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ダウト ~あるカトリック学校で~/ Doubt

2009-03-10 00:00:03 | 劇場&試写★6以上
メリル・ストリープVSフィリップ・シーモア・ホフマンの演技対決

主演女優賞/助演男優賞/助演女優賞/助演女優賞/脚色賞 でノミネート(残念ながら全員とれず
予告篇すら観ない様にして大好きなメリルの演技を楽しみにして観て来たら
思ってた以上に面白かった~♪

話がこじんまりしていてなんか舞台っぽいなーって思ったらこれ、
2005年にトニー賞最優秀作品賞とピュリッツァー賞演劇賞をダブル受賞した舞台劇
「ダウトDOUBT―疑いをめぐる寓話」を、
作者であるジョン・パトリック・シャンリィ自身が監督・脚本を手がけ映画化したものでした。

ジョン・パトリック・シャンリィというと、トム・ハンクスとメグ・ライアンの初共演作「ジョー、満月の島へ行く」や、
アカデミー賞脚本賞にも 輝いたニコラスの「月の輝く夜に」
イーサン・ホーク主演のシリアスドラマ「生きてこそ」など 過去に観ている数本どれも好き。



本作は、
N.Y.のカトリック学校の厳格なシスターが神父と男子生徒に抱く、「疑い」を描いた密室劇

メリル・ストリープが、『プラダを着た悪魔』の鬼編集長ばりの、お堅い鬼校長!
顔も常に怖い~!




『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスは役の中でも外でも
大先輩に挟まれて大変そう

そこも観ていてちょっと楽しいんだけど(楽しいっていうのも変か)


本作最大の見どころは

神父(フィリップシーモア)とシスター(メリル)の口論バトル

アカデミー賞常連のお二人だから そりゃもうスゴい迫力で息を飲んで観ちゃった!
「お砂糖みっつで」
まだなごやかムード。

どちらの主張が真実なのか?






1964年のニューヨーク。
ブロンクスにあるカトリック学校セント・ニコラス・スクールでは、
校長のシスター・アロイシスが厳格な指導を信条に日々職務を果たしていた。
一方、生徒の人気を集めるフリン神父は
これまでの古くて堅いしきたりを排し、進歩的で開かれた教会を目指していた。
そんな中、唯一の黒人生徒で孤独なドナルドと不適切な関係にあるのではないかという疑惑が持ち上がり
シスター・アロイシスによる執拗な追及が始まった...。





7/10


密室で起こる、心理劇。こういうの、好み☆

とにかくキャストがいい
名優ふたりに挟まれた、まだ若いシスターを演じたエイミー・アダムスも良かったし、
黒人生徒の母親役のヴィオラ・ディヴィスも、メリルに負け劣らない迫力でした!
さすが、4人ともアカデミー賞にノミニーしただけあります。

カトリックの学校が舞台ということもあって地味だし
派手な展開になるわけではないけど、少しコミカルな部分もあったのは意外。

ちょっとした、シスター(メリル)とのしぐさや目線、会話に引き込まれてあっという間の105分。
どういう風な結末を迎えるのかと思って観てたら、意外とあっさり終わったけど
どちらが正しかったのかという結末よりも、「疑惑」によって動かされる
心理描写を観察するのが面白い作品。

疑惑に支配された人間の心の闇
ラストシーンでついに見せた、メリル演じる校長の弱さが印象的だった、、、、。



 公式サイト
Doubt  2008年 アメリカ   105min
3月7日より公開中~


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08'10/30 L.Aプレミアにて





シーモアさん、寝ぐせですか



11/18 主要4キャスト集合





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42 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは良かった。 (クラム)
2009-03-09 21:46:04
舞台の作者がそのまま作っていることもあって、
一分の無駄もないドラマに仕上がっていたと思います。
時間も短かったんですね。
あの尺でこれだけ濃密な展開をよく入れ込んだものだと感心します。

そしておっしゃるとおり、キャストが最高でした。
自分の記事には書かなかったのですが、
A.アダムスがかなり良かったですね。
と思ったら、オスカーノミネートは今回で2度めとか。
これからも注意してみたいと思います。
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メリル (ともや)
2009-03-09 23:17:32
こんばんは、migさん♪
疑惑は疑惑のまま、最後まで明かさずに観客に想像させる。
なかなか面白かったですわん♪
台詞のやりとりが面白いのも舞台劇だからなんでしょうね。

でも迫力あるバトルをしているメリルを見ながらも、頭の片隅に「マンマ・ミーア!」のメリルが残ってて、ちょっと複雑な気分(笑)。
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メリルさん、怖いよ。 (koji of the dead)
2009-03-09 23:48:21
migさん、お疲れさまです。

校長室での二人のバトル、凄かったですねー!
ほんま息のんじゃいました。

ラスト、そうきたんですか?って感じでしたが、
やはりmigさんおっしゃる通り、終始心理面での面白さ(興味深さ)がありました。

神父らの食事からシスター達の食事シーンへのきりかわりとか、以外とプッとさせてもくれましたね。

キャストも文句ナシ。
メリルさんの、あの厳格な感じ半端じゃなかった!!
黙ってる時なんか、少し口いがませたりしてて怖かったなぁ。
シスター・ジェイムズ(?)役のエイミー・アダムスも顔からして合ってたと思う。
ちょっと、かわいいなぁと思いました~。
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Unknown (あすか)
2009-03-10 04:20:49
観たんだね~。
私、まだこれ未見だけど楽しみなの。
本当に俳優陣がいいよね。
予告からでも緊迫感すごいもん。
もうすぐこっちでDVDなので、観たらまた遊びに来るね♪
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Unknown (ぷくちゃん)
2009-03-10 06:25:57
こんにちは。メリルは怖かったですね。

でも本当はむふふ・・・の関係だったのでしょうか?それをにおわせるフィリップの演技もさすがでした!
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みたわ! (とく)
2009-03-10 08:47:48
普通かな?てか、少し肩透かしかな?俳優の演技は、すんごいわ。とくに、メリル。フィリップのキャスティングは、なんか、「ハピネス」の変態野郎っと、被ってて、なんか、いかった。作品全体としては、今一つ感が。ま、日曜日の最終回は、1000円だから、いっかな?あ、昨日、レンタルやさんで、DVDスルーされてた、クリスチャン・スレイターの作品、題名、忘れた。んで、クリスチャンのおでこが、もう、やばいですわ。特殊メイクか?ケビン・コスナーなんか、遥かに超えてますわ。ただ、作品自体は、なかなかでしたが。そんな感じでーす!
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おひさしぶりで~ (cyaz)
2009-03-10 17:33:38
migさん、こんにちは^^
いつもTB貼り逃げですみません

アカデミー・ノミネート15回のメリル・ストリープは貫禄ものですが
(受賞式の模様をまた観直しちゃいました)、
migさんも仰っているヴィオラ・デイヴィスはほんとメリル以上に凄い演技を見せてくれました
彼女、助演女優賞にもノミネートされていましたが、今後が楽しみな女優さんですね~
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★クラムさん★ (mig)
2009-03-10 23:12:49
こんばんは♪

A.アダムスさんってノミニー2度目なんですねー、
すごい。この映画、ほんと無駄なしでしかも
時間もちょうど良かったと思うんですよね。
これ以上長かったら間延びしそうだし。
あのラストもわたしは好きです、というかクラムさんかなり高評価でしたね
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★ともやさん★ (mig)
2009-03-10 23:14:29
ともやさんの、メリルがふざけてるように見えちゃうってコメント笑えた~

わたしにはちゃんと真面目に見えました(笑)

>疑惑は疑惑のまま、最後まで明かさずに観客に想像させる

ほんとにそうでしたよね、わたしはやったと思ってます
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★koji of the dead★さん (mig)
2009-03-10 23:17:12
こんばんは♪

初日に観られたのかな?
わたしも楽しめちゃいまいした、あのバトルは緊迫感あって面白かったですね~
一歩も譲ろうとしない両者がみててハラハラでした★

神父らの食事からシスター達の食事シーンへのきりかわり

そうなの、そうなの、ああいう対比とか
万年筆嫌いな校長と愛用するのの対比、シュガーとかね、細かい部分いろいろ面白かったな。
やっぱりキャストは大事ですよね。
若いシスターもハマってて良かった♪
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