碁をカエルほ~むぺ~じ@ちょっと復活中

ヒカルの碁で囲碁にはまり、初段を目指す級位者の泣き笑いの囲碁日記。

第二章 囲碁生活再開(目次を追加)

2007年04月10日 | 囲碁との出会い(第二章)
久しぶりに「囲碁との出会い」を書くことにしました。
第二章を書きます。

最初は仕事がいそがしくて、家に帰ると一人の時間がなくて
棋院に通えなくなってから1、2年は、本当に打てませんでした。

ブログ見ていただければ、ここ1、2年での対局は50局はないと思います。

今、ようやく囲碁生活が復活しているのは、わけがあります。

さまざまなストレスがかさなって極限状況に陥ったとき

「囲碁うちたああああーい!」

と、爆発してしまったのでした。

近くに碁会所があったのを思い出し、初めての碁会所デビュー。
席亭は貴婦人でした。(おば様、かっこいいーわー!)

勝たせてもらった、しかも初回は無料ってことで。
まだ二回目にお邪魔してません。(勝ち逃げ・・・?マナー違反?)

以来、囲碁に対する情熱がよみがえったのでした。

いったい、今までの囲碁への興味の減退は何だったのでしょうか。

取り付かれたかのような囲碁生活が再開しました。

(つづく)

第1話:打てないのなら、詰め碁でも・・・。
第2話:いつの間にか一桁級?本当?
第3話:八重洲デビュー
第4話:ある囲碁講座との出会い
第5話:「囲碁は楽しいですか?」

第6話:囲碁・将棋チャンネル
第7話:ネット碁@幽玄の間
第8話:オフ会!
第9話:囲碁未来
第10話:さよならサブ友、また来週・・・

これを書き終わるまでに中級を卒業できたら
ちょうどよいのだけど(笑)




第5話「囲碁は楽しいですか?」

2007年04月05日 | 囲碁との出会い(第二章)
ひと月だけのお試しで教室に通うことにした囲碁教室ですが、
結局、3、4ヶ月くらい通いました。

やはり、この先生は厳しいけど、勉強になるなーと、
毎回、感動して帰ってきました。

周りの生徒さんは弱いけど、置き碁の白番の打ち方の良い勉強になりましたし。

詰め碁の授業の話はこの間書いたので、
今回は指導碁の話を・・・。

講義の後は、指導碁を受けられます。
先生は3面うちで、2、3回に1回は順番で番が回ってきます。

生徒さんは、星に白からケイマにカカリられて、
ケイマ受けする人が結構いて、
星目の石をどう囲おうかということに専念されている
自分にもおぼえのある懐かしいうち方をされてる方が多かったです。

怖いから、安全を求めるんですよね。
死ぬのが怖いと、ついつい低いほうに、低いほうに石が
縮こまってしまって、いつの間にか
2眼のスペースすらないという悲しい結果が待っていたりするんですよね。
不思議ですよね。


先生は、絶対にゆるい手を打ちません。
悪手を打ったときに、コテンパンにとがめてから
生徒さんに考えさせます。

失敗した、というのが明らかになってから、
「どうしてこうなったと思う?
ここからおかしくなったよね。」
と手を少し戻して・・・忘れないうちに解説を入れます。

「ここで、白にここ打たれたらどうするつもり?(厳しい咎めの手)
こういう打ち方をどう思う?(正しい黒の着手)」

なるほど、打たれてみると形が良い・・・。

うんうん、とうなずく生徒さん。

「この手はね、次に白の弱点を狙って、ここにうつ楽しみもある。
こう白が受けたら、こう打つ。(パチッといい音がする)
こうきたら、ここに打つ。(パチッといい音がする)
この流れ、分かる?

(黒優勢の図)

ね?
これを白にあげる代わりに、黒はこっちぜーんぶいただきます。
これで勝負は決まったようなものですよ?
いい?こういう考えかたをしてみてね」

などと解説が入ります。

それから、
「はい、では、続きを打ちましょう」

と、つぶされた直後に盤面を戻されてしまうのだった!

ああ・・見栄えのよい盤面が消えてゆく・・・(TT)

黒は苦しい格好からスタートです・・・。


先生の教育方針は、碁は悪手は厳しく教え、
できたところは褒める、ということ。
手抜きはせず、「くやしー」「なにくそー」と思える人が
上達する、という方針。


「先生、厳しいんですもの」なんていう受講生には、
「褒めたいですよ、私だって。
好きで厳しいこと言ってるわけではないんですよ。
でも、褒めるところがなきゃねえ」
とか、
「私だって、黒をとろうとろうとして打ってるわけではないんですよ。
黒が取られよう、取られようとして打ってくれるから、
お腹いっぱいになるまで取れるんですよ」
とかいう言葉が返ってきたり。(笑)

間違ったら、手を直させて、打たせるなんてことはしない。
(これは指導方法によって、さまざまな考え方があると思うが)
甘く教えることは、本人のためにならない。
悔しい思いをさせれば、きっとおぼえてくれる(はず)

こんな考えなんだろうと思います。

碁笥に手を入れて考える癖は必ず注意されます。
無駄に長考する癖は必ず注意されます。

「今だったら直るんですよ。マナーですからね」
と言います。
何度でもいいます。
何度でも言われます。
懲りずに何度でもいいます。

教育って、辛抱だね、先生・・・って、思いますよ・・・。
癖が直らないのは、私ひとりだけじゃないんだもん。(笑)

厳しい言い方で注意されれば、ハッとして、辞めるようになります。
(私は、自分で気がつくようになりました・・・。)


他にも、二箇所大きく失敗したら投げ時です。
ということをこの先生から習いました。
3箇所くらい殺されてるのに欠け目が分からないのか
投げ場が分からないのか、せっかく先生に売ってもらってるんだから
少しでも長く打ったほうが得だと思っているのか・・・
見込みのない碁を打ち続ける生徒さんに
「これね、僕もうお腹いっぱいです」
といいながら相手をしたり・・・(でも手は決して緩めません。殺しに来ます)


ともかく、先生って、ブログのネタにことかかないわ~
って、いつも思ってました。

ところで、私が指導碁で悪手を咎められて、すごくいつも悔しい思いを
しています。
うるうるしながら先生の話を聞いていたことも数え切れません。

「君は若いから強くなるよ。
碁はね、戦ってこそ碁だからね。
つぶされてもいいんです。
相手が強い場合は読み負けて死ぬことも仕方がない。
戦わないように、戦わないように打ってたら、これは
いつまでたっても上達はありません」
戦う人は、強くなりますよ」

そして最後にこう聞かれます。

「囲碁は楽しいですか?」
「はい、楽しいです」





第4話:ある囲碁講座との出会い

2006年10月02日 | 囲碁との出会い(第二章)
日本棋院の講座って、やっぱり高くないですか。
一般対局室も高いし・・・。
あの独特の雰囲気、棋院の囲碁の空気を考えると
どこにもない歴史のある空気に包まれていて
そうそう、大学に来たような感じが
懐かしくもあり好きなんですが・・・。

やっぱり、主婦には高いんです!

で、棋院以外の講座はないものかと
探していました。

八重洲センターであるご婦人と打ったとき。
「XXのXX先生に習っているんですよ」
って言われたのがきっかけで
しかも偶然通りがかった先で、その教室らしきところを
見つけてしまいました。

初心者、女性歓迎ってあって、
思い切って電話してみたら、
見学は無料だというではないですか。

少しは打たせてくれるだろうと期待していったのですが
本当に石も握らせてくれないケチな碁会所でした。
ま、日本棋院がおまけが多いのと
雇われてる人だから、そんなサービスをさせてくれる
権限がないのね・・・。
仕方がないです、はい。


それはともかく。
胸を打ったのは、
授業の端々から感じる、先生の厳しさ、そして囲碁への情熱。

棋院の先生にはない、厳しさだなと思って
非常に興味深く授業を拝見してました。

「この問題は、入門の次のクラスの問題ですからね」
(私が持っている詰め碁の本よりは難しいと感じた)

「並べてできるなら皆さん、誰でもできると思います。
頭の中でやってみてください」
(えっとー、黒がこう打つと、白がこううって、黒こう、白はこうきたら・・・・
どんなカタチになるんだっけ?)


こんな感じです。

「これだ、って分かった人、いる?」
何人かが手を上げます。
「あら、●●さん、わからないんですか?」
自信なげに●●さんも手を上げます・・・。(笑)

先生は、指します。
「同じ意見の人、いる?」
何人かの手が挙がります。
でも、正誤はまだ、分かりません。

先生が白をやります、生徒さんが黒を打ちます
どきどきどき。
1、2手進めるうちに
・・・あ、うまくいかない、というのが分かります。


真剣に考えて出した答え。
間違うと悔しいですが、
一緒に間違ってくれる人がいるって、
いいなあと思いました。
間違ってもいいんだ、という空気が好きです。
みんなも間違えるし、自分も間違えるし
問題は難しいけど、すこし安心する。

今まで、棋院の先生には、優しい言葉しか言われませんでした。
正しい答えが分かる人しか、答えないことが多かったです。

でも、この教室では遠慮がありません。
ズバズバ言われます。

「どうしてこう打ったの?こういう手はないよ」
「白に取られるでしょ?これじゃダメだね」
「碁ってのは、正しい一手、これしかない一手っていうのが
あるんですよ。それ以外は全部だめなの」

こういう先生は初めてでした。
この厳しさが魅力的でした。
「伸びてほしい」「できるはずだ」「ここまでおいで」という期待を、
厳しい言葉の中に私は感じたのでした。

ここでやってみようかな・・・。

私はとりあえず1ヶ月だけここに通うことにしました。


第2話:いつの間にか一桁級?本当?

2006年10月01日 | 囲碁との出会い(第二章)
生活が忙しくなってからも
本は読んでいました。

電車の中で手筋本とか、定石本とか詰め碁とか。
そのうち疲れてきて、よく寝るようになりました。
やがて、かばんの中に本を持たなくなりました。
夜はネット碁もできないほど疲れていました。

そうやって、忙しく、2、3年が過ぎました。
碁のない生活でした。

この間の囲碁からの離れ具合は、
ブログの囲碁日記にあるとおりです。
ブログに書くこともなくなって、
ブログを閉鎖することも考えました。

また、囲碁が打てるときが来るんだろうか・・・。

そんな風に思っていました。

あることをきっかけに、心の奥で眠っていた囲碁欲が爆発し、
やがて囲碁生活は復活しました・・・。
ブログもこうして復活しています。

日本棋院のクラスでは、最後に言われたのが
「辛めにつけて16級。外で打つなら14級」って言葉が最後です。
教室の中では、自分と同じくらい、それ以上強い人はいっぱいいたのです。

だから、1、2年のブランクで
ぜんぜん打ってなかった私がそんなに強くなるはずは
ないのです。
サブ友では負け続けるし・・・。

しかしいつの間にか、
「あと半年も一生懸命打てば、初段は近いんじゃない?」
などと言われ
「次回から7級ね」って言われるし。
1年後には、勝手に6級にさせられてたし。

えっとー。
サブ友で全然勝てないんですけど。

10級めざしてたんじゃなかったのか?
10級はどこいっちゃったんだ?

3年ぶりくらいで復活した日本棋院の講座では「一桁級はあるなー」
といわれました。

耳を疑いました。

私にしたら
「周りが弱くなっている!」
そんな感じです。

囲碁を打てなくなる直前、数ヶ月通ってた龍太郎先生のクラスで、
考え方と実践をつんで、そこで少し伸びたのかも知れません。

狐につままれたような気持ちでした。

自己申告が弱かったので、八重洲センターでの白星は続いていきました。
そして本当に、自分はこの中では、もう少し強いかもしれないと
思うようになりました。

初段が夢ではない目標に近づいてきているのか・・・。

第1話:打てないのなら、詰め碁でも・・・。

2006年07月29日 | 囲碁との出会い(第二章)
棋院に通えるのは、人生で余裕のあるときしかないと思っています。
会社に通いながら、結婚生活をしながら、
囲碁生活を続けるのは、なかなか難しいことです。
(で、しかもネット碁が怖いという性格・・・)

囲碁愛好者の女性も、教室内では、M字曲線というか、
子育て終わったご婦人か、未婚らしき若い女性が多いですね。
あるいは、夫婦同伴で囲碁にいそしむか・・・。

私も「今のうちに」と思って通っています。

さて、棋院に通えなくなることを意識しはじめたころから、
すごくまじめに通うようになりました。

「詰め碁をすると強くなる」と言われていたので
入門的な基本的な形の詰め碁を何べんも勉強しました。
(多分、今でも時々忘れるので、やんなきゃいけないです)

三目中手、五目中手、くし型とか、セキとか、
同じ問題を「黒番なら?白番なら?」で考えるとか
ダメが1つ空いてたら最善(死に、セキ生き、コウ・・・)
はどうなるか?で考えるとか

あれは、良い勉強になったと思っています。
自分よりちょーっとやさしめの詰め碁を通勤時間に解いていました。
それくらいが、短時間の勉強にあっているんだと思います。

ところで、19路盤がまだ広く感じる頃は、
詰め碁もすごく難しいんですよね。

だって、お互いの立場になって、最善の手を追求するのが
詰め碁だからです。
黒の都合のよいように白番の手を考えているうちは、
詰め碁がすごーく難しいんです。

1手のみ、だと楽なんですけど(勘であたるし、これも意味あるのか?)
3手でもむずかしく、
5手を読まなければならないと、かなり頭が痛かった・・・。

繰り返しやっていれば、形を覚えちゃって、というか
答えを覚えてしまって形を覚えるんですが。

今、再び、基本形の詰め碁をやり直そうと思っています。
基本をやらずして強くはなれないし、
何度やっても時間の無駄ってことは、ないと思っています。

本気で、二桁級は完全に卒業し、初段を狙いたいです。

第3話:八重洲デビュー

2006年07月18日 | 囲碁との出会い(第二章)
囲碁講座は、来週はお休みのため、八重洲センターに行ってきました。
八重洲?八重洲に何がある?
って、日本棋院の八重洲センターですよ。

住所: 〒100-0005東京都千代田区丸の内1-8-3
 国際観光会館5階
交通: 東京駅(八重洲北口)下車徒歩0分

田舎ものには、東京駅は広すぎて徒歩0分じゃないです。
食べ物やサマーセールに目を奪われ徒歩10分はかかります(笑)
電話: 03-3231-0915



1週あいてしまうので、うとうと思ってまして。
早速、カードを作ってきました。

「初めてなんですけど」と勇気を出して言ってみます。
これ、いつでもどこでも言っています。
「お待ち合わせですか?」
って聞かれてたので、たとえばどこかの掲示板に
今日、八重洲の級位者デー○時ごろいきますとかって書いておけば
打ちたい人と会えるのかな?と思いつつ・・・。
「いいえ。あの、級位者なんですが、今日は級位者の方いらっしゃいますか?」
とおそるおそる聞いてみる。
「はい。いっぱいいらっしゃいますよ♪」
の言葉に、ほっとする。


一般人は1500円。
最初に受付にお金を払います。

会員は年間費払うと300円割り引きになるけど、これだと30回来ても
割に合わないことになる。(囲碁未来が読めるらしい)
うーん、そこまでは通いきれないというか、
10回ここにくるだけでも、というか
1回来るだけでも、お財布と相談してる私には無理ですね。
11回券も買いませんでした。


支払いが終わるとレシートにはんこをもらいました。
レシートもらう時、
「このレシートは、なくさないでくださいね。入退場自由で、一日中
打てますから」
との言葉に驚きました。

休みの日に朝一番にきて、ご飯はこの辺で食べて、夜遅くまでいてもOK!
ってことじゃないですか!
ああ、なんという囲碁生活!!
幸せの人生!!!

・・・脳みそが疲れますが。

定年退職後の自分の人生について激しい妄想をしてしまいました・・・。

さて。

次に隣の受付でレシートを見せて、対局カードの作成をします。
「棋力はどれくらいですか?」の質問には、
「8級くらいです」って答えました。

これは、先生に、一般対局室で打つとき、
何級って言ったらいいですか?と聞いてあったのです。
私、一桁級だそうです。
「8級かな」っていわれました。
多分、辛めにおっしゃってるかもw(←自意識過剰)

そして、対局カードに名前と振り仮名を書いて、
8級なので、230点からスタートです。
勝つと2点がプラスされます。
一定の棋力にならないと負けて減点はありません。
10点集めると級が上がります。
最短で5局全勝すると1級上がりますね!


級位者の日(月・水・日ですかね、基本的に)を
選ばないといけませんが、
思った以上にお相手が次々にいて、びっくりしました。

自分と同じくらいの棋力の方と当てます。
置石は2子差くらいまでがあたります。
それ以上だと「4子ですけどどうですか?」ってコーディネーター?の方が
聞いてくれます。

ほっとしますよね。

囲碁歴を聞いてみると、みなさん、私より大先輩です。
大先輩ということは、囲碁マナーや終局の仕方で学ぶことが多いです。
あ、それは長くなるのでまた次の機会に・・・・。

対局室受付に自分のカードを持っていきます。
名前が呼ばれるまでしばし休憩・・・それほど待たずに名前が呼ばれます。
それくらい、対局室は混んでました。

一局終わって、ちょっと休みたいかな?
とか思ってても
対局室の受付の方に「休みます」といわないと、
どんどん名前を呼ばれてしまいます。

ちょっと家に電話入れてから・・・なんて思ってると
そんな余裕はありませんでした。

4局休憩なしでうって、頭が痛くなりました。
二勝二敗。
こんなもんでしょう。

先生のおっしゃってた8級というのは、多分、
そう間違っていないのかもと思いました。

いったい、いつ一桁級になったのか?
それとも八重洲センター基準が甘いのか?

という疑問がわきあがるのですが・・・。

これも長くなるのでまたの機会に語らせていただきますw