副作用

けふは定期診察の日。

前囘は９時ちやうどに行つたら、１５分待たされたので、９時５分前に行つた。
事務の人がバスの遲れでまだ來てをらず、先生が受付をしてくれた。
どうやら、けふは１番最初の受付だつたやうだ。

１５分しか時間がないので、こちらから要點を絞り込んで現況報告をした。

＜その１＞
實は、１ヶ月ほど前から便祕氣味になり、２週間前からかなりひどくなつてゐる。
２日に１囘、ひどい時には３日に１囘しか便通がない。
結果として、「キレ痔」になつてしまつた。
前囘に頂いた マグミット錠 はほとんど效果がなかつた。

「抗うつ藥」には副作用があつて、便祕はそのひとつだといはれた。
いま服用してゐる デプロメール は、それでも副作用がかなり少ないはうだとのこと。
對策として、今囘は、 マグミット錠 を増量するとともに、頓服として、 ラキソベロン錠 を出して頂くことになつた。
また、「キレ痔」への對應として、 ボラギノールＮ軟膏 を處方して頂いた。

＜その２＞
以前から、午後には眠くなるので、１時ないし２時から５時ないし６時まで眠つてゐる。
１ヶ月ほど前から、夜の睡眠時間が少なくなつて來てゐる。
それが、この２週間ほど、かなりひどくなつて來た。
けふなどは、午前２時過ぎに寢たにも拘らず、午前４時半には起きてしまつた。
このところ、夜は２時間から４時間程度しか眠れない。

これについては、「うつ」の人は夜に活動するのが樂だといふ場合が多い。
それはそれでもよいのだが、睡眠時期が完全に逆轉するやうだと日常生活に支障をきたすだらう。
ひるに眠るのは仕方ないが、午後３時には起きるやうに心がけて欲しい。

ここまでで、１５分經過。
もうひとつの案件については切り出せなかつた。

＜その３＞
ここ２週間ほど、ささいなことにイライラしがち。
イライラしだすと、つい嫁はんにあたりたくなる。
それがイヤなので、逆に何も喋りたくなくなつてしまふ。

この状態がづつと續くやうであれば、次囘にはこの件を最優先で報告することにする。


けふは、２時間ほどしか眠つてゐないこともあり、頭が廻らず、動作も緩慢。
先生はそんな私をひとめ見て、開口一番、「けふは少ししんどさうですね」と云つてくれた。
確かにしんどい。
でも實は前囘よりはましな感じなのだ。
前囘は、「少し樂になつて來たやうですね。顏色がよいやうに見えます」と云はれたのだつたが・・・


さて、午後３時以降は起きてゐるといふことが、難しさうだ。
とりあへず、嫁はんに、午後３時には起して貰ふやうにお願ひした。


「高脂血症」のはうは、かなり改善されてゐた。
まだ總コレステロール値は２２０を少し上囘つてゐて、ＬＤＬも１７０ほどある。
しかし、中性脂肪については９１まで下つてゐた。
これには驚いた。
昨年の人間ドックの時の數値は３４０ほどだつたし、１ヶ月ほど前の檢査でも２７０ほどだつた。
藥の效果といふものは大したものだ。

次囘はまた檢査をすることになつてゐる。
このところ、夕食後に氣が向いたら「自轉車漕ぎ」をしてゐる。
もしかしたら、次囘の檢査ではさらに良くなつてゐるかもしれない。

５月１９日、「うつ状態」になつて以來、初めてひとりで電車に乘つて外出した。
その時は、周圍の人の視線が自分に向いてゐるやうな感じがして、不安だつた。
みんなが、私のことを「あの人、鬱のヒトぢやないか」と思つてゐる。
そんな氣がしたのだ。
眠るわけにはいかないので、デパスは飮まなかつた。
その所爲か、目的地に着いた頃から頭痛がし始めた。
歸りは電車に乘るのがイヤで、タクシーに乘つて歸つて來た。

明後日、また、ひとりで外出する豫定。
今度は大丈夫だらうか・・・
少し心配だ。
ダメだつたら、またタクシーで歸つてくるしかない。
まあ、それはそれで仕方ないのだけれど。