「スズメも疲れる」

「あーあ・・・」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あーあーあー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なにコイツ。かじっちゃおーかしら」
こらこら。駅のホームの飲料自販機が並んでいるコーナーで偶々みつけたカプセル・トイ。”つかれきったスズメ”ですってさ。全５種類で、ちなみにこれは”クタクタにつかれたスズメ”。”つかれたスズメ”がデフォルトで、”つかれはてたスズメ”がマックスお疲れ状態。なんかみょーに共感できる・・・。
さて。昨日おとといと長時間お留守番が続いちゃって、
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちょっと怒ってます。シニア猫さんはなかなか扱いが難しいのです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「シニアかんけいないもん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「まい日まい日、どこいってんのよー、もぉ」
とゆーことなので、今日はほぼ１日お家ステイで、ジュリを愛でております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わかればいいのよ」
ま、今日一日だけどね。

「勝手に回転？」

半分開けた窓から入って来る風で、土のニオイ、雨の気配を感じ取ります。猫は優秀な気象予報士なのです。それを伝える能力に欠けてるのがざ～んねん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　
おっとー・・・、キャットキューブがエライことになっています。上下に90度回転したようです。どーしてひっくり返っちゃったの？　まさかハムの真似したわけじゃないでしょ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「・・・」ボー然。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あのぉ、ちょっとすみませーん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「コレ、なおしてもらえます？」
よろこんで！
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「・・・もどった」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「やれやれ」
あら、お出かけですか。そうですか。それにしてもあり得ない事態です。中で何をやってたんでしょうね、ジュリさんは。

「ご同輩」

どこかから猫のかそけき声が・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
始動！の前に取り敢えずうぅ～～んと伸びをします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「どこにいるの？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「こっち？」
どこからともなく聞こえて来る猫の声に反応します。私には「鳴き声」にしか聞こえないけれど、ジュリには「言ってること」が分かるのかも。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねー、どこ？」
にゃーんとちょっと鳴いてみる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
それはね、ジュリさん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
テレビの中の話。動物動画、猫動画は巷に溢れていますが、Eテレで不定期にやっている「ネコメンタリー」が気に入ってます。物書きの方々とその猫さん達のエッセイ的なドキュメンタリーです。録画しておいてちょこちょこ見ているのですが、この時テレビの中で鳴いていたのは、作家神林長平氏の愛猫ビタニャさん。何とジュリアと同い年。ご同輩ですね。

「フード・ブレンダー」

まだ５月なのに何となく雨のにおいがする・・・。梅雨の兆しが近付きつつあるような気がします。ユーウツだー。夏もヤダ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリアが療法食を食べているというのはこれまで書いて来たとおりですが、それだけだと、やっぱり・・・ね。そこで、これがジュリアの今のお気に入りの機能性（っていうんかな）スナックです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
フードのブレンドは良くないと一般に言われますが、10年以上も続けていて特に問題はありません。健康診断でも指摘されたことないし。勿論個々の猫の体質によると思うんですけど。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
それに乳酸菌入りのは良いみたい。シニア猫は便秘がちになって体調を崩す子も結構います。ジュリアは乳酸菌のおかげか、毎日快食快便なのです・・・と、
　　　　　　　　　　　　　　　　　
あー、また好きなのだけ先に食べてる！
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なによ。あとでちゃんとたべるわよ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「もんくある？」
まあ、ご飯くらいは好きなものを好きなように食べてもいいかも。若い時はティアラにもジュリアにも厳しめに色々制限してましたが、ティアラがリンパ腫で11歳で亡くなった時、こんなに早く死んじゃうなら、もっと好きなものを食べさせてあげれば良かったと思ったのも事実なので。

「手練手管」

私がイヤホンで音楽を聴いていると、見ているような見ていないような顔でぼーっとこちらの様子をうかがってる風なジュリア。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「そろそろおヤショクのじかん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「でしょ？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「でしょでしょ？」
私がキッチンに立たないと見るや、思わせぶりに猫部屋に水を飲みに行って、ドアの隙間からチラ見。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねー、おなかすいた」
イヤだってまだ８時半だし、お夜食っていうからには、もっと遅くに食べるもんでしょうが。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
暫く頑張ってみたけれど、仕方なさそうにキャットキューブに戻って来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「おヤショク・・・くすん」
という昨日の話。なでろー、かまえーといつもは濁音の混じった巻き舌で鳴くのに、こういう時は子猫じみた声で口を開けずに鳴いて要求してくるのです。シニアな猫は色々テクニックを駆使してくるんですよ、皆様。

「だまっていても通じる？」

「おーい、だれかいますかー？」
いやいや、いたらコワいでしょ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
今日も懲りずに人の目の前に座って「念」を送ろうとしています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「△＆〇★・・・＠▼・・・」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わかんない？　△＆〇★・・・＠▼！！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だめか・・・」
お水かオヤツかトイレか、トイレかオヤツかお水か。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリアの狭いおでこから発せられる「念」が、ほんっと全然分かんない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ずいぃー。「これでも？」
ごめん、分からん。
大人になってもわーわー鳴くのはお家猫だけで、しかも人に対してだけなんだそうですね。そういえば、猫同士で鳴いているのって、威嚇以外は見た事ないなー。ティアラとジュリアなんか、無言の取っ組み合いだったし。ジュリアは今の所、何か要求があるときは大声で鳴くことが多いけれど、もしかしたら私に対しても「念」が通じるかどうかお試し中なのかもしれません。

「クロネコニャマト便」

行きつけのペットショップから配送してもらった「ジュリ用品」（猫砂、トイレシート、ウェットフードのパウチ、尿路下部サポートのフードなどなど）の段ボール箱を開封していると・・・、
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「にゃー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
自らチェックに来ました。やっぱり自分用だから気になるんでしょうか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちら。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねー、これでぜんぶ？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「オヤツ、はいってないんだけど」
オヤツはいいの。別のお店で買うから。そーれーにー、オヤツばっかり食べちゃダメ！
猫用品って結構重量のあるものが多くて持って帰るのが大変なので、ものによって配送してもらうようにしています。例えば、猫砂。紙製とか木のヤツとかあるけれど、うちは来た時から鉱物製のを使っていて、途中で紙製の方が軽いと気づいたのですが、もう遅い。猫は寛容性を持ち合わせていません。特にトイレって拘りのある子が多いから・・・。因みにジュリアはナチュラル・ガーデンの香り（？！）がするトイレシートがお気に入りです。

「ケモノの手」

キャットキューブでお寛ぎ中のジュリアにマッサージのサービスを。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
どうでしょう。気持ちいい？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「・・・わるくにゃいワね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あー、そこそこ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
いつもの猫グッズと思ったでしょ？　ちがーう！　これは実は、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ヒト用の「まごの手」でございます。ここ２年位ずっと探し続けるも売っていなくて、偶々立ち寄ったデパートの期間限定販売コーナーでみつけたシロモノです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
先端がヒトの手の形じゃなくて、ケモノの肉球になっています。だから、「まごの手」じゃなくて「ケモノの手」ですな。山桜の材で作られていて、適度な重みがあって使い易いです。そして、時にジュリアにも癒しのマッサージができるって、ステキ過ぎる！

「幾つになっても」

「う～～ん・・・」
ジュリア、力いっぱい伸びるの図。今朝起きたら、リビングの床がちょっと冷たかったので、30分だけ床暖を点けました。こんなにモフモフなのに、なんて寒がり。猫って新陳代謝がよくないんでしょうか。その後ベッドルームで色々片付けものをしていると、ジュリア・コールが。暫く無視していると、どんどんボリュームアップするので、猫部屋へ行ってみたら、
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちんまり。
どしたの、ジュリさん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
もしや下りられなくなったとか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
大体なんでそんな端っこに乗ってるかな。落ちるよ？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
キャットタワーの台の端をしっかりつかんだ指が心なしかプルプルしているように見えるのですが・・・、
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うーー」
どうすんの、ジュリさん。下りるの、下りないの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
「いまかんがえてるとこ！」
考えて落っこちられても困るので、即効レスキューいたしました。ジュリアの冒険ゴコロは大事にしてあげたいところではあるのだけれどね。