「デメニギス」
深海魚です。
存在自体は確認されていたそうですが、生きた姿が捉えられたのが始めてだそうで、公開されてSNS等で話題になっているようです。
記事(2021年12月14日 msnニュース)によると
『◆生きている姿は2004年に初確認
デメニギスは全長15センチほど。水深600〜800メートルの深海に生息するニギスの仲間だ。漢字では「出目似鱚」と書く。
ナショナル・ジオグラフィックによると1939年以降からデメニギスの存在は確認されていたが、海中から引き揚げられる途中で魚網に絡んで傷だらけになってしまうため正確な姿は不明だった。
しかし、アメリカのモントレー湾水族館研究所(MBARI)が2004年、生きた姿を捉えることに初成功。頭部を覆う半透明のドームの中に緑色の眼球がある特異な姿が明らかになった。
眼球は回転させることが可能。毎日新聞によると、餌のクラゲを真下から狙う際には上向きだが、食べる時は口元を見るため、双眼鏡のように前方に向きを変えられるという。
◆新しい映像に「息を呑むほど美しい!」と感嘆の声
12月10日にMBARIがYouTubeに投稿したデメニギスの映像は、約54秒。無人潜水艇が撮影したものだ。デメニギスは獲物を探しているのか、眼球を上向きにしてゆったりと泳いでいる。
これまでMBARIの無人潜水艇が5600回以上も潜水をしたが、この魚に遭遇したのは9回だけだという。
』