クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

アベンシスの場合 その2

2017-03-09 15:43:08 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
今回のアベンシスの場合は純正サスペンションのちょっとした乗り心地の不満を解消したい、という要望をかなえることです。

例えばダンパーとスプリングをそっくり違うものにしてしまえば、乗り心地も走りも全体の雰囲気が変わってしまうので、
純正サスペンションで気になっていたところはひとまず解消するかもしれません。
しかし新たな乗り心地になっても今までとは違う不満が出てくる可能性があります。

サスペンションを根こそぎ変えたことのある人は何となく覚えがあるはずです。
いやいや 目的がそこじゃなかったので乗り心地は気にしなかった、と言われるかもしれませんが、
サーキットも走れて乗り心地もそこそこいいはずのサスペンションだったのに、
取り外す理由が見つかったらさっさと次のものに交換したりしませんでしたか?
⋯⋯スポーツキットと言っても乗り心地は気になるものです。

アベンシスのオーナー氏は高速道路を使って出かけるのが大好き。
その時の快適性を気にされているわけです。
試乗させてもらって、多分このことを言われているのだろうと思われる動きまでは分かったので、
次の行程は新たにダンパーを準備します。

デミオディーゼルに続いて、減衰仕様を仕込むワンオフダンパーで今回も対策します。

写真は純正ショックの測定データです。
圧側の線図が一本しかないのは、フロントもリヤも測定データが同じだから。
この線図と実車の走りの印象を結びつけていきます。

続く⋯⋯