院長室の窓

院長からのメッセージ

2014年7月3日 院長談話より

2014年07月03日 | メッセージ

2014年7月3日

院長談話 ~ さのまる十戒 ~


 唐沢山の緑が初夏のむせ返るようなたたずまいを見せている6月下旬、当院顧問中島正治先生の「プラチナエイジを楽しむ秘訣」の講演が犬伏公民館でありました。
 平成24年の日本人の平均寿命は男性が79.94歳 、女性が86.41歳で、人類の歴史上、類を見ない速さで長寿社会化が進行しています。
  「人生50年 下天のうちを比ぶれば 夢まぼろしの如くなり
     ひとたび この世に生を受け 滅せぬもののあるべきか」
と舞い、本能寺で散って行ったのは織田信長ですが、「人生80年」という時代となり、今や日本はまさに世界有数の長寿国となりました。
 
 医療技術が日進月歩の進歩をし続けるなかで、500gに満たない未熟児ですら助かるようになり、今日、自宅で看取られることなく、大多数の人は病院で様々な先進器具に囲まれて延命し続けているのです。
 世界の最長寿は良いとして、“健康寿命の期間”がどの位あるのかが問題なのではないでしょうか。
 この点にこそ、国が取組んでいるメタボ対策、動脈硬化予防、認知症予防、ロコモーティブシンドローム対策(運動促進)などの総合効果が重要であるといえるでしょう。
 病院職員が、自らの健康を守れないようでは、市民への奉仕は出来ません。

 病院職員一同の健康を祈りつつ、3節「 節酒 節食 節塩 」と3禁「 禁煙 禁甘 禁惰 」に加え、3S「 Service Smile Speed 」と「 勠力一心 」を掲げ“さのまる十戒”として、病院の再生を継続して参りたい所存です。

 どうぞよろしくお願い申し上げます。