空港から車で10分程のシャリマーホテルは、宿泊予約サイトで利用者の評価が高く、料金も一泊45ポンドとB&Bなみの値段でした。
車でないとアクセスし難い場所なので、安価な料金設定と思いますが、今回はナビを使って容易にたどり着くことができました。
オーナーはインド系の方で、一階のホールではサリーを着た人達がパーティーをしていました。
オーナーは、私が持参したバウチャーで予約を確認すると、すぐに部屋へ案内してくれました。
案内された部屋はホテル裏側の二階で、宴会が行われていたホールの真上です。
料金が安いので、どんな部屋かと心配したのですが、日本のシティーホテルなみの広さで、大きめのベッドが二つ置かれていました。
但し、バスタブはなく、シャワーとトイレだけです。
この部屋で6000円程ですから、日本のビジネスホテルに比較してもリーズナブルです。
というか、世界基準と比較すれば、日本のホテルはコストパホーマンスに劣っているかもしれません。
車に旅行カバンを置いたまま、部屋に貴重品だけ持ち込み、シャワーを浴びました。
トラブルもない順調な滑り出しに気分は爽快です。
ルンルン気分の内に、履いてきた靴下を洗面所で洗いました。
旅の荷は軽いに限りますので、このような、こまめな所作が快適な旅を約束します。
家では、あれ程にも無精なのですが・・・
ホテルの周囲は住宅街でした。
バス通りの向こうに、商店らしき看板が見えたので、歩いて行くと、一件のパブを見付けました。
看板に「このパブは美味いビールの人気投票で上位に選ばれた」と記されています。
その言葉を素直に信じ、入ってみました。
カウンターで黒ビールを注文し、片隅の腰高テーブルで、無事の到着を祝いました。
ここまでの旅はほぼパーフェクト。
思わず笑みがこぼれました。
そしてわが身に「乾杯!」
ウ~ン、こいつは美味い!
すぐに、一杯目を飲み干し、店員さんに同じビールをオーダーしました。
一口飲んでから、「おーっと、写真を撮るのを忘れた・・・」と。
それ程に美味いのです。
そして、二杯目を飲み干す前に、「何か食べておかねば」と、チキンシーザーサラダを注文しました。
ローストチキンとレタスとパルメザンチーズをドレッシングした、ビールに良く合う、さっぱり風味のなかなかの一品でした。
ところで、店員さんの動きがとても気持ち良いのです。
私が座った場所は店内を見渡せる位置でしたから、私のテーブルを担当するウエイターの働きが常に目に入ります。
気遣いといい、俊敏さといい、見ていて本当に気持ちが良い。
で、料理を持って来てくれた時にお願いして、写真を一枚撮らせて頂きました。
ハンサムですし、いい顔してますよね!
ところで迂闊にも、私はこの店の外観を写すのを忘れ、パブの名前をご紹介できません。
ヒースローのステインズ・ロードにあるシャリマーホテルを東に150m程行った場所のパブなのですが。
ということで、ビールは二杯に自粛して、美味しいビールと料理に満足しつつホテルへ戻るとベッドに倒れ込み、イギリス到着の初日を終えました。
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