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CLT構造模型 伝統構法を応用したバス停

2015-12-03 20:03:01 | 越後杉CLT
伝統的な木組み+新しい技術であるCLTを組み合わせたバス停の提案をしました。


CLT等普及協議会にバス停建設の依頼があり、それを皮切りにCLTの構造を徐々に検討して行こうというプロジェクトです。

CLTの設計基準は、まだ実験段階で来年中に国交省が告示で発表するとのこと・・まだ現状ではスカイツリーと同様の高度な構造計算を用いなければ確認申請も通りません。
従来の木造軸組みにCLTを組み込んだ構造で何とか対応できないかと模索したのが今回のモデルです。



正面図


側面図


イメージ図


立面図を元にイメージ図を描いてみたのですが、どうも構造のイメージが掴みずらい・・という事で1/20模型を作製してみました。



フレームを組み立てた状態
ここにCLTパネルをはめ込んで行きます


CLTパネルを壁に組み込んだ状態
基礎を作ります



正面より・・


斜めより・・イメージ図に近いアングルです


裏側から・・




残念ながら、実際のバス停は他社のデザインに決まりましたが、「木軸+CLT」のアイディアは採用された様です。まだCLTの設計基準の法整備が整っていない状態ですが、現行の構造を応用して、可能な限りCLTを使っていきたいところです。

この模型、構造が一般の住宅に応用されていくのでしょう。
フルパネルCLTになると中高層建築物に使われていきます。


CLTバス停設計へ・・


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CLTを体験してきました

CLTパネル


   株式会社 藤川建設は・・・

  長岡市で注文住宅を手掛けています

  越後杉で家づくりをしています。







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