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仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

「『神田川』見立て殺人」 鯨統一郎

2007-08-02 12:23:18 | 讀書録(ミステリ)
「『神田川』見立て殺人」 鯨統一郎
お薦め度:☆☆☆ /
2007年7月31日讀了


ミステリーといふよりは、ギャグ小説。
「見立て殺人」といふのは、横溝正史などの作品でよくあるやうに、普通は殺人犯人が童謠やら民謠やら和歌やらのシチュエーションを作り出すのだが。
この作品では、搜査する警部が強引に「見立て」てしまふ。
その名も間暮警部、さう、マグレなのだ。
その強引さたるや、一見の價値がある。

この作品で登場するのは70年代の歌謠曲。
順番に擧げると、
1. 「神田川」
2. 「手紙」
3. 「別れても好きな人」
4. 「四つのお願い」
5. 「空に太陽があるかぎり」
6. 「勝手にしやがれ」
7. 「ざんげの値打ちもない」
8. 「UFO」
9. 「さよならをするために」

ちなみに私は同年代を10代で過ごしてゐるのだが、7と9は知らない。
いま、9をYouTnbeで聽いてみたが、なんとなく聽いたことがある程度だつた。

讀んで面白いことは面白い(くだらないといへばくだらない)のだが、特定の年代でないとつまらないだらう。
さういふわけで星3つ。



「神田川」見立て殺人
鯨 統一郎
小学館

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