日本に「一時」帰ってます。

2年間。長いようで短いニューヨーク赴任を終えて日本に「一時」帰って来た・・と思っている私の、まだまだ続く旅の顛末。

歯医者

2010-06-09 23:10:35 | 健康・病気

赴任前から一番気になっていたのが医療の体制と医療費。特に歯医者については、「飛行機で帰って来て日本で治療した方が安い」と聞いていたので、治療中の歯は5月までに治し、紹介された病院に行けば自己負担の立て替えもしなくてよい赴任者保険(何やかんやオプションをつけているうちに年間20万円近くになった)にも入り、万全の体制で来たつもりだった。・・なのに

出国1週間前くらいに、治療していなかった歯の調子が悪くなり、歯ぐきが腫れてしまったので、「念のため」歯医者に行ったら、「昔、治療した歯が調子悪くなっているようだ」とのこと。出発前はバタバタしたから、疲れや緊張もあったんだろう。とりあえず、かぶせを外し、薬を入れて応急処置をしてもらった。型を作ったりする時間もないし、慌てて治療して、気圧が変わる飛行機で調子が悪くなってはいけない、ということで、「アメリカに行って落ち着いたら現地で受診してください」といわれて、治療半ばで渡米した。

今はすっかり落ち着いていて、痛みはないけれど、このまま放っておくと良くないということなので、「落ち着いた」今月初め頃から、歯医者を探し始めた。

改めて保険証書を読み返してみると・・小さく一覧表の中に「歯科診療は対象外」の文字が 気付かんかった~ どうやら、短期や「研究者保険」では対象になるようなので、そこの説明と勘違いしたらしい。保険も、ほとんどは「念のため」で、実際に使うのは歯医者くらいだろうと思っていたのに、その肝心の歯医者で使えないなんて。早速日本の担当者にも確認したけど、「オプションで歯科診療を付けることも出来ますが、赴任後はできません」との答え。ああ、残念過ぎる・・。しかも、しっかり読めば書いてあったことなんで、自分の間抜けさが悲しい

かといって治療をしない訳にも行かないし、すぐに帰国する予定もないので、最後の頼みの「日本の健康保険用の書類対応をします」という日系の歯医者に行ってみるか。併せて、こっちの民間保険を検討しよう。

しかし、「とりあえず」と思って電話した歯医者に聞いたら、大体初診料は100ドルから。レントゲンは、安いところで1枚48ドルと言われた。更に、アメリカでは保険会社の方針が徹底していて予防に力を入れているから、保険に入っていても、「予防」に当たるクリーニングや定期健診はほとんど自己負担がないけれど、「治療」になると、負担率が50%とかになって来て、1回の治療に何百ドル=何万円とかかるんだそうな。

まあああ、うんっと前向きに考えれば、そうやって、治療費を考えながら医者に行く人の気持ちがちょっとは分かったってことで・・。私は大病もしたことがないので、日本にいたら治療費の心配なんて、ほとんどしたことがない。これを機に、コストも考えて、予防に力を入れるように・・って、今からじゃ遅いんやけど・・