院長室の窓

院長からのメッセージ

2010年7月朝礼 院長談話より

2010年07月07日 | メッセージ
2010年7月5日 院長談話

「夕立に病院難破するごとし」

 樽本先生(筆名:五島高資)の最新の句集に収載されています。
 先生は若く優秀な内科医で、俳句界の大物であります。
 この病院に非常勤医としてご勤務です。

 この句はきっと佐野市民病院を詠まれたものと思います。

 佐野市民病院にはなぜかやたらに激しい夕立が何度も襲いますね。
 
 3年前は地域医療の崩壊という台風に襲われて、壊滅状態でした。職員全員で、病院再生・地域活性の夢をもって励んでまいりましたが、台風とまでいかなくとも、激しい夕立には何度も見舞われていますね。ですが、ふと気が付いてみれば、いろいろな面で日本のトップランナーとして走っているのも、自分たちはあまり自覚していなとはいえ、否定できない事実です。私たちは明確なビジョンとプロフェッショナルの誇りをもって、日々励もうではありませんか。
 
 今月もいろいろトピックがあります。

①7月1日から療養病棟を増床し89床とし一般病床60床と合わせて149床が運用できるようになりました。

②国のIT戦略本部が国策として推進する「いつでもどこでもマイ病院(医療・健康情報の標準化とその活用)」の大きな社会実験に参画しました。来年の3月をめどに 佐野市5か所のへき地診療所―健康管理センター―市民病院 を結ぶ情報ネットワークを構築します。これを第一歩として地域全体、ひいては日本全体の医療情報のネットワーク化につなげるプロジェクトが佐野市で始まるのです。

③佐野市民病院の理念と指針を新たなものにしました。この内容と表現については病院職員、行政、市民の皆様のご意見(アンケート調査を施行)をお聞きして創ったものです。ご協力ありがとうございました。

以上


佐野市民病院の理念

市民の 安心・安全・満足 を旨とした 医療・介護・健康増進を実践して地域社会に貢献する。

指針
一人一人の患者さまを中心にしたチーム医療に徹し患者さまと共に生きる
・地域および広域の医療機関と連携して患者さまに最適な医療をおこなう
患者さまとご家族に 病気のこと 検査のこと 治療方針のこと 今後の見通しのこと などを 分かりやすく親切丁寧に説明する
常に安全で先進的な医療を実践するためすべての職員が専門職としての厳しい研さんを積む