お出かけ

昨日、ぽっかり時間が空いた午後に、ふと思い立って上賀茂神社に行ってみた。



別に何の季節でもないし・・
三室戸寺のアジサイはそろそろかしら、とか
泉涌寺の楊貴妃観音って実はちゃんと見たことないんと違うかしら？　とか
「今から行けるところ」って意外とたくさんあるなあと迷いながら・・

やっぱり最初に頭に浮かんだ上賀茂神社に行くことにした

もうすっかり夏が来たかと思っていたのに、出かけてみたら、意外と涼しくて、
暑すぎず、寒すぎず。京都のまちなかを通り抜けて、上賀茂辺りまで行ってしまうと、
同じまちとは思えない静けさとのどかさ。
自然も緑もきれいな空気もいっぱいで、実に癒された。







そうして、あー。もっとお出かけしなアカンのやったわ、と思った。

毎週毎週出掛けなアカン　と思うのもプレッシャーやけど
このところ、ヒマな割に引きこもりがちだったから、いろんなものが発散されずに
積もり積もっていったんだわ、きっとそうに違いない。

最近、ようやく（？）いろんな人にブチブチと怒りをぶちまけるようになってきた私は、
その勢いにまかせて、ちょっとカッコ悪いことになったりもしていた。
「あ～、いよいよ、化けの皮がはがれるわあ・・」と思い始めていたけれど、
そうやって、うまく行かないことや、不安が露見してしまったからこそ、
ちょっと気を遣ってもらったり、もしかして、手助けしてもらったり
できるんかなあと思ったりする

いつまでも、人に頼っていてはいけないのだけれど、
「できます！」って澄ましていたら、誰も助けてくれないようなので（笑）
「化けの皮が剥がれる」のはきっと必要なことだし、「良い」ことなのだろう。

と、そんな日常を、思い出したり、思い出さなかったりしながら、
ぼんやりと、河川敷を歩いてみたりする。

こうやって、人の気配を感じながら、でも、干渉されずに、
都会の匂いを感じる自然に身を浸すことは、好きだと思う。

ほんとうは、ほかにもっとやることがあるのだろうけれど、
時々はこうして、何の目的もなく、山や川や静けさの中を
延々と歩くことがわたしには必要みたいだ

大きな旅には出られなくても、時々はお出かけすることにしよう。
そうして、のんびり、歩くことにしよう。