だんだん春が近づいてきています。ていうか、すでに春の陽気・陽射しですが。
さぁて。
前に記事にした「しゃばけ」に続いて、今回も同じ作家の
「ぬしさまへ」 畠中 恵 著 新潮文庫
という小説を読んでみました。
実は、2冊一緒に購入していたので仕方なく・・・って、そんなことはないです。(笑)
私、こんな買い方(まとめ買い)する事が多く、結構1冊目でハズレが出てしまい、残ったものは結局読まないまま・・・っていう小説(本)が多いけど、今回はスムーズに読み続けられたのでよかった、よかった。
やはり、気楽に読めるからでしょう。
さて、この「ぬしさまへ」。
前作の続編というか、主要登場人物は同じ。
前作と違って、短編がいくつか収録されている形式からか、前作以上にさっと読めて、それぞれの後味も良かったです。
読みやすさでは、圧倒的にこちらの方が上かも知れません。
それは個人的に短編の方が好きだからかも。単に性格的な問題ですね。(苦笑)
まあ、それもあるけど、内容的にもこの短編ばかりの方が、前作にあったちょっと中だるみした部分を感じることなく、前よりも楽しめました。
前回の記事同様、くどいようだけど、小説らしい小説を読みたい方、読後に深い充実感等を求める方には確実に不向きです。
読後に複雑な余韻に浸ることなく、気楽に読めるから、個人的にはそれがお手軽で良い・・・と思います。
読書=楽しむ だと思います。
仕事で必要な知識や、勉強のために読むというのは、その意味では読書とは全く別物だと、自分は考えますし。
古典だろうが現代だろうが、重かろうが軽かろうが、世間の評判がいいとか悪いとか、とにかく他人からの押し付けでなく、その時に自分が読みたい本を読む。
それが読書であり、その楽しみ!ってものだと思います。(そりゃ当たり前だっての!)
「しゃばけ」「ぬしさまへ」・・・もの凄く面白い!ってわけじゃないこのシリーズ。(作家の方すみません)
だけど、文庫本で次作が出たら、恐らくまた購入するだろうなぁ~と思う今日この頃です。