猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

北斎の時代に壱萬円札をばらまいたら?

2013年07月18日 | Weblog

葛飾北斎の冨嶽三十六景の中で、「駿州江尻」という絵がある。

これは風と人間の姿を描いているが、紙の代わりに壱萬円札を飛ばせてみた。

風を受けてお金が降ってきたら、どうなるのかな?

この時代の人々も、お金には目がないはずだ。

誰かは知らないが、お金を風に乗せて飛ばしている。

それを追いかけている人たち、風にわが身を守ろうとしている人達。

いろいろな生き方があるものだ?

拾った人は警察に届けたのだろうか?

今日のニュースで、高校球児が我が身の危険も顧みず殺人犯を捕まえた

という話を聞いて、世の中はお金では測れないことがあるものだと思った。