな討論番組だと思います。「そこまで言って委員会」は保守系とされる論客が多く出演している為、保守系討論番組だとされていますが、「そこまで言って委員会」は、各政策について是是非非の討論ならばまだ良いのですが、過去、アメリカナイズの小泉礼賛、安倍叩き、現在は民主党マンセー、麻生首相を叩く論調が多いので、アンチテーゼを示すレベルの討論番組だと思っています)
自殺の方法については詳しく報道して、新たな自殺者を生むくせに、こういった宗教絡みのこととなると途端に「自主規制」する。詳しく報道するところを間違えていませんか?「自主規制」という言葉を盾にして、自らの仕事を放棄していませんか?
というか、必死で日本を悪くしようとしている様にしか見えません…。

自主規制と言えば、こんなニュースも…。
テレ朝とTBS、討論番組でフリップ自粛
「テレビ朝日とTBSが、討論形式の番組に出演する政治家に、フリップ(説明用の図表などを示したボード)の持ち込みを自粛するよう求めたことが30日、分かった。「データが一方的」などの批判があり、「公正を期すため」としている。テレビ朝日は衆院選投票日の8月30日までの間、すべての報道番組で、TBSは一部の番組でそれぞれ自粛を求めている。テレビ朝日が19日に放映した「サンデープロジェクト」で細田博之自民党幹事長がフリップを使いながら、民主党が目玉政策に掲げる子ども手当について批判。その後、フリップに事実誤認があったとして、民主党の平野博文役員室長が細田氏に抗議した。同局は「選挙期間中、公平公正を期すための判断だ。以前から社内で議論しており、抗議とは関係ない」と説明する。(後略)」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20090730-524921.html
うーん…。僕が思うに侃侃諤諤の議論をさせ合えばいいと思うんですけどね…。
間違っている点があるならその場で指摘すれば良いし、別に後から抗議しても構わないと思います。
(そもそも、間違っている点をその場で指摘出来ない様な奴を、討論に出すなと…)
テレビ局も普段、あれだけ麻生バッシング、民主マンセーやってるくせに、こういうときは変な自主規制をする。
公平公正を期するというなら、政治の面だけでなく、歴史分野(特に大東亜戦争)に関するドキュメンタリーやドラマについても、両論併記をする等、公平公正を期してほしいです。
ホント、過去に椿事件や、TBSビデオ事件、麻原サブリミナル事件等々を起こした放送局が、「公平公正」とは笑わせてくれます。

話があっちこっちに飛びましたが、今日はこんなところです…(筑紫哲也風)
>かずさん (太一)
2009-08-06 21:14:09
>「自民党はクラスのボスだとしたら、反対に共産党がイジメを受けている人」

あんなに叩かれてばかりのクラスのボスなんていませんよ(笑)。
「マスコミがクラスのボスだとしたら、反対に総理大臣がイジメを受けている人」が正解ですね。

>千原ジュニア氏が、裁判員制度について「何でそんなこと国から押し付けられらなあかんねん。事件と全く関係のない人間が裁判に関わる意味がわからん」

マスコミで言われているまんまの発言ですね。
多分彼の師匠格の松本人志ならもうちょっとひねった言い方をするのでは?

今田も千原もマスコミ的に無難な発言ばかりで、見所がないようですね。

>芸能界に所属する人の中で麻生首相を擁護しているのは、俳優の津川雅彦氏だけ

私が北野武に期待するのは、津川氏のような勇気ある発言ですね。

>靖国参拝云々を1とするなら、公明党や幸福実現党の件は100倍報じなければ、どう考えてもおかしい

そう思います。

また靖国参拝が政教分離違反だというのは、
左翼団体が小泉に訴訟を提起するための無理矢理のこじつけだと思いますよ。

>過去に椿事件や、TBSビデオ事件、麻原サブリミナル事件等々を起こした放送局が、「公平公正」とは笑わせてくれます

本当ですよね。
泥棒が偉そうに道徳を説教しているかのような恥かしさです。
経済と、陰謀論 (かず)
2009-08-11 02:14:22
毎度お馴染みの、エントリーと無関係な書き込みです…。(関係のない書き込みばかりで、飽き飽きされているかも知れませんが…)

まずは経済?について。
不況の煽りや、スーパーマーケット・大型ショッピングセンターの出現、そして高速道路網、幹線道路の発達により都市部へ人口が流出した影響を受けてか、シャッター通り商店街が全国各地に出来ていますが、これを全て政治や大型店舗の責任にする風潮に疑問を持っています。
確かに、道路網の発達により東京一極集中を初め、都市部に人口が集中し、地方の過疎化が進み、産業が衰退したり、購買力が低下する等の悪循環に見舞われているのは事実です。
しかし、商店街に店を構える人達は、この状況を打破し様と努力をしたのでしょうか?
「客が来ない」と嘆いているばかりで、商店主達が協力し合い、人々から注目を集め、客を集めることが出来ると思われるイベントを考えて実行に移す等、自分達で知恵を出し合い、行動を起こすことを忌避してきたのではないでしょうか。
因みに集客に成功した商店街の例として、全国の商店街が一番活気づいていた昭和30年代をイメージした街並みが特徴である、大分県豊後高田市にある商店街や、定期的にほぼ全店舗で目玉となる100円均一コーナーを設置することにより、近隣の町だけでなく遠方からの集客に成功した、山形県新庄市にある商店街があります。

続いて陰謀論について。
テレビ東京の制作で、系列局や一部の独立UHF局で放送されている、「やりすぎコージー」というバラエティ番組で、様々な芸人が、自分が知っている都市伝説について語る「芸人都市伝説」というコーナーがあるのですが、そのコーナーに芸人ではないのですが、爆笑問題が司会をしているTBS「サンデージャポン」にも度々出演していた、元・傭兵で、自称・危機管理コーディネーターのテレンス・リーという人物が出演し、アメリカに関する巨大な陰謀論について語っていました。
これは陰謀論を集めたサイトや、右派・左派問わず、反米・嫌米的なサイトで広く語られている話なのですが、テレンス・リー氏によると、アメリカは(身近な物だと電子レンジに用いられている)マイクロ波を使って、狙った場所で地震を起こすことが出来る地震発生装置を保有しているんだとか。丁度、この装置が開発されたのは、冷戦真只中だった頃で、ソ連とアメリカはこの装置を使用しない様、密かに約束を交わしており、ソ連が崩壊して以後は、この装置に関してアメリカの独壇場になっており、反米的な態度をとる国には、容赦なくこの装置を使用し、地震を起こさせるのだそうです。具体例では、2004年末に発生したスマトラ島沖地震で、この地震が発生する一ヶ月前には、各米軍基地にこの装置を使用することが伝えられていたそうです。
また、アメリカはこの原理を応用して、人の思考を読み取る?ことも行っているのだとか。(この話は創価学会陰謀論にも出てきますが…)
思い切って、この陰謀論に中共を当てはめて考えてみますが…、ソ連が崩壊して以後、アメリカの脅威を感じた中共政府は、直ぐに社会主義市場経済路線を採り、更にアメリカと仲良くなる為に、米中経済同盟を結ぼうとしたと言えなくもありません。(普通に考えれば、ソ連崩壊以前から計画されていたことかも知れませんが、崩壊したソ連の様になりたくないが為に、社会主義市場経済路線を採ったんでしょうけど)
しかし、だとしたらサブプラの信用不安に端を発した大不況に自らを追い込み、国自体を凋落に導く様なヘマをアメリカがするのでしょうか。(アメリカを操っているユダヤが充分儲け、これ以上を儲からないだろうと判断してアメリカを見限ったという推論も成立するかも知れませんが…)
僕が思うに、この様な陰謀論がテレビで取り上げられる様になったのは、株価大暴落が起きる前あたり、安倍政権・福田政権だった頃からなので、もしかすると、面白半分でアメリカ陰謀論を唱えたのではなく、アメリカ寄りだと周知されている自民党を密かに叩く目的、あるいは反中を初めとした反特定アジアの感情を消し去る為に、アメリカ陰謀論が取り上げられたのかも知れません。
実際、日テレの「世界まる見えテレビ特捜部」や、読売の「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられた、「911世界同時多発テロは実はアメリカの自作自演だ」という陰謀論を主張する論者達は、反自民主義者が非常に多いです。(同時多発テロがアメリカの自作自演だという主張は疑問符が付きますが、その同時多発テロをアメリカが利用し、「テロとの戦い」を名目に、アフガニスタンや、イラクで戦争を開始。それらの戦争によりアメリカの軍需産業が潤い、石油利権をも掴むことが出来たのは事実です)

そう言えば、「ビートたけしのTVタックル」の番外編で、未確認飛行物体や、未確認生物、超能力等を取り上げる「超常現象バトル」でも、ごく最近になって、「UFOやエイリアン、アポロは月面着陸していないという話は、実は世界覇権を目論むアメリカ政府が大衆の目を逸らす為に流布させているもので、エイリアンというのは地球外生命体ではなく、黄色人種(異国人)のことを指すものだ。実際、外国人登録証をエイリアンレジストレーションカードと言うじゃないか」という陰謀論を、超常現象肯定派が行うという珍事?もありました。(この主張は半分当たっている様に思えます)

普段、陰謀論を批判しているくせに、アメリカに関する陰謀論を肯定する様な記述をしましたが…、僕は、陰謀論の対象となるもの(アメリカ等)よりも、陰謀論を唱える人物にこそ、陰謀論を唱えなければならない?隠れた意図を持っているのだと思います。(アメリカも、超大国だというだけでなく、陰謀論を展開されても仕方がない程、おかしな動きをしていますが…)
陰謀論者はその陰謀論を唱えることにより、陰謀論の対象となるもの、あるいはそれに付随するものに僅かでもマイナスなイメージを与えることが出来れば良い。更に進めば、陰謀論を唱えることにより、社会不安を少しでも醸成することが出来れば万々歳という人も居るかも知れません。
情報の非対称戦と言えるかも?

こんな陰謀論評を書きましたが、僕は現代の科学では解明出来ないとされるオカルトや、民間伝承、謎の未解決事件の類が大好きという、矛盾した思考を持っています…。
>かずさん (太一)
2009-08-16 12:58:15
お返事が少し遅くなってしまいました。

>アメリカ寄りだと周知されている自民党を密かに叩く目的、あるいは反中を初めとした反特定アジアの感情を消し去る為に、アメリカ陰謀論が取り上げられたのかも知れません。

私が反米に徹しない理由も、そのような感覚を受けるから、という面があります。
特定アジアもアメリカも日本の敵であることにかわりはありませんが、
特定アジアとアメリカを同じ線上に捉える国民は少ないような気がします。
その理由は、マスコミが、かずさんが仰るような意図で報道しているからだと思います。
「アメリカかアジアか」という、奇妙な対立軸を演出し、
「アメリカを選ぶのは軍国主義者で、アジアを選ぶのは平和主義者」であるかのような、
意味不明な印象操作をしているように見えます。

>陰謀論

「陰謀説」「陰謀」の定義も人によって違うでしょうし、
単に自分の気に入らない主張を「陰謀論だ」と言いたがる人もいるので難しい問題ですが、
私の感覚としては、「911世界同時多発テロはアメリカの自作自演」はさすがに「陰謀論」だと感じます。
「テロを引き起こさせる程にイスラム世界を追い詰めた」「イラク戦争は自作自演」と言う程度なら分かりますが、
自分で自国民をあそこまで大量虐殺したという説は、さすがに行き過ぎだと思いますね。
社会不安を煽り、自壊に導こうとする奴ら (かず)
2009-08-16 20:54:23
>単に自分の気に入らない主張を「陰謀論だ」と言いたがる人もいる

全くその通りです。
多分、保守派の大東亜戦争肯定論や、アメリカが日本を戦争に追いこんだという主張も、現在の日本では「陰謀論」になるんでしょうね。
最近になって、フランクリン・ルーズベルト政権内に、多数のコミンテルンが居たことが、アメリカの公文書により明らかになっていますが(論文問題でお馴染みの田母神氏によると、実際にこの公文書が見つかったのは冷戦期だったそうで、アメリカ政府は国防の観点から公開を差し控えていた様ですが、1995年になり、この公文書の公開に踏み切ったそうです)、このコミンテルンの件でさえ、未だに陰謀論とされてしまうのでしょうね。
(実際、僕はその文書を目にしたことがないので、肯定も否定も出来ませんが…)
しかし、大東亜戦争肯定派(田母神氏含む)にも、明確な論拠や証拠を示さず、陰謀論を展開し様とする人が往々にして居ますが…。

僕が「陰謀論」に関して問題だと思う点は、明確な証拠があるにも関わらず、「自分の気に入らない主張を陰謀論だ」と主張したがる人や、陰謀論を唱えることにより、人々の不安を煽り、自分に有利な社会状況を作りだしたり、国自体を自壊に導こうとする連中が存在するという点です。(この主張さえも、陰謀論的ですが…)
そう言えば、故・筑紫哲也氏司会で、「911はアメリカの自作自演だ」というテーマを大々的に取り上げた番組に出演した、陰謀論嫌いである評論家の宮崎哲弥氏が、飛躍した911陰謀論に憤怒し、セットを壊したことがあったそうで…。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。