【週刊】キャリアコーチのブログ

プロアクティブに行動し、自律したキャリア設計をサポートするためのコーチ!

被災地を支援する - 内定取り消し者 -

2011年04月16日 | キャリア
福島原発の危険度が、これまでのレベル5からいきなりレベル7にまで格上げされた今週、一国民として、ただただ説明能力の無さに恥ずかしさやら腹立たしさやら、言いようも無い虚脱感を感じている。


話題は、震災で内定を取り消された学生を対象にした支援内容について。

厚生労働省と文部科学省が3月22日付けで、日本経団連など258の経済団体と大手企業に対して、被災した学生などの積極採用を要請していた。東武鉄道グループの採用担当者は「要請を受け、秋に実施予定の中途採用枠の一部を、内定を取り消された人向けに募集をすることにした」と話している。

募集対象は、全国の高校、専門学校、短大、大学を卒業して3年以内の人で、地震の影響で失業した人も含む。正社員を募るのは、駅での案内業務をする東武ステーションが最大50人、鉄道電気設備の保守点検をする東武エンジニアリングが最大10人、車両の検査修繕をする東武インターテックが最大5人。希望会社を明記し、履歴書を4月30日までに郵送する。勤務は東京都内のほか、埼玉、千葉、栃木、群馬の各県。問い合わせは、同グループ採用担当(03-3621-5122)


その他、仙台のアイリスオーヤマは高校卒業生を対象に30人、「スギ薬局」を展開するスギホールディングス(愛知県安城市)、亀田製菓(新潟市)、ネスレ日本(神戸)もそれぞれに積極採用という形で支援を発表をしている。


被災地を支援する - 子ども -

2011年04月10日 | 発見「いばらき!?」
震災後、若い人たちの力強い言葉に大人が力を貰っている。子供達こそが世界的にも未曾有の震災の復興の希望だと、本当に思う。

ただ、単に元に戻す事が復興ではなく、新しい21世紀、クリーンエネルギーの象徴になるような、「希望」のヴィジョンを説明能力のある人が国内外に示す事が必要だろう。党を超えて日本の未来、あるいは世界の未来を作り上げていく事が必要だろう。

下記は、つくば市のモーハウスの記事。
=============================================
 授乳服製造販売のモーハウス(つくば市山中、光畑由佳社長)は30日まで、東日本大震災の被災地での母乳育児を支援するため「チャリティー手ぬぐい」の積立金の枠を拡大して販売している。手ぬぐいは1枚1260円。通常、母乳育児の応援基金として積み立てている200円を、30日まで1000円に拡大。日本助産師会などを通し被災地へ授乳服などを送っている。同社は「被災地の母子の心のケアや感染症予防のため支援していきたい」としている。同社フリーダイヤル(0120)607760
=============================================================(茨城新聞より)

モーハウスは、23日に既に授乳服100人分を三陸方面へ送っている。別の新聞では

=============================================
 東日本大震災の被災地の厳しい条件の中で、お母さんたちに人目を気にせずに授乳をしてもらおうと、授乳服メーカーのモーハウス(つくば市、光畑由佳社長)が100人分の授乳服を第1便として三陸方面へ緊急輸送した。

 同社の授乳服は、全て授乳経験がある母親がデザインしたもので、布を前部分で二重にするなど工夫し、周りに人がいても胸を見せずに授乳が可能だという。提供する授乳服はアンサンブルタイプなど4種類で、インナーとアウターのセットで発送した。18日に土浦市内の倉庫で行われた箱詰め作業で、社員は、明るい色で厚手のものを選び組み合わせていた。

 今後も被災地へ発送を続けたいとしているが、輸送ルートが確立していない上に、確実な受取先も不明確な状況。そこで同社は「授乳に困っている人がいれば、医療関係者や避難所の人から連絡してもらいたい。受け渡しの手段を考えたい」としている。

 光畑社長は「赤ちゃんにとって母乳は栄養面や免疫面で重要。震災のストレスで母乳の出が悪くなることもある。少しでもリラックスして、母乳をあげてもらえれば」と語った
======================================================================

東京で仕事をしていた際、青山オーバルビルのクライアントさんを訪ねた時に、(青山学院の向かい、こどもの城やウィメンズプラザ、国連大学などが立ち並び、マーケティング的には最高の立地場所だと思う)、「モーハウス」というネーミングが気になり、飛び込みでお店に入った所、光畑社長がたまたまなのかいらっしゃって、お名刺の交換をした事を思い出す。多分、アンテナショップを出したばかりのころだったのでは。何とも、肩に気張った力の入っていないナチュラルな女性企業家の笑顔だった事を思い出す。何故か「応援しています!」と言ってご挨拶の締めくくりとした事を思い出す。

すもも よもぎ、みかん、それぞれ一色ずつを購入する。

被災地を支援する - 農畜産物 -

2011年04月09日 | 発見「いばらき!?」
本県畜産物の安全性をPRする為に、都内で10日にイベントが行われる。

==================================================
 福島第一原発の放射能漏れ事故による風評被害を食い止めようと、JAグループ茨城は10日、東京都目黒区の東急東横線中目黒駅近くの広場「合流点遊び場」で、本県産農畜産物の安全性をPRするイベントを開く。
 イベント名は「がんばろう!日本。がんばっぺ!茨城」県内の各JAに協力を呼びかけ、レタスやトマト、イチゴ、サツマイモ、米、牛肉、豚肉などを販売。売上金は全額を東日本大震災の義捐金に当てるという。
 イベントは午前10時~午後3時。JA全農いばらきでは、「風評被害で本県産野菜の値段は、まだ通常の価格帯に戻っていない。イベントを通じて安全性を消費者にPRしたい」と話している。
=============================================================(茨城新聞より)

また、オーガニック食材の宅配大手「大地を守る会」(会員約11万6千人)は「食べて復興支援プロジェクト」を実施。被災地産の牛肉などの購入を呼びかけ、「復興を応援したい」と注文が相次いでいる、との事。
4日からは福島県産などの野菜を詰め合わせた「福島と北関東の農家がんばろうセット」(上限1200円)を販売。出荷停止になっていない茨城県産の小松菜や、福島県産のニラなど4~5品を入れる。会員以外も購入できるウェブストア(http://www.daichi.or.jp/)での販売は14日午後1時半から始まるという。

また、産地直送の野菜や果物を販売する東京・有楽町の「交通会館マルシェ」では、1日から「買い控えを吹き飛ばせ!被災地の農家を応援しよう」キャンペーンを始めている。

大手スーパーのイトーヨーカ堂は6日から、「がんばろう東北!」と題して、生産者の応援セールを約40店舗で開く。青森県産のリンゴや岩手、福島、宮城各県さんの牛肉など、1店舗あたり約60品目をそろえる。

県産品を買って支援する方法もある。大阪・心斎橋にある青森、秋田、岩手3件のアンテナショップ「きた東北発見プラザ ジェンゴ」には、4月に入って岩手の南部煎餅など菓子が並び始めている。

茨城県は、イチゴの出荷のピーク、そしてこれからは日本一の生産量のメロンが出荷される。お米を作っても良いとのお墨付きが出たばかり。

魚介類に対してもこのような支援の方法が早くできるようになる事を祈っている。

アンプラグドな日常を送る - ヤシマ作戦 -

2011年04月02日 | 発見「いばらき!?」
「アンプラグド」とは電源を差し込んでいない楽器の事を言うようだ。

90年代の洋楽の世界では、それまで主流だったエレキギターを使わないアコースティックギターの音にこの言葉を使って、私もエリック・クラプトンの『アンプラグド』というCDを手に入れ、「ティアーズ・イン・ヘブン」に涙した。

未だになかなか直接的な支援が出来ていないもどかしさを抱えながら、ここでは節電のために非電化の日常を積極的に受け入れようという意味で使う。今後の日本の復興を考える時、これまでのライフスタイルを変える、今が潮目だろう。高度成長時代の恩恵を受けすぎた私たち世代は、若いジェネレーションからヤシマ作戦を実行しているという智恵を戴いている。

今更ながら、電気を必要以上に使用してきてしまった事を恥じ入っている。過剰だった事に気がつけば、意識をして減らしていく事に何の不便も感じなくなるのでは?スーパーの明かりが少し減ったからといって買い物は出来るし、街頭のうるさいだけの大型スクリーンも必要としていないでしょ?テレビこそ自主的に深夜番組を止めれば良い。電気代が減るのが当然なのに、必要性を生み出すという電力会社の戦略に乗せられずに、これからの長い復興の為の日々を思い原子力に頼った電気はいらないと言うメッセージを行動に移せば良い。

我が家で常にプラグを差し込んでいる状態にあるのは、冷蔵庫と冷凍庫だけか?
余震の震度も結構大きいので、レンジも高い位置にあったのをプラグを抜いて床においたまま。
テレビも今は見る時にしかプラグを入れていない。
トイレの便座は震災以来電気を入れるのをやめた。
もう少し陽が長くなったら、ランプの明かりで外ご飯にしようと思う。

電気とは話題が違うが、下記は3月25日付けの茨城新聞より転記。

「こころほぐすマッサージ」 水戸鍼灸整骨院 避難所回りボランティア

====================================================================
福島第一原発の放射能漏れで、福島県内から避難してきた住民約90人が水戸市全隈町の市少年自然の家で過ごしている。「ここが5箇所目」「とにかく怖くて着の身着のままで逃げてきた」「いつまで続くのか」。ようやくライフラインが整った施設での生活も、先の見えない不安に疲労の色は濃くなっている。
 「こんにちは」。23日午前9時40分過ぎ、施設に元気な声が聞こえてきた。声の主は水戸、ひたちなか両市内で鍼灸整骨院を営む「楽腰館」のメンバーたち。少しでも避難者の疲労を取ってあげようと、ボランティアでマッサージをするためにやって来た。
 楽腰館で働く多くは目が不自由な人たち。全盲の軍司有通さん(60)は、「私たちより困っている人たちがいる。普段お世話になっている恩返し」と話す。
 軍司さんたち自身も被害を受けた。働く場も自宅も。電気も、水も、ガスも通らない不自由さは、もちろん健常者を超える。
 大地震後、軍司さんの自宅は足の踏み場もない状況だった。3晩かけ手探りで割れた食器、倒れたテレビなどを片付けた。残った食器は5枚ほど。入浴までに10日もかかった。歩きなれた道はでこぼこで、今は外出を控えている。ガソリンを入れるために歩道に止めた車にぶつかり怒鳴られたこともあった。
 それでも軍司さんらは下を向かない。「地震後、患者さんらがおにぎりを差し入れてくれた。行政も気遣ってくれている。ようやく普段に戻りつつある。これからは支えられる立場から、支える番だ」 
 22日から避難所を回りだした。2日目に市少年自然の家を訪れた。4人のマッサージ師が「つらいところはありますか」と言葉を掛け、避難生活で凝った肩や腰、足をほぐしていった。中には車内で寝泊りして、疲れがピークを迎えている人もいた。
 「どちらからですか。つらいですね。当分の間は帰れないかもしれないけど、命がなければ立ち直れませんからね」。約15分間のマッサージ。避難者は体だけでなく、心もほぐれた。
 「ありがとうございました」。避難者は深く頭を下げながら、マッサージをしてくれた手に両手を添え、感謝を伝えた。
 楢葉町から家族5人で避難してきたという女性(25)は「水戸も福島同様、被害を受けているのに、本当にありがたい」と話した。広野町から避難してきた女性は(57)「私たちより不便を感じているはず。それなのにマッサージをしてもらった。一人じゃないということが分かった。復興したら恩返ししたい」と涙ぐんだ。
 午前中だけで27人がマッサージを受けた。メンバーらは淡々と布団を片付けながら、「『ありがとう』の言葉が何よりもうれしい。少しでも役に立つのなら、必要とされるまでやってあげたい」と口をそろえた。
=============================================================