銚子の続き、もう少しお付き合いください(笑)
今回は小型カモメを紹介します。
銚子で見られる小型カモメは 「ユリカモメ」、「ミツユビカモメ」、「ズグロカモメ(希)」、「ボナパルトカモメ(稀)」などです。
小型カモメは2~3年で成鳥になります。
小型カモメの代表、そして銚子で皆さんが見たいカモメと言えば「ミツユビカモメ」です。
ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(成鳥)
大きさは40cm、ユリカモメと同等のサイズです。
■識別ポイント
足は「黒色」、嘴も「黄色で無斑」、眼の後ろにヘッドホンでもしているような黒班があります。
とても可愛い、人気のあるカモメです。
ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(成鳥)
飛翔時でも、尾羽が白く、ヘッドホンのような模様がよく目立ちます。
ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(第1回冬羽)
後頸(首の後)に黒斑、雨覆、風切羽、尾羽に黒斑がある。
ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(第1回冬羽)
飛翔時、黒い”M字”パターンが目立ちます。
もう1種、皆さんもお馴染みのユリカモメです。
ユリカモメ/Black-headed Gull(成鳥)
大きさは約40 cm。
■識別ポイント
足は「赤色」、嘴は「赤色で先端が黒い」、 冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴。
※夏羽は頭部が黒褐色になります。
ユリカモメ/Black-headed Gull(第1回冬羽)
足と嘴は橙色。嘴の先端が黒い。
ちなみにこちらが、ユリカモメの夏羽です。
頭が褐色味を帯びた黒色、足と嘴は冬より黒っぽくい。眼の上下に白い縁取りがある。
もう1種「ズグロカモメ」です。
※こちらは東京湾で撮影
ユリカモメと酷似していますが、
■識別ポイント
ズグロカモメの嘴は「黒色」でユリカモメより「ずっと短い」のが特徴です。
足の色も「茶色」に近い色等などの違いで識別できます。
【余談】
(名前の由来)
鴨に似て小さいので“鴨妻(カモメ)”、鴨に似て群れているので“鴨群(カモメ)”などの説があるそうです。
奈良時代からカモメ類を総じて「カマメ」「カモメ」、平安時代から「カモメ」の名で知られているそうです。
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