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フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

フィンランドの音楽療法士

2006-05-20 19:44:20 | 音楽療法
フィンランドの音楽療法士 (フィンランド語で musiikkiterapia) レーア・アフヴォさん (Leea Ahvo)、フィンランド滞在中にセッションを見学させていただいた。




私はフィンランドに音楽留学中に音楽療法に出会った。日本ではまだ市民権を得ていない四半世紀前のこと。日本では精神科で取り入れていたが、他の分野では確立していなかった。たまたま音楽労働のかわりに住居と食事を提供してくれた高齢者施設で音楽を取り入れていたが、音楽に対する意識が「目からウロコ」の世界、それからすっかりはまっている。

レーアさんは音楽療法会社の社長、フィンランドの音楽療法士協会の推薦で見学させていただいたのがお付き合いのはじまり。現在は高齢者を対象としており、難聴者の研究、戦争と音楽の関わりなどさまざまなテーマで活躍している。市と共同プロジェクトで「アルツハイマー型認知症に対する音楽療法」の研究もしている。

障害児のPT(理学療法士)の仕事をしていたが、訓練に音楽を取り入れたら著しい成果があらわれたのでとMT(音楽療法士)の勉強をした人。もともと民俗音楽の歌手ですばらしいアルト、吸い込まれるような魅力の持ち主である。フィンランドではスキルアップの機会に恵まれているので、やりたいことが十分に勉強ができたそうである。 うらやましい~




この日の2か所め、ヘルシンキ市内の女性高齢者施設でのセッション。 <6月初めのフィンランドが一番美しい季節> をテーマにフィンランド民謡で構成、認知症グループは子どもの頃からなじんだ歌で1時間を過ごした。


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