菅原貴与志の書庫

A Lawyer's Library

大事なことは学問・修養

2012-01-13 00:00:00 | 伝える言葉
◆伝える言葉(1)◆


 人間は努力さえすればなんとかなる、どころではない、必ず大したものになる。努力が足りぬからうだうだに終わってしまう。大事なことは学問・修養であります。  (安岡正篤)



 安岡正篤は、戦前戦後を通じて活躍した陽明学者であり、東洋思想家である。特に東洋政治哲学や人物学の権威として、政財界人の啓発および教化に努めた。過去の経済界のリーダーには、その影響を大きく受けている人が多いという。
 かの昭和の名横綱双葉山定次もその心酔者の一人で、70連勝成らず安芸ノ海に敗れたとき、ヨーロッパの旅で船に乗っていた師安岡のところへ「イマダ モッケイタリエズ フタバ(未だ木鶏たり得ず 双葉)」と打電したという話は、あまりにも有名である。
 この安岡正篤がその講話の中で、学ぶことの意義について、上記のように述べている。


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