日本に「一時」帰ってます。

2年間。長いようで短いニューヨーク赴任を終えて日本に「一時」帰って来た・・と思っている私の、まだまだ続く旅の顛末。

あれも、これも、それも。

2017-02-02 00:11:59 | 日記
2月に入った。鬼は~外、福は~内!

お仕事本番が今月19日。

で、それまでにすべてのことが終わる気がしなかったけど、1月中旬から滞っていたことが少しずつ片付き、
今日は、このように終電や終電の1本前じゃない電車でおうちに帰れた
もちろん、おそろしいことに、これから持ち込まれることもたくさんあるのだろうけれど、
先月半ばの「トンネルを抜けない感じ」はなくなった来た・・気がする。

上司や部下に仕事を振りながらも、この時期、人前に出て、話をする機会が多い。
それらは、すべて私にとっては「パフォーマンス」やなあと思う。

普段、演劇に関わっているから、それらが簡単ということはなく、
自分のことも、他人のことも、あそこがマズかった、ここが気に入らんかった、と不満足なことが多い。

今日は、ケーブルテレビに出てみたけれど、チラッとみた放送での自分は、
思ったほど良くもなく、かといって穴に入りたいほど恥ずかしくもなく、まあ「大したことない」出来だった。

けれども、大枠決まっていてフリートークの中でのリハーサルと本番の微妙な違いとか、
その中で修正できたことと、緊張感が薄れてキレが悪くなってしまった部分とか、
ライブ感でMCさんと分け合えたことが2回目はやっぱりお見合い気味になってしまったこととか、
いろいろなことが実に新鮮ではあった。

そして、それは、芝居の稽古や本番で、あー、今回はこうやった、ああやったと、後から考えるのに、ちょっと似ていた。

ま、こういうことは、きっと得難い経験なので、できるだけ多くの人に経験してもらおうと、思ってはいるのだけれど、
たまには自分で矢面に立つのも貴重やなあ、って思う。

当ったり前なのだけれど、アナウンサーの横に立つと、やっぱり自分は間違いなく「素人」で、
なまじ、「上手にしゃべっていただいて」とリップサービスなんぞ言われると、
それは(当たり前のことながら)「一般人」レベルからすると、ということで、
ああやって、上手に場を回しながら、過不足なく情報を伝え、しかも、それをなんでもないことのようにこなして当たり前
の人たちとは、そもそも土台が違うと思われてるんだろうなー とつくづく感じた。

その「壁」や「階段」を昇って向こう側に行くには、なんと遠い道のりだろう。

ま、しかし、今のわたしは、それを一足飛びに越えたい訳ではなく、
こうやって、うまく行ってるんだか行ってないんだから分からんなあ・・とボヤキたくなりながらも、
自分の芸や「パフォーマンス」につながる・・かも知れない経験を、ありがたく享受しているところなのだ。

こうやって、何もかも詰まってきて、十分に準備もできないし、頭も回転だって鈍い時期に限って、
こんな機会がたくさん訪れるのが、なんとも辛いところだけれど、まあ、今日も良い経験ができたと思おう

あと3週間もすれば、すべてから解放される(はず)なのだし!