湘南ヘッドランドより ― 星景の三十四 ―

祓２日午後８時32分、出発！
２日午後９時21分、御殿峠を通過。
国道16号線から国道129号線へ・・・
２日午後11時８分、国道134号線へ・・・
ヘッドランドの上面が平らな石に自転車を置き、突端まで往く。
２日午後11時43分、撮影開始！(月明かりがあったればこそと)

南海上に姥島(烏帽子岩)が在る筈なんだけれども暗くて見えない。
地図と星座早見盤とを見比べて、今は蠍座の尾っぽの真下辺りだろうと推測する。

えぼし岩と呼ばれている岩礁だが、私には魔女の帽子を連想させる。
どうして魔女の帽子はあの容なのだろう？いつ誰が其の様に決めたのだろう？

天の川が淡くて白い一筋の光みたいに観得る。
まるで魔女の帽子から魔法が放たれているように想えた。



月が没する約１時間前、満月でないのは承知の上、月の道を撮ろうと・・・
(月の道は月が東から昇るときだけ其の様に呼称するのか？は不明)



再び魔女の帽子と星空を撮る。
時刻は午前１時頃・・・



何故か飛行機が引っ切り無しに飛んでくる。
先に飛んできたのをやり過ごそうとしていると次のが飛んでくる、といった具合。

北の空は明るい。自宅付近と変わらない明るさ。
其れでもヘッドランドのワンドを入れて撮ってみた。



薄明から暫くして撮影終了。
遅い夜食を摂ってから帰り支度。

３日午前３時22分、駅へ向かう。
３日午前３時43分、片瀬江ノ島駅へ到着。
自転車を輪行袋に入れて始発を待つ。

燕が電線に止まり囀っている。
駅舎の巣へ戻ったり出てきたりを繰り返す、を眺めて・・・

町田駅で下車して、あとは自走・・・
３日午前７時23分、帰宅。

 

焦点距離  17.0mm  ISO感度  3200
シャッター速度 15s 絞り数値  F2.8

焦点距離  17.0mm  ISO感度   800
シャッター速度  5s 絞り数値  F2.8

焦点距離  17.0mm  ISO感度  6400
シャッター速度 15s 絞り数値  F2.8

焦点距離  17.0mm  ISO感度   400
シャッター速度 25s 絞り数値  F2.8

ひとすじの
しろきひかりは
あまのがわ
まじょのまほうに
みせられて

ひとすじの
白き光は
天の川
魔女の魔法に
魅せられて

つきのみち
けがれはらいて
わたらんと
いにしえびとは
おもうたか

月の道
穢れ祓いて
渉らんと
古人は
思うたか

6/5 追記

訂正　× 払 → ○ 祓
追加　満月でないのは承知の上、

徹夜から帰って殆ど寝ないで、数時間のネット閲覧してから
現像やらで、ブログにアップしてから撮影データの書き忘れや
詠も考えていないことに気づき即興で詠ったからか、とんだケアレスミス!?