碁をカエルほ~むぺ~じ@ちょっと復活中

ヒカルの碁で囲碁にはまり、初段を目指す級位者の泣き笑いの囲碁日記。

第4話:ある囲碁講座との出会い

2006年10月02日 | 囲碁との出会い(第二章)
日本棋院の講座って、やっぱり高くないですか。
一般対局室も高いし・・・。
あの独特の雰囲気、棋院の囲碁の空気を考えると
どこにもない歴史のある空気に包まれていて
そうそう、大学に来たような感じが
懐かしくもあり好きなんですが・・・。

やっぱり、主婦には高いんです!

で、棋院以外の講座はないものかと
探していました。

八重洲センターであるご婦人と打ったとき。
「XXのXX先生に習っているんですよ」
って言われたのがきっかけで
しかも偶然通りがかった先で、その教室らしきところを
見つけてしまいました。

初心者、女性歓迎ってあって、
思い切って電話してみたら、
見学は無料だというではないですか。

少しは打たせてくれるだろうと期待していったのですが
本当に石も握らせてくれないケチな碁会所でした。
ま、日本棋院がおまけが多いのと
雇われてる人だから、そんなサービスをさせてくれる
権限がないのね・・・。
仕方がないです、はい。


それはともかく。
胸を打ったのは、
授業の端々から感じる、先生の厳しさ、そして囲碁への情熱。

棋院の先生にはない、厳しさだなと思って
非常に興味深く授業を拝見してました。

「この問題は、入門の次のクラスの問題ですからね」
(私が持っている詰め碁の本よりは難しいと感じた)

「並べてできるなら皆さん、誰でもできると思います。
頭の中でやってみてください」
(えっとー、黒がこう打つと、白がこううって、黒こう、白はこうきたら・・・・
どんなカタチになるんだっけ?)


こんな感じです。

「これだ、って分かった人、いる?」
何人かが手を上げます。
「あら、●●さん、わからないんですか?」
自信なげに●●さんも手を上げます・・・。(笑)

先生は、指します。
「同じ意見の人、いる?」
何人かの手が挙がります。
でも、正誤はまだ、分かりません。

先生が白をやります、生徒さんが黒を打ちます
どきどきどき。
1、2手進めるうちに
・・・あ、うまくいかない、というのが分かります。


真剣に考えて出した答え。
間違うと悔しいですが、
一緒に間違ってくれる人がいるって、
いいなあと思いました。
間違ってもいいんだ、という空気が好きです。
みんなも間違えるし、自分も間違えるし
問題は難しいけど、すこし安心する。

今まで、棋院の先生には、優しい言葉しか言われませんでした。
正しい答えが分かる人しか、答えないことが多かったです。

でも、この教室では遠慮がありません。
ズバズバ言われます。

「どうしてこう打ったの?こういう手はないよ」
「白に取られるでしょ?これじゃダメだね」
「碁ってのは、正しい一手、これしかない一手っていうのが
あるんですよ。それ以外は全部だめなの」

こういう先生は初めてでした。
この厳しさが魅力的でした。
「伸びてほしい」「できるはずだ」「ここまでおいで」という期待を、
厳しい言葉の中に私は感じたのでした。

ここでやってみようかな・・・。

私はとりあえず1ヶ月だけここに通うことにしました。


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