主に90年代にミドル級からライトヘビー級で活躍したボクサー。
ボディバランスがよくシャープなコンビネーションを打つ
サウスポーのボクサーファイタータイプだ。
1991年ジェームス・トニーのもつIBF王座に世界初挑戦をしたが
僅差の判定負けを喫する。
言わずと知れたトニーはボクシングの名手だが、この試合はジョンソンの
ほうが上手さが目立った。
2回に左ストレートでダウンを奪うもその後は消極的な試合運びでポイントを
挽回されてしまった。
翌年スティーブ・コリンズとWBA王座決定戦を行い判定勝ちし念願の
世界チャンピオンになる。
何回か防衛するものの曲者、ジョン・デビッド・ジャクソンに判定で敗れてしまう。
その後竹原慎二とも戦ったホルへ・カストロに2度判定で敗れている。
ジョンソンはカストロに負けるような選手ではないように思う。
ジェームス・トニーに挑戦するまでは、名チャンピオンになる雰囲気を持っていたと思う。
トニー戦で躓いてからこの選手は歯車が狂ったように思う。
期待はずれという意味では、同じミドル級でサウスポーのクインシー・テーラーを
思い出す。
期待はずれといってもどちらも世界チャンピオンになってはいるのだけれども。
なおライトヘビー級でも戦いロイ・ジョーンズなどとも対戦している。
ジョンソンは勝っても負けても判定が多かった。しかも僅差の。
トニーとの試合が一番いい試合をしたのではないかと思う。