国家とスポーツ

教育基本法:改正案中間報告、「愛国心」を併記 毎日新聞

「与党教育基本法改正に関する協議会」は16日、同法改正案の要綱となる中間報告をまとめた。焦点だった「愛国心」をめぐっては一本化できず、「郷土と国を愛し」という自民案と、「郷土と国を大切にし」という公明案の両論併記になり、結論を参院選後に持ち越した。

 「愛する」か「大切にする」かはともかく、「愛国心」というものに関しては考えなければならないことがたくさん。国って何? 民族って何? 国旗とか国歌って何? 歴史を振り返る必要性は? 

 今は4年に1回、通常以上に私が日本社会に暮らす日本人であることを意識させられるビッグイベント、オリンピックが目前に迫り、いつも以上に「国」を意識させられる時期。スポーツと国を切り離して考えることはできません。

 私も日本国民として、日本代表選手を応援するし、活躍すれば非常にうれしく思います。スポーツがコミュニケーションツールとして、市民間に根づく社会を構築するためにも、国家が税金を投入してJISSのような施設を作ることも大切なことだと思います。

 でも、でも、でも何か違和感があるんですよねぇ。改正教育基本法にしても、国旗・国歌法にしても、キャッチセールスを相手にしたときのような、「信頼しちゃダメだぞ」という警報が心の中でビー・ビーと音をたてるような感覚。

 というわけで、オリンピックの表彰式を見ていても、感激している自分と警報音をキャッチしている自分がいて、落ち着かないんですよね。
 国家とスポーツということは、もっともっと考えていかなければならない問題だと考えています。
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