
関東大震災以前は、スジカイの概念が無く、ほとんどが「通し貫」といわれる板を柱と柱の間に通して固定され、竹をワラ縄で編んだ格子状の「コマイ」を打ち付け、それに土を塗って壁にしていました。
この土塗り壁は、室内を適度な湿度に保ち、土中の気泡は断熱材の替わりとなり、さらに微生物が適度に発酵させていたため腐りづらい特徴があり、この土は改築の際に何度も繰り返し利用されていました。

通し貫はクサビを打って止めます

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伝統構法の特徴へ・・
この土塗り壁は、室内を適度な湿度に保ち、土中の気泡は断熱材の替わりとなり、さらに微生物が適度に発酵させていたため腐りづらい特徴があり、この土は改築の際に何度も繰り返し利用されていました。

通し貫はクサビを打って止めます

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わたしは関東在住ですが、家の老朽化(親父が建てた家)にともない、建て替えを考慮中のものです。
偶然知り合いました建築士さんが、この伝統工法(通し貫)で、最近まであまり知ろうともせず、ローンのことばかりで頭を悩ませてきておりました。
その方のHPを久し振りで先日のぞいてみて、あらためて興味をひかれまして、いろいろとネットを見ておりました。
復元能力や冷暖房効果、耐久性etc.すごいもんですね!びっくりしております。
伝統構法は日本の風土に合った長年の経験の蓄積による家造りです。
日本は昔から地震が頻繁に発生していたので、大地震の度に大工が、どうすれば強くなるかを研究し、盛り込んでいった技術の結晶でもあります。
100年後は古民家になるような家づくりを目指しています。