躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

すみれ

2010-03-30 20:44:54 | Weblog
庭の椿が花盛りで、特に道路から敷地に入ったあたりが咲きそろっていて、
花園の雰囲気満点。
赤、黒赤、白、ピンク、赤白のまだら。
一重だったり八重だったり、ラッパ型にペッタンコ型。
そしてそれぞれの真中は、もちろん黄色い(雄しべ、雌しべ)。
葉っぱの濃い緑も彩りで、それは、それは綺麗です。

この椿の花園は引越して来たときから、もともとあったもので(百本は越す)、
特に私たちの好みというわけではなかったのだけど。。。
昨日、近所のおばあちゃんが、たまたま訪ねて来られて感激された。
涙が出そうだと。
椿好きにはたまらない庭なのでしょう。

椿の下にはひっそりと、小さな野生のすみれが薄紫に咲いています。

薪集め

2010-03-29 21:40:47 | Weblog
温暖化????
寒い!ですね。
夕方、外は2度でした。
また薪ストーブが活躍です。

先日と今日、来年用の薪にする丸太を、近所の農家から頂いて来ました。
重い丸太を農家の屋敷林の中から運び出し、車に載せ、
家まで運んだら、またそれをうんしょと降ろし積み重ねておいて、
とうちゃんが時間がある時、冬場は毎日のように、丸太を1本づつチェーンソウでストーブに入るように短く切っていきます。
太過ぎるのは鉞(まさかり)で割ります。
それを薪置き場に運んで、ストーブを使う時にはそこからまた運んできます。
と、燃やし始めるまで、なかなかの労働なのですが、
燃えるのはあっという間です。

だから、「薪ストーブ、素敵!優雅ですね」なんて言われると、
はあ?長靴に作業着で汗を流してなんですけど。
時には怪我をしながら重い丸太を運ぶんですけど。
農家の人には暖房費に困っているのだと思われるのですけど。(笑)

でも、一度薪ストーブの心地よい暖かさを知ると、止められないものです。
それに、なんだかんだ言いながらも、
実のところ、薪集め薪作りを結構楽しんでいるのです。

支柱作り

2010-03-22 19:45:02 | Weblog
グリンピース類は秋にも播いたのだけど、欲張り婆さんは春播きもした。
計3種類。
秋播きすると鳥の被害に合うことが多くて、今年は春播きに種を残しておいた。
その春播きの芽が出そろったので、支柱を立てなければならない。
いくらグリンピース(えんどう豆)が大好物だとは言え、やたら種を播くとその分支柱を立てる仕事が増える。
わかっちゃいるけど播いてしまう。
一年に一度だもの。
これが食べたくて菜園を始めたようなものだもの。
と、前置きはこのくらいにして・・・

支柱を立てるには、まず、鋸を持って竹薮に行く。
隣接する分譲地はほとんどが空地で、その一画が竹薮になっている。
竹、取り放題。(持ち主は了解している)
真竹を切り倒す。
竹は10メートルほどで、根元の直径は3cm~10cmくらいと様々だけど、
私一人で切り倒せる。
竹藪が広がるのを防ぐために、冬の間にすでに切り倒し、積み重ねておいたのと、
今日切った5本を合わせて、支柱に適当なのを選び、適当な長さに切る。
いらない枝は切り落とす。
太い支柱には根元部分を、
その支柱に横に渡す竹は、なるべく真っ直ぐで軽いのを選ぶ。
グリンピースのひげが巻きついて伸びていくための支柱は小枝がついたままで、
(秋播きは枝に葉がついていると霜よけになる)
横に渡した竹に上部をくくりつけて倒れないようにする。

太い支柱は土の中に木槌でしっかりと打ち込む。
竹の支柱と横に渡した竹はシュロ縄でしっかり結ぶ。
小枝がついた支柱と横に渡した竹を結ぶ時は麻縄にしている。
簡単に書いてみたけど、この他にも細々と書けばきりがない。
こんなことはほとんど誰も興味がないだろうから、この辺で。。。

というのも、近頃はグリンピース用の支柱の資材が、ホームセンターに行けば売っているらしい。
なんでこんな面倒なことをやっているのだろうと笑う人もいるだろう。
いいのだ。
こだわりなのだ。

特に誰に教わるでもなく、誰に手伝ってもらうわけでもなく、
10年毎年1人で支柱作りをしてきたので、
自分なりの工夫やらコツがあって、
それを、このまま誰にも引き渡すことなく(その必要もないのだが)終わってしまうのは、
寂しいもんだわと、今日は、ふと老婆のように思った。

いやいや、まだまだ完成度は低いのだ。
近くの農家のおじいさんが作るグリンピースの支柱の完璧さ、美しさは、
それはそれは見事だ。
伐採した木の枝や竹で作っているのだけど、
高さや長さがきっちり揃い、真っ直ぐに立っている。
(土に打ち込むので難しい)
しかも、季候を先読みしているのか、年によってやり方が違う。
グリンピース想いなのだ。
だから、春にはどこよりも早くからグリンピースが伸び上がっていく。
本当に美しい。
おじいさんのこだわりに比べたら、私などまだまだ足元にも及ばない。
見るたびに、美しさも追求しなければと思うのだけど、
その余裕はまだない。

おじいさんとは一度挨拶を交わしたことがあるけど、
尊敬の眼差しで支柱を見ては、技を少しづつ盗んでいる私のことを、
おじいさんは知らない。





携帯電話

2010-03-20 20:47:57 | Weblog
うち携帯は、
とうちゃんと兼用で、しかも遠出をするときだけしか使わない。
普段はスイッチOFFで引出しの中。
遠出する時に持って出てもスイッチを入れ忘れたり・・・(汗)
スイッチが入っていても、使い慣れていないので、
着信の音にびっくりして、思わずスイッチOFFしてしまったり・・・〈滝汗)

それから、アンテナがついている。(本当)
そんなことしなくて良いかもしれないけど、
つい、使う時には、電波来てるって感じで、アンテナを引っ張り出して使う。

もちろん蓋などない。
なので、時々使いもしないのに画面に電話番号やなにやらが表示されていることがあった。
バッグの中で何かとぶつかって作動するのだった。
ある時、誤作動防止ができると教えてくれる人が現れて、
えらく感動をしたものだ。

けれど、今日、新しく買った携帯を見たときの感動には及ばない。
新しい白い携帯。(安物らしいが)
「素敵!!アンテナがない!蓋つき!写真を撮れるんだって!メールもできるだって!(今までのもできたはずなんだけど使ってないだけ)動画もだってよ!すごい!」

でも、今まで通り普段は使わないつもりです。
(電話番号はそのままです*業務連絡*)

携帯電話を持っていなければ家にいるときだけ電話に出ればいいのに、
どこにいても電話がかかってくるなんて、
なんか自由がなくなるような・・・付きまとわれているような気になりそう。
それに、TPOでいちいちスイッチをOFFだのONだのよくもまあ面倒なことを・・・
(ぷち感心だけど)私にはとても出来ません。

今まで携帯がなくても普段は全然不自由ではなかった。
でも、誰かと雑踏で待ち合わせとか、知らない家を探して訪ねていく時とか、
旅行の時とかは確かに便利だった。
というか、世間では当然携帯持っているということで話が運んでいくので、
相手に面倒をかけることもあるから。。。ということです。

アンテナも好きだったなあ。(ぼそ)



おばあちゃん2

2010-03-18 15:20:37 | Weblog
知り合いが2歳になったばかりの女の子を連れて遊びにきました。
初対面のさおりちゃんです。
お母さんが私のことを「hanaさんよ」と紹介するので、
「ちがうよ。おばあちゃんよ。おばあちゃんと言ってね」
「おばあちゃん!」
「はい!いい子ね」
「え~!!いいんですか~?母は絶対に『おばあちゃん』は嫌だって、名前で呼ばせるんですよ」
「あら、おばあちゃんて言われるとうれしいわよ」
大人の話を聞いていて、知り合いが私を「hanaさん」と呼ぶのを聞いていたさおりちゃん。
しばらくすると「hanaおばあちゃん!」(笑)
2歳でも気を使うんだね。

陽だまりの縁側で、一日中糸紡ぎのコマをくるくる回している。
小さい子供が来たら、
子供達が驚くような、私の子供の頃の話を聞かせる。
それから作り話やお化けの話もしたい。
それが近い将来の私自身のイメージだけど。。。。さて、どうなりますことやら。

爆発の春

2010-03-16 16:39:49 | Weblog
春が爆発したみたいに、桃や白木蓮やコブシまで、
木が丸ごとの花盛りになった。
「早過ぎない?特にコブシ君は。」
そんなことおかまいなしで、
きゃっきゃっと騒ぎながら咲いている。

蛙もヒバリも鳴いた。
それから、黄色い蝶も飛んでいた。

種播き婆さん(ワタシ)も活動を始めなくては。
でも、なんだか力がでない。
爆発できない。
歳か?
それも良し。

昨夜は、
オーガニック農業を生業として成功させている若いご夫婦を招いて、
一緒に夕飯を食べた。
文字通り足を地につけ、
それを生きがいとして人生をしている人たちは、
憎いほどに素敵だ。
そんな若者が増えているのだそうだ。
特に若い女性が行動的だとか。
日本の若者達は自然体で爆発をするのだろう。
老婆心はいらないね。

食べること

2010-03-13 22:28:13 | Weblog
友人を誘って夕飯をうちで一緒に食べた。
食べながら、
食べることにどれだけ時間と労力を使っていることか、
という話になった。
田畑に出て作物を作る時間と労力。
会社に稼ぎに行くのもその代わりみたいなものだ。
つまり食料を得るのに使う時間と労力。
調理の時間と労力。
後片付けの時間と労力。
相当なものだ。

もしも、身体が変化して食べる必要がなくなったら?
余裕だね。
でも、かなりの楽しみがなくなるよ。
その時間と労力を何に使おうか。
その代わりになる、あるいはそれ以上の喜びがなくてはね。
創造する喜び。
芸術する喜び。
世界を宇宙を探求する喜び。
寝食を忘れてっていうではないか。

そういうのいいね。
そうかなあ。

そんな話をしながら。
「おごちそうさま」
美味しかった!

シンクロよりも嬉しいこと

2010-03-12 20:20:26 | Weblog
今朝の庭のお客様はメジロのカップル、鳩のカップル、アカハラ、ヒヨドリ、「ぽっぽちゃん」えとせとら・・・
仲良しのメジロのカップルが椿の蜜を吸っている姿は、
本当にかわいい天使です。
もちろん、みんなそうだけど。

ところで、昨日のシンクロです。
午前中、私が出前気功教室で出かけていて、
とうちゃんが留守番をしていたのだけど、
捨てられたらしい犬が狂ったように鳴いていたとか。
もしうちに来たら飼ってやろうかしらなんて話して、
そのすぐあとでPCを開けたら、
友人からのメールで、犬の里親を探しているって!
しかもその犬の名前が、以前迷い込んで来て仕方なく飼っていた犬と同じ名前。
(2年飼って里親が見つかって開放された)
わお~!
しかし、今のところ飼う話にはなっていない。
つづく・・・ないで欲しい。

もうひとつは夕方の話。
夕飯は久しぶりにマトンの焼肉をすることにしたのだけど、
キャベツがない!
だけど、焼肉が食べたい。
ま、いいかキャベツなしでもと思っていると、
なんと、近くの農家の人がキャベツを持ってやってきた。
わお~!
おまけにブロッコリーも。
ありがたいシンクロでした。

でも、昨日はシンクロより嬉しかったことがあって、
時間は前後するけど、午後、畑に堆肥を入れていると、
背後から、「こんにちは」と挨拶が聞こえてきた。
振り向くと、別の近所のおばあちゃんで、
この人、人嫌いらしく、今まで絶対にぜったいに、
向こうから挨拶をしてくれたことはなかった。
返事の挨拶も仕方なくって感じだった。
それなのに、昨日は、おばあちゃんが道を通っているのに気付いていない畑の私に、
わざわ挨拶してくれたのだ。
黙って通り過ぎることもできたはずなのに。
しかも見たことのないほどの超にこにこ顔だった!

「世界は必ず変わるよ!」と、
とうちゃんに報告したのでした。


人間は恐いのだ

2010-03-11 20:32:51 | Weblog
まだ幼い野生の鳩の「ぽっぽちゃん」は、
毎日うちの庭に来ては、1日の大半を過ごしていきます。
朝玄関のドアを開けると飛び立ったり、
落ち葉たっぷりのナチュラルな庭の中に入って行くと、
2メートル先から飛び立ったりするので、
こちらがびっくりさせられます。
夫は毎日のように庭の剪定をしているのですが、
ぽっぽちゃんとアカハラは、かなり近くに行くまで逃げないようです。

今日は陽射しに嬉しくなって、庭にあるコンポストの堆肥を畑に移しました。
堆肥をいじっている時は本当に幸せで豊かな気持になります。
コンポストのたくさんのミミズ君達も一緒に畑へお引越し。
「畑の方もよろしくね」

ミミズがいる畑はまだまだ土が出来ていないらしい。
でもいいのだ。
ミミズや微生物がいっぱいの畑が好き!
もしかしてそんな土に触れたい!というのが菜園をしている一番の理由かも。
私の畑は何農法でもなく、きままな思いつき農法だ。
化学肥料と農薬は使わない。
友人の鶏糞以外は動物の堆肥も使わない。
(友人の鶏の餌には抗生物質入ってないから)
これだけで、あとはいい加減。
その時の気分で、自然農法だったり有機農法だったり、不耕起だったり耕起だったり、
草を取ったり取らなかったり・・・
出来なきゃ直売場で買う。
そういうときは、化学肥料も農薬も抗生物質が入っているかもしれない有機肥料も気にしないようにする。
作ってもらってるんだから、感謝でしょ。

なんだっけ?そうそう、
コンポストの堆肥を取り出していると、
ぽっぽちゃんったらいつの間にか私の近くに来ていて、
落ち葉の中の餌をさがしていたのです。
気が付かないでいた私が、よいしょっと堆肥を載せた「てみ」を持ち上げると、
羽を広げてバタバタと2~3メートルほど超低空で飛んだかと思うと、
落ち葉の上に降り、とととと歩いて逃げるふりしたあと、また餌探しを続けます。
「なんだ、それなら近くに来なきゃいいのに」
でも、なぜか何度も近くに来ては、逃げたふりの繰り返し。
私がいるコンポストの側を通り抜ける時は、一応といった感じでとととと早足。
そして、例の水を溜めた古い風呂桶の水のみ場へ。
満腹のあとのお水ね。

「君、警戒心がないと、これから大変だよ。人間は恐いからね」
そうだ、野生の人生は厳しい。
「でも君は可愛いから、はい、特別のご馳走よ」
ミミズ入りの堆肥を一握り、落ち葉の上に放り出したところで。。。
そうだ、人間は確かに恐いのだ。
さっきまでミミズ・ラブだったのに・・・