日本に「一時」帰ってます。

2年間。長いようで短いニューヨーク赴任を終えて日本に「一時」帰って来た・・と思っている私の、まだまだ続く旅の顛末。

やまでら

2015-05-18 00:34:59 | まち歩き
5月も半分が過ぎましたねえ・・ 久々の更新

遊び過ぎ&その後、反動で忙しく・・五月病、ではないけれど、長く休んだ後はエンジンもかかるにかからず・・ 日曜日・深夜のこの時間は、なかなかにユウウツです・・

ちょっと旅のことでも思い出して、癒されよう。

ゴールデン・ウィークに訪れた、山形県の「山寺」


ふもとから1時間位で行けるんだけど、なかなかの絶景 ではないですか。中国の山水画のよう。


「仙台」ガイドブックでは、端っこの方にしか載ってなかったから、穴場かと思いきや、めっちゃ人が多くてびっくりした ま、行楽シーズンだしね。軽いハイキングにはちょうどいいけど。関東の人には「昔、修学旅行で行ったコース」って言われて、二度びっくり。そんなにメジャーな観光地だったとは 

でも、ほら。山頂(?)近くまで行くと、周囲の山並みがこんなに美しく映えておりますのよ。


そういえば、マチュピチュに行ったのも5月で、あそこも、緑の山々に囲まれた美しい場所だった、と思い出した。高度や、周囲を取り巻く「人」の雰囲気は、全然違うのだけど、「いいなあ」と思って、心が満たされるものには、共通点も多い。

あたくしは、どうやら、美しい自然を背景に(どちらかというと、「海より山」派)、人が生きて来た歴史を感じるところが好きらしい。「昔の人も、この景色を見ていたかも」と、目の前の景色と脳内イメージを重ねて遊ぶのが好き(デジャビュに似たクラっと感があって、面白いですよ)ほどほどに朽ち果ててるといいなあ。その、崩れているところが美しいって思うわ~。われながら、なんとも日本人的な感性です 歴史あるお寺でも、修復されて金ピカなところには、さほど有難味を感じない・・

ちなみに、このお寺、山門から1000段くらい石段を登っていきます。


ちゃんと上まで行ったから、今のワタクシは、煩悩が1000個くらい減ってるらしい。 

人間、健全な欲望は持ってた方が覇気があって良いんじゃないかと思うのだけど、欲望や意欲と、煩悩は違うのかしらん??

ともかく、清々しい空気を満喫したゴールデン・ウィークでした


普段、愚痴が多いから、たまには、こんな記事も載せておきます

弥生人より、縄文人。

2015-03-20 21:33:42 | まち歩き
すっかり間が空いてしまいました 

先月、仕事の「本番」が終わって、「東京オーディション」の山場を乗り切ったら、急にヒマになった気がして、「もう年度末やし、休めるだけ休んでしまえヒマやし」と思って予定をたくさん入れたら、そこまでヒマではなかったという。。お陰で、予定をこなすのに、ここしばらく忙しかったけど(自業自得)、やっと一段落しましたわ~

途中、ちょっとヒヤヒヤもしたけれど、終わってみると、いろいろ詰め込んでも楽しかったから、良いことにする

その、「いろいろ」の一つ。友人結婚式のついでに東京で1泊して、岡本太郎記念館に行って来た



外観は、こんなん。元々、岡本太郎が住んでいた家を記念館にしているもの。


「縄文人」縄文土器のイメージなんでしょうね。。


力づよく、カラフルで、プリミティブ。うん、なかなか、好きな感じです。

展示自体は、少ないので、あっと言う間に見終わったけど、帰りに「字は絵だろ」って帯に書かれた本を買ってしまった。漢字を元に「絵」というか、イラストというか、作品にしたもの。「字は絵だろ」っていうのは、本人の言葉なんだろう。必要なことはちゃんと伝わるんだけど、「いやいや、『字』は『字』でしょ、せんせー!」と突っ込みたくもなる。しかし、この思い切りの良さがよい。なるほど、「芸術は爆発だ」と言っただけのことはある。

そうそう、この人は、言葉も独特。上の本は、絵本のような薄さと軽さなのだけど、文字にまつわる、一言エッセイもついていて、面白い。例えば「赤」という字を、青と黒と赤で塗り分けて、「たとえば太陽だって、青くても黒くてもいい」という具合に。

岡本太郎さんの作品は、勢いが良過ぎて、意味が分からな過ぎて、なぜか、あははと笑いたくなる楽しさがあった。元気な人を見ていると、なぜか、こっちまで元気になるのと、同じかな。

私も、弥生人より、縄文人が好きかもな~、と変なところで共感した。コツコツと米を作って定住するより、獲物を追って、旅をしたいよ。あー、でも、獲物が取れへん時なんか、めっちゃ不機嫌になるんやろうなあ。。

こうやって、旅先では、美術館に行く私…(なぜ、地元では行かんのでしょう。。) 何度も書いているように、舞台や映画を見るのとは、また違った楽しみがあっていい。物語の世界にぐっと入って行くのも良いけれど、こうやって絵を眺めるのは、また違う感覚を使うようで、頭の中のいらんものが、すーっと消えてくれる気がする。

心の栄養補給、完了

行楽シーズン

2014-05-25 10:48:53 | まち歩き
ゴールデン・ウィークは終わったけれど、まだまだ行楽シーズンですね

寒くて暗い冬に、活動が止まって引きこもりになる反動か、こ~んなに気候が良くて、天候も良い週末だと、屋外に出掛けなきゃいけない気がしてくる。

最近、電車好きの孫を連れて、毎週のように遠出している両親を見ると、「ご苦労さんなこっちゃなー」と思うのだけれど、そういう私だって、天気の良い週末、外で過ごさないと、損をしている気がするのだから、人のことは笑えない。

昨日は、思い立って、京都の北西の方、鷹ヶ峰に行って来ました

紅葉の季節でも有名な、源光庵。四角い「迷いの窓」と丸い「悟りの窓」、伏見城から移築したという血天井が有名です。
Genkoan_01

Genkoan_02

市内中心部からいくらも離れていないのに、実に静かで、人も、まあまあ少なくて、とても心地よかった 緑もよく映えていたし、そこここに行けられた花や、手入れの行き届いた庭も押しつけがましくなく、堅苦し過ぎず、実にすがすがしかった きれいな空気を吸って、少し歩いて、庭園や景色を見てボンヤリして、ずいぶん癒されたわ~

前の職場では、時折人に紹介してたのに、実は行く機会がなかったので、「こういうところか」と確かめられたのも、嬉しかった。そんなこと、前からやっておけば良かったのに・・と自分でも思うのに、仕事で関わっている間は、なぜか、なかなか足が向かなかった。

それは、

たまたま、タイミングが合わなかっただけのことかも知れないし、

普段の仕事で疲れ過ぎて、週末出歩く元気がなかったからかも知れない。

けれども、やっぱりどこかで仕事を思い出すようなことを、避けたい気持ちが働いたのかも・・。

今の私は、ただ浮かれてるだけかも知れないけれど、仕事を離れて「一旅人」として訪れる京都の古刹は、思った以上に美しく、近場へのお出掛けは、思った以上に楽しかった

そうやって、訪れてみて、思った。おかしな言い方だけど、これは、なんだか負債を返すようだ、と。

私は、ずーーっと、この町のこと、あんまり知らんなーって思っていた。この町について、私は、あまり多くを知らない。そういう状態で、しかし、知った顔をしなアカンのが、ちょっとしんどいなー、って思ってた。ま、だったら、勉強しなさい、って話なんですが

そういう、あれもこれも知ってて当たり前、の状態から抜け出して、今や、それらを「知る」ことにあまり意味はなくなってからも、心のしこりはあったのだろう。こうやって、「知っておくべきだったこと」に手を伸ばしてみると、自分の中にわだかまった「出来ていなかったこと」や「心残り」が、溶解するような気がした。まるで、チャリン・チャリンとお金を積んで、心の借金を返しているようで、心が軽くなる。

その借金は、しかし、利息がつく訳でもなさそうだから、今となっては焦る必要もない。こうやって、少しずつ、楽しみながら、まち歩きをして、「心残り」を返していきたい。もちろん、自分でも楽しみながら。美しいものを探しながら。

ま、6月は、市街への「お出掛け」予定をいろいろ入れてしまったので、あんまり京都にいそうにありませんが。あじさいやバラ、蛍、などなど、この時期の風物詩にも、触れてみたいなあ。

毎日の生活にちょっと余裕があって、潤いがあって、好きなことも出来ている。こんな生活も、悪くはない。と、今日の私は思ったりする。

さて、来年の今頃、私は、どこで、どんな気持ちで、新緑を眺めているのか??


Deep Fried Butter

2014-05-25 10:05:56 | まち歩き
昨夜の「世界ふしぎ発見!」で紹介されてましたねえ。懐かしい・・

アメリカにわたって、割とすぐの頃、初出張で見掛けた時の、あの衝撃
http://newyorkstay.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/08/post_c5fb.html

・・しかし、この頃の記事からは、ちゃんと「人に事実(情報)を伝えよう」という意識を感じますね・・ ちょっとおカタイ感じもするけれど。

ちなみに、上の番組では、「太った人の写真を見ながら食べると食べ過ぎる」「肥満の友人がいると肥満になる確率が高まる」などなどの肥満情報が恐ろしかったです。。。 確かに、アメリカでおデブさんを身慣れると、「私なんか、スリムなもんだわっ」って錯覚したもんなー。

ディープ・フライド・バター。番組ではレポーターがかじったところから、溶けかけたバターの塊が出て来て、本当に気持ち悪くなりそうでした。あれがおいしい、って味覚にはなりたくない・・



カンヌの景色

2013-12-08 05:14:35 | まち歩き

久々の海外出張 周りに仕事をしてくれる人がたくさんいて、めっちゃ楽やったけど、めっちゃ疲れた 

やっぱり移動がしんどいなー・・ 行きのエール・フランス揺れ過ぎ 4列シートの真ん中席だったし。帰りは、早めにチェックインしたら隣全部空いてて、横になれた位やけど。

最近、友人には「年3,4回海外出張ある仕事がベスト」と言っていたけれど、海外「出張」が多いのは、体力的にしんどそうだ やっぱり、長期滞在がいいわあ・・

という訳で、行ってまいりましたおフランスの写真を、何枚かアップします。

カンヌの朝焼け。冬の朝に訪れると、「漁港」のイメージです。

Dscn1022

小高い丘の上の教会から。
Dscn1025

サーカス小屋みたいなのが建っているのが分かるでしょうか??

Dscn1027

素朴な街かどが魅力的ですよね。

Dscn1018

パリも行ったけど、あんまり写真撮っておりません・・。パリは、何度か行ったことあるけど、いつも滞在時間が短くて、ゆっくり観光出来たことがないんだなあ・・。一度、じっくり滞在して、美術館巡りでもしたいものだ。

南仏は、パリに比べるとずっと暖かく、人もゆったりしていて、保養地として好まれるのが分かる気がしました。フランスでも別荘地や、リタイヤした後に住む土地として憧れの土地らしい。「でも、私はやっぱりパリがいいけど」と言っていたパリ在住者が印象的。過去にも、これからも、世界的に都市化が進み、都市人口の割合は増えていくらしいけれど、人がどうして「都市」に惹きつけられるか、最近、少し分かる気がする。

非日常の環境の中で、いろいろ考えることもあったけれど、考える材料をもらえたり、現場で人と接したりするのは、楽しかった

あの詰まらない()オフィス・ワークに戻るのか・・と思うと、憂鬱でたまらないけれど、今回のエア・フラのシートのように()楽しいことの後には、しんどいことが待っているものなのでしょう。

とりあえず、週末ダラダラ過ごしてちっとも治っていない時差ボケに耐えながら、ちゃんと出勤するのが、明日からのミッション がんばろー・・