ぱんくず介護録

在宅介護事情。

年配のヘルパー その5.

2010-06-23 21:56:50 | じじの在宅介護
今日は朝晩とも年配のヘルパーさんだった。


カニを見たいと言っていたが
今日は霧が出て来て足元が濡れており、
珈琲店に行くのは中止したらしい。


年配のヘルパーによるノートの記載。


「洗剤とトイレットペーパーがなくなります。」


・・・・・・・( -"-)-3

父の日だった。

2010-06-22 21:47:51 | じじの在宅介護
そういえば一昨日の日曜日、父の日だった。


食材の買い出しの途中、目に入った。
どうって事無いタオルであるが
坂本竜馬語録みたいなのが入って愛嬌がある。
洗顔用とハンドタオルとスポーツタオルとを
簡単に箱詰めして貰って父の日ギフト仕様にした。


「何だタオルか」とか
「俺はこういう奴は好かん」とか、
多分あんまり喜ばんだろうと思ったが
予想外にじじは喜んだ。
坂本語録が気に入ったらしい。


こんまいことにこだわりよったらいかんぜよ


悔やむより次の策を練るのが俺だ


今日もまだ
ベッドの掛け物の上に広げてあんの。(笑)
しかしじじは「篤姫」以降、
今年も大河ドラマを見てない。
最近の大河ドラマは面白くないからと言っている。
高い受信料払ってんだから見ればいいのに。


ところで、
“まっこと・・・ぜよ。”の、“まっこと”は、
聖書の“アーメン”と同じじゃないかな。
違うかな。

カニの名前を考え中。

2010-06-22 21:34:49 | じじの在宅介護
今日も朝晩とも若いヘルパーさんだった。


じじはヘルパーさんと共に珈琲店に行った。
何やらカニを眺めながら話が盛り上がったらしい。


「珈琲店のカワガニ、
 明日また見に行かれる事を楽しみにしております。


夕方までに薬屋に発注したパンツ型紙おむつがまだ届かず、
若いヘルパーさんは気を揉んでいる。
配達に来てくれる日時を薬屋に電話で確認とってくれていた。
もし薬屋の配達が間に合わなければ、
何袋かを仕事の帰りに私が買って来る事にした。


「お父さんより、
 カニの名前はムサシかヤマトか~と。
 考えておりました。(笑…)」


名前って、戦艦かよ。w
それも、3匹のうち1匹は雌なんですけど。

年配のヘルパー その4.

2010-06-20 23:34:23 | じじの在宅介護
年配のヘルパーがノートにこう書いている。


「セーターは取り替えなくて良いとの事で、
 そのまま教会へ行っています。」


セーターと書いてあるが、
じじが寒がりなのでパジャマ用としてトレーナーシャツを用意した。
あくまで就寝時に着るものとして
日常ではちゃんと着るべき服を用意してあるので
必ず着替えをしてからデイケアや教会、珈琲店に行くように
本人にもヘルパーさん達にも伝えてある。


寝ていたままのパジャマやトレーナー姿のまま外出するうちに
高齢者は生活時間の感覚を失い、昼夜逆転していく。
身だしなみを整える事を諦め、自己評価も下がり、
抑鬱、引き籠りに陥り易くなる。


若いヘルパーさんやこれまでにじじ宅に来ていたヘルパー達は
皆、本人が億劫がっても着替えを勧め、着脱の介助をしてから
髭を剃らせてくれていた。


しかしこの年配のヘルパーだけはそれをしない。
ある時、じじが食べこぼしのしみのついたままのトレーナー姿で
髭も伸びたままになっているので指摘したら
年配のヘルパーはこう言った。


「ご本人がこのままでいいと仰るので意思を尊重しました。」


そういう正当化の仕方もある。
しかし私はじじがどうして
「このままでいい」と言ったか理解出来る。


この年配のヘルパーは、
基本的な介護技術を身に着けていない。
歩行介助や衣服の着脱というごく普通の生活援助を習得していない。
だから、じじが強いて着替えを手伝ってくれと言わなければ
ヘルパーはやらずに済ませたい。
やり方が気に食わないとか他のヘルパーよりもへたくそだとか
じじに文句を言われたり拒否されて、
嫌な思いをするのを避けようとしている。


そういう及び腰の人間に
何かをして貰いたいと思う年寄りがいるだろうか。


若い方のヘルパーが
プロ意識高く、独楽鼠のようによく動き、
じじによく配慮をしてくれ、
私以上に親身にじじを思いやってくれるので
余計に年配の方のが怠惰で手抜きをしているように
じじにも私にも見えるのかも知れない。


二人でシフトを組んでいるからだ。
元々は4、5人いたじじの担当ヘルパー達は
より待遇の良い事業所を見つけて転職し辞めて行った。
当初から残っているのは今の若いヘルパーだけだ。
事業所の責任者は何とか人員の補充は出来たが
まだ新人を研修させている段階で、来月あたりから新しいヘルパーを
じじ宅に行かせたいと言っている。
それまでは若いヘルパーとこの年配のヘルパーと二人だけ。
まずい事があっても二人っきりではダメ出しも出来ないだろう。


人手が足りない事の歪みがこんな形で現れている。


結局今日は、朝も夕方も年配のヘルパーだった。


「血圧を測ったらエラーになりました。
 帰り頃また測ります。」


と書き、
データは書かず口頭で留守電に入れてあった。

年配のヘルパー その3.

2010-06-19 23:15:22 | じじの在宅介護
今日は朝のデイケアへの送り出しは年配のヘルパー、
夕方来たのが若い方のヘルパーだった。


昨夜、
「洗いお願いします」とノートに書き洗濯物を残して帰った
年配のヘルパーは今朝自分が再びじじ宅に来た。
何故か洗濯機を回したとノートに書いている。


「洗濯機、かけてます。干し、お願いします。」


洗濯機を回しはしたが干しといてくれと。
じじがデイケアに出掛ける朝の時間の無い時に、
洗濯機を回して干す時間が無いのは無理ない。
ただ、気になる。


元々前の晩やり残した仕事を翌日の者に頼み、
翌日の者は結局自分だったので、手は一応着けたが中途半端だから
やっぱり後は若いヘルパーにやっといてくれと。


制限時間内に全部をやりこなせない事だってあるだろう。
その場合は次に来る人に申し送って依頼する、それは当然だ。
しかし気になるのは、
この年配のヘルパーばかりこういう記載をしている事だ。
同じ条件で同じ勤務時間で同じ仕事をしていながら
毎度毎度やり残しをやっといてくれという記載ばかり目に付く。
結局もう一人の若いヘルパーがフォローをしている。


どうも、引っ掛かる。
あの年配のヘルパーはこういう仕事の仕方をする人らしい。

年配のヘルパー その2.

2010-06-18 23:39:05 | じじの在宅介護
天気が良かったので、
じじは年配のヘルパーさんと一緒に珈琲店に行ったらしい。
さっきじじ宅に行った時、
カニと対面してどうだったかなど話題に出す余裕も無かった。
急遽朝飯の用意をしたりして。



今日のヘルパーの連絡ノートを読んで気になった。


「11:30~13:00
 ・・・・洗濯干し、たたみ、シャツの袖が穴が空いていたので
 青いハンガーにかけています。
 ・・・お茶、お湯、セットしています。
 体調変わりないです。
 珈琲店に行く前に(朝)気づいたのですが、
 コーヒーの粉がそろそろ無くなります。
 靴下一足汚れていたので取り替えています。
 洗濯していません。
 洗いお願いします。
 資源ゴミ、忘れてしまいました。
 次回出します。済みません。」


何だ?


いつも豆を買っている珈琲店にじじを連れて行く前に
珈琲豆の残り少ないのに気づきながら
買わずにただノートに書いただけ。
ちゃんと必要なものを補充するために
買い物用の財布と幾らかの現金と出納帳を用意し、
ヘルパーさん達と私とでこれまでちゃんと管理してきているのに。


穴の空いたシャツは、穴が空いていたからと
ただハンガーに吊るし、
汚れ物は洗濯機に入れるだけ入れて洗濯機は回さず
洗ってないとノートに書いただけ。


ゴミも出し忘れて、次回出すとノートに書いたが、
次回のゴミ回収の日に自分がシフトに入っているかどうかを
確認してノートに書いた訳ではない。
何故ならシフトを決めるヘルパー派遣の責任者は
現時点でまだシフトを決めていない。


物静かで温厚そうに見える年配のヘルパーであるが、
こういうつまみ食いみたいな中途半端な仕事をする人なのか?
もう一人のヘルパーに残りを全部やって貰うつもりなのか?
よくヘルパー同士で人間関係が破綻しないものだ。
同じ仕事の仕方を私のいる職場でしたら、
過去の職場でも今の職場でも厳しく追及されるし
同職者達の反感を買うのは免れない。


ヘルパー経験の長い年配者だから、
もう一人の若いヘルパーが気を使って
やり残しをフォローするのが当たり前になっているだろうか。


じじがこの年配のヘルパーを嫌う理由が少し分かってきた。

参ったわ。

2010-06-18 22:29:09 | じじの在宅介護
さっき、20:30頃じじ宅に
血圧のチェックと服薬介助のために行ったら、
夕方年配のヘルパーさんが調理して冷蔵庫にセットした明日の朝食が
お膳ごと食卓にあり、既に完食した後だった。
食器がカピカピに乾いて食べ残しの汁がこびり付いていた。


退屈になって、
おやつ代わりに明日の朝食をつまみ食いし、
結局全部食ってしまったという事だ。


またかよ。(怒)


じじはばつ悪そうにそっぽを向いてテレビを見ていた。


急遽、非常食のレトルトお粥とお浸し、納豆、梅干で
朝食をセットし直した。
朝の薬までは飲んでいなかったので
時間の感覚が狂ったのではなく、
分かっていて食べたので、認知症の兆候とも思われない。

今日も珈琲店は行かず。

2010-06-16 22:18:11 | じじの在宅介護
予報は雨。


雨が止んでいても珈琲店の入り口の階段が滑る。
また、介護技術の点で年配のヘルパーさんは「自信が無い」と言う。
じじとの信頼関係もいまいちである。
歩行状態の怪しくなったじじには危険と判断し、
珈琲店行きは中止してと伝えた。


昼間、自室で珈琲を淹れて貰って昔の話をしていたと
ノートに書いてあった。


血圧は今の所問題なし。
降圧剤は就寝時の与薬で、このまま続ける。


年配のヘルパーさんから
洗濯物が乾かないと言われストーブを使うよう伝えた。

今日珈琲店に行かなかった。

2010-06-15 23:41:16 | じじの在宅介護
港町なので
夏場は生臭い海霧や塩分の強い霧雨の降る日が多い。
霧雨は傘が役に立たず、
全身がぐっしょりと生臭く濡れて物凄く不愉快だ。
今日も霧雨だった。


デイケアのない今日は、
運動不足解消のための日課として珈琲店まで行く筈だった。
特に、珈琲店の店主が飼い始めた沢蟹を見たくて仕方がないらしい。
しかし、霧雨で濡れるのは嫌だと中止して、
自室で珈琲を入れて貰って飲んだという。


今日入った若いヘルパーさんがノートに書いていた。


 「サワガニが見たかったようでしたので・・・
  …お父さんとテレビを見て、
  “明日の天気が雨みたいだかな~”と。
  サワガニ?カワガニ?見に行けるといいですネッ


    ※じじのヘルパーさん達は年配の人を除いて、
     皆じじを「お父さん」と呼んでいる。
     じじもまんざらではない様子。
     私は正直、助かっている。


明日もデイケアはないので、珈琲店には明日行って
沢蟹と対面の予定である。

上司からの助言

2010-06-15 00:37:25 | じじの在宅介護
先日、上司と話をした。
その時の上司の言葉が気にかかっている。


異動して来たばかりなのに
勤務を抜けて迷惑を掛けてばかりで申し訳ないと話し、
事情を説明した。


じじの血圧の変動、失禁がひどくなった事、
苛立ってヘルパーや私に暴言を吐き、八つ当たりする事、
理不尽な要求や我儘が際限なく進んでいる事について、
ヘルパー利用について、じじと一人のヘルパーとの間がうまく行かず
その度にじじの血圧が上がって呼び出されている事など、
詳しく事情を話した。


上司は言う。


「きっと、井上さんのお父さんは今、戦っているんだと思うよ。
 心身の衰えが進んだ自分自身の現実に直面して
 その現実を受け入れ切れなくて、傷ついていると思う。
 だから今は寛容に、受容的になってあげないとね。
 井上さんも大変だと思うけど、こんな時こそおおらかになってね。」

食材補充

2010-06-14 21:30:00 | じじの在宅介護
昨夜じじ宅の冷蔵庫を見たら
肉と野菜の冷凍が残り少なくなっていたので
日勤の帰りに食材の買い出しをした。


17:00の日勤帰りに買い出しして一度帰宅したら18:00過ぎていた。
食材を一度私の自宅に持ち帰り、自分の食事に15分、洗い物は後回し。
急いで食べ終える。


食後は18:30頃から魚の切り身を一切れずつラップし、
肉も小分けしてラップして冷凍用にひとまとめにする作業。
小分け、ラップ作業の最中に、ヘルパーさんから
紙オムツの在庫が底を突いたという連絡があったのをはたと思い出した。
中断して近所の薬屋に買いに行った。


よかった。
閉店に間に合った。
最近割と早めに店じまいするのが多い。
不景気だからな。


肉も魚も、冷凍庫に収納するだけになった。
しかし結構時間かかって、20時になってしまった。
急ぎ、じじ宅に行く。


じじは既に就寝していたが、今日は不機嫌ではない様子だった。
まず持参した肉と魚を冷凍庫に全部収納し、
それから血圧を測り、内服薬を飲ませた。


明日の午前中は若い方のヘルパーさんが来る。
久しぶりに珈琲店に行って珈琲飲んで来なよ。
カウンターに客が持って来た沢蟹がいるよ。
観賞用というかペットというか、店主夫妻が可愛がってる。

じじは今日も不機嫌

2010-06-13 23:30:00 | じじと教会
胃が痛くて
私は今日も教会に行かず、半日寝ていた。


礼拝の後、
教会仲間のイスラエル旅行のDVDを皆で見るというので
じじの昼食と夕食のおかずを作った。


おむすびと卵焼きと茹で野菜サラダ。


私の手は小さいので、おむすびは3個。
中身が梅で表面に胡麻塩まぶしたのと、
鮭ワカメ塩昆布の混ぜご飯のと、
刻み柴漬けとゆかりの混ぜご飯のと。
いずれも海苔を巻く。


卵焼きは二種類、だし巻きで。
玉葱と鰹節、万能葱と削り昆布の二種。


茹で野菜は、カリフラワー、ブロッコリー、人参を
さっと短時間、塩で湯掻いてマヨネーズをかけただけのもの。


夕食のおかずは、
茄子の紫蘇味噌炒め、豚肉と茸の卵とじ。
多分ヘルパーさんがこの他に
作り置きのほうれん草のお浸しを付けてくれたであろう。


20時過ぎに血圧の薬を飲ませに行ったら、
じじは教会が寒くて途中で帰って来たと不満気に言っている。
いや、今日は誰もが暑かったんじゃないの。
午前中は晴れて気温が上がって、昼過ぎから海から霧が立ち込めてきた。
湿度が上がってもわっと不快指数が上がって
寒いと思う人はあまりいなかったと思うけどね。
高齢者と一般成人との体感温度には差がある。
そんな事でむくれんじゃないよ子供じゃないんだから。


血圧は問題なし。
薬を飲ませて帰宅した。
じじは明日、デイケアに行く。