小鳥日和

シジュウカラF(F夫)の探鳥備忘録

3/25(土)千葉・銚子(その8)小型カモメ

2017-04-12 | 野鳥 千葉探鳥地

銚子の続き、もう少しお付き合いください(笑)

 

今回は小型カモメを紹介します。

銚子で見られる小型カモメは 「ユリカモメ」、「ミツユビカモメ」、「ズグロカモメ(希)」、「ボナパルトカモメ(稀)」などです。

小型カモメは2~3年で成鳥になります。

 

小型カモメの代表、そして銚子で皆さんが見たいカモメと言えば「ミツユビカモメ」です。

ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(成鳥)

大きさは40cm、ユリカモメと同等のサイズです。

■識別ポイント

足は「黒色」、嘴も「黄色で無斑」、眼の後ろにヘッドホンでもしているような黒班があります。

とても可愛い、人気のあるカモメです。

 

ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(成鳥)

飛翔時でも、尾羽が白く、ヘッドホンのような模様がよく目立ちます。

ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(第1回冬羽)

後頸(首の後)に黒斑、雨覆、風切羽、尾羽に黒斑がある。

ミツユビカモメ/Black-legged Kittiwake(第1回冬羽)

飛翔時、黒い”M字”パターンが目立ちます。

 

 

もう1種、皆さんもお馴染みのユリカモメです。

ユリカモメ/Black-headed Gull(成鳥)

大きさは約40 cm。

■識別ポイント

足は「赤色」、嘴は「赤色で先端が黒い」、 冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴。

※夏羽は頭部が黒褐色になります。

 

ユリカモメ/Black-headed Gull(第1回冬羽)

足と嘴は橙色。嘴の先端が黒い。

ちなみにこちらが、ユリカモメの夏羽です。

頭が褐色味を帯びた黒色、足と嘴は冬より黒っぽくい。眼の上下に白い縁取りがある。

 

もう1種「ズグロカモメ」です。 

※こちらは東京湾で撮影

ユリカモメと酷似していますが、

■識別ポイント

ズグロカモメの嘴は「黒色」でユリカモメより「ずっと短い」のが特徴です。

足の色も「茶色」に近い色等などの違いで識別できます。

 

【余談】

(名前の由来)

鴨に似て小さいので“鴨妻(カモメ)”、鴨に似て群れているので“鴨群(カモメ)”などの説があるそうです。

奈良時代からカモメ類を総じて「カマメ」「カモメ」、平安時代から「カモメ」の名で知られているそうです。

 



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