ウィットビー(Whitby)は大変興味深い街でした。
こんな小さな町から世界へ翔いていった人物もいたのかと思うと、感慨深いものがありました。
町を出ると、周囲に広がる牧草地は、見事なまでに樹木で仕切られていました。
町を離れ、山岳地帯へ進みますと、また雨が降り始めました。
次の目的地はノースヨークシャー州ハロギットにあるハーロウ・カー(Harlow Carr)という庭園です。
ノース・ヨーク・ムーアズ国立公園を横切り、ピカリング(Pickering)、モルトン(Malton)等、ヨーク市の北を経由して南西へ向かいます。
ナビがハロギット(Harrogate)到着予定時間を12時57分と標示していました。
雨の道をひたすらに走って、ハロギットにはほぼ予定どおりの時間に到着しました。
イギリスに来てから植物園を幾つか訪問しましたが、庭園を訪問するのは始めてのことです。
時間を惜しみ、ハロギット市内のストアで買ったサンドイッチで昼食を済ませ、ハロギット郊外の庭園、ハーロウ・カーの入口に立ったのはおおよそ14時でした。
雨の中で、カッパを着て園内へ向かいました。
雨の中で緑がとても綺麗です。
姿の美しい木には「Quercus canariensis」の名札が付いていました。
ブナの仲間で「アルジェリアン・オーク」(アルジェリア楢)という名で呼ばれているそうです。
ウツギが赤い花を咲かせています。
花と木を見ていると本当に楽しいですね。ロングドライブの疲れも忘れます。
そうか、こうすれば狭い場所でもロック・ガーデンが作れるんですね。
今、富良野に遊び小屋を作り、木と花を植えようと考えていますので、今まで気付かなかった、植物を育てる工夫などにも目が向きます。
ヤナギを等間隔に植裁し、生木を織り込んで生垣を作っていました。
旅がテーマのブログですから、花と木の説明はほどほどに致しますが、
その他にも、本当に沢山のアイデアを見せて貰うことができました。
更に、今回の旅で密かに期待していたことがありました。
今作ろうとしているログの遊び小屋に応用するヒントを、今回の旅で見つけようと考えていました。
しかし、残念でした、イギリスの家は99%石造りで、殆ど参考になりません。
しかし、かろうじて、この庭園に木の小屋があったので、折角ですからパチリパチリ。
ハーロウ・カーの庭園には花と木が溢れていましたが、私はイギリスを旅行している間に、石造りの建物に挑戦したい気持ちになり始めていました。
我ながら困ったものですね。
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