スポイチ編集長日誌

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名刀百華レビュー

2015年09月14日 | ホビー
1/8サイズ(刀身)と、1/12サイズで鞘に収納可能な拵付きの日本刀がセットになった食玩として、エフトイズから「名刀百華 KATANA MASTERWORKS」が発売されました。
貴重な1/12サイズの日本刀のミニチュアということで、例によってfigma等の可動フィギュアと組み合わせてみたかったので箱買いしてみました。



単品での箱はこんな感じです。
パッケージ表の写真は「三日月宗近」になっています。
BOXには「単品用」という記述があります。アソートについて事前情報では1BOXで全種揃わない場合があるとのことでしたが、今回は1BOX10個入りで内訳はちゃんと全5種×2個ずつ入っていてコンプできました。



箱の裏面には今回モデルアップされた日本刀の製品画像があります。
なお、今回商品化されたのは、「三日月宗近」「へし切長谷部」「同田貫正国」「加州清光」「和泉守兼定」の5振です。これらは実在の日本刀をモデル化したもので、「刀剣乱舞」のキャラクター商品というわけではありません。



以前出ていた他の日本刀のスケールモデル等と同様、中身はブリスターに入っています。



パッケージの内容は、
1/8刀身、1/8柄(白鞘)、
1/12刀身(拵え付)、1/12鞘、
刀架、
この他に、刀ごとの解説書と、食玩なのでガムが入っています。

以下、一つずつブリスターから出して並べてみました。



三日月宗近



へし切長谷部



同田貫正国



加州清光



和泉守兼定


刀身は光の反射で一見金属製のようにも見えますが、1/8、1/12サイズともに柔らかめのプラスチック素材に塗装となっています。なにしろこのサイズなので、適度に「曲がる」ことで多少は折れにくくはなっているとは思われますが、取り扱いには十分注意しましょう。
刀身はそれぞれ長さや形状が違っており、ハバキや刃文の表現もあります。1/8の刀身は刀身形状以外にも刃文や樋、目釘穴や茎(なかご)の表現もそれぞれ異なっています。このサイズにしては結構頑張っているのではないでしょうか。
金属製刀身を期待していた人も多かったようですが、コストと錆びの問題と、金属製だと可動フィギュア等に持たせる場合にその重量が問題になるので、プラ製なのは妥当な判断だと思われます。
拵は鞘の塗りや下緒の表現などはそれなりに細かいのですが、柄巻の塗りや鍔の造形は結構アバウトな感じです。かつての「武 ~もののふ~」シリーズや全盛期のリーメントの製品等を知る人からは、ちょっと失望したという意見も聞かれます。
かつてはペットボトルのおまけでさえかなり出来のいいミニチュアが付いてきたりしていた時代もありましたが、現在はその当時とは経済状況などが大きく違ってきており、とくにフィギュア界やミニチュア界の値上げラッシュはすさまじいものがあります。
また、刀架にはそれぞれの刀の名前が入っていますが、刀架はそのままでは底面に結構バリが残っているうえに組み付けが割と雑で自立は不安定なので、これに刀を載せて飾っておこうと考えている人は事前に調整したほうがいいでしょう。



今回の製品の特徴の一つは、1/12サイズの刀は鞘への納刀が可能だという点です。(鞘に収納できるという記述は無いが、鞘に収納した状態の商品写真が掲載されている。)
プラスチック製のミニチュアで1/12ぐらいのサイズの刀身と鞘を納刀できるように作る場合、強度の関係上、鞘が異様に太くなるか、刀身が極端に細くなってしまうことが多いため、最近は1/12サイズでも納刀/抜刀状態を部品の差し替えで再現する方式が主流になっています。
この商品のように、1/12サイズで部品の差し替え無しで鞘に納刀可能というモデルは今時珍しいのですが、今回は商品ごとの精度に個体差が結構あるのか、ぴたっとすんなり鞘に収まるものがある一方、引っかかりが大きくとても納刀できそうにないため納刀状態を撮影するのを断念したものも中にはありました。
刀身を鞘に納める場合は、破損防止のため、少しでも引っかかりを感じたら、それ以上は無理に押し込まないほうが無難でしょう。たとえ壊れなくても、鞘の内側とこすれて刀身の塗装が剥がれてしまうおそれもあります。
また、刀身が塗装のモデルでは、刀身を鞘に納めたままにしていると、塗装が癒着するおそれもあります。
1/12程度の小さいサイズになると、刀身がきちんと鞘に収まる精度を保つのはなかなか大変なようです。



他の1/12程度のサイズと思われる可動フィギュアに付属する日本刀と大きさ比較。
可動フィギュアに付属する刀や手持ちのアイテムは、見栄え重視で大きめに作られていることが多いので、それより少し小さめの本製品は表記通りのサイズで作られているようです。



柄と鞘にfigmaの持ち手を取り付けてみました。
ミニチュアの日本刀を可動フィギュアに持たせる場合、刀自体の大きさはちょうど良くても、柄の太さが合わないということがよくあるのですが、この「名刀百華」は柄の太さはfigmaの通常の「持ち手」にぴったりです。
また、「鞘持ち手」を使えば下緒の部分を持てますし、下緒を避ければ通常の持ち手で鞘を掴むこともできます。


実際に可動フィギュア(figma)に鞘ごと持たせてみたところ。

通常の持ち手で鞘を持つことが可能で、差し替え無しで納刀抜刀が可能というのはこのサイズではかなり貴重です。



「ハロー神楽」再び?

リアル1/12サイズで柄も太くないのと、刀身がプラ製で軽量なので、可動フィギュアに持たせておいても刀の重量に耐えられず腕が下がることはたぶん無いと思います。


1/12サイズでは貴重なごく普通の日本刀

フィギュア化されるようなキャラに付属する日本刀というと、そのキャラの特徴付けのためにかなり個性的な外観や派手な色の刀(いわゆるコミック刀剣)になっていることが多く、普通の日本刀のモデル化は少ないのですが、本製品は久々の「ごく普通の外観の日本刀」のモデルになっています。
しかも珍しい1/12サイズで(基本的には)鞘にも収納可能ということで、なかなか貴重な製品だと言えます。
この種の商品、しかも食玩となると、市場に出回る期間は短いと思われるので、欲しい人は早めに入手しておくことをお勧めします。
もしも第二弾があるのなら、「獅子王」とか「虎徹」とかも見てみたいですね。









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