「田吾作さん、マユミ という木を知ってるかい?
いま、見ごろをむかえて見事だぜ。
写真に撮ってみないかい?」
と、シオバラさんから声をかけられました。
「うん、そういう木があると聞いたことはあるけど よく知らない」
好奇心だけで生きてるような 田吾作です。
さっそく カメラを担いで出かけました。
シオバラさんちまで 30キロ・・・・・45分かかります。
ありました ≪マユミ≫ 。
まだ葉があるので目立ちませんが、
これは紅い。
紅い 紅い 芯まで紅い
マユミは紅い 真っ赤っ赤
陽に照らされて 周りを紅く照らしてる
実が紅い
種まで紅い
共産党の旗じるしのようでした。