寺崎勉さんの事を知ったのは「新・野宿ライダー」
という本でだった。
本屋でたまたま手にとったのがきっかけだった。
内容は寺崎さんがオフロードバイクで林道を野宿
しながら旅をする様子を書いてあるのだが、その
野宿の仕方から旅で使う道具について微に入り細に
入り書いてある。
引き込まれ夢中で読んだ記憶がある。
ちょうど自分もその頃普通2輪免許を取ったばかりで
たまたま250のオフロードバイクに乗っていた。
「自分もこれをやるんだ!」と思った。
バイクは所持していたもののテントや寝袋などは
持っていなかったのでまずはそれらを用意した。
他にもカセットコンロやコッヘルなど一通り揃えるのに
数万円くらいかかったと思うが、必要なものが揃いこれで
自分もいよいよ野宿旅ができるようになった。
確か最初は伊豆の天城の山の中で野宿したと思う。
山の中で一人テントを張って一晩明かすのは予想外に怖く
全く眠れなかったのを今でも覚えている。
帰ってすぐ携帯ラジオの必要性を感じ購入した。
寺崎さんもラジオをもっていくと本に書いてあったっけ。
それから山梨県や三重県、長野県、新潟県などに行った。
その後自分はは大型2輪免許を取りオフロードではない大型
バイクに乗るなどして野宿旅はやめてしまった。
さらにその後バイクも全て手放してしまった。
しかし今もテントやコッヘルなど野宿の道具は残っている。