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2012年10月23日ジャイアンツがカージなルスに9対0で勝利。ワールドシリーズ対戦はタイガース!

2012-10-23 16:56:05 | 日記
2012年10月23日
#、為替、79.94円。79.80円。79.86円。ユーロ、104.42円。104.18円。
#、ダウ、13345.89。+2.38ドル。ナスダック、3016.96。+11.33。
#、前場、9017.83円。+7.12円。後場、9014.25円。+3.54円。



MLB、3勝3敗! 決勝戦。
ジャイアンツ対カージナルス戦。
9対0でジャイアンツ勝利。4勝3敗でワールドシリーズへ
先発、【ジ】ケーン右腕、カシーヤ右腕、ロペス左腕、ロモ右腕、
【カ】ローシュ右腕、ケリー右腕、ムヒカ右腕ローゼンタール右腕、ボックス右腕、
サラス右腕、モット右腕、
【カ】1番ジェイ、2番ベルトラン、3番ホリデー、4番クレイク、5番モリーナ、
6番フリース、7番デスカルソ、クルーズ、モット、8番コズマ、9番ローシュ、ケリー、ムヒカ、チェンバーズ、ローゼンタール、ロビンソン、ボックス、サラス、シューメ―カ―、
【ジ】1番バガン、2番スクタロ、3番サンドバル、カシーヤ、ロペス、ロモ、4番ホージー、5番ぺンス、6番べルト、8番ブランコ8番クロフォード、9番ケーン、ハフ、カシーヤ、アリアス、
【カ】1回表、1番、1.2.空振り三振2番、1.0.8ヒット3番、3.2.盗塁2塁8フライ
4番2.2.5フライ。
【ジ】1回裏、1番、0.1.9ヒット2番、1.1.2.1.3ゴロ内野安打1.3塁3番、1.0.1ゴロ1点2塁4番、1.1.3.1.3.2.6ゴロ5番、0.1.2.2.空振り三振。       0対1。
2回表、5番、1.1.3.2.7ヒット6番、1.2.3.2.四球7.番、3ゴロ1.3塁8番、3.2.空振り三振9番、1.2.6ライナー。
2回裏、6番、3.2.4ゴロ7番、0.1.9ヒット8番、3.1.3ゴロ2塁9番、1.1.4ライナー
内野安打1点1番、1.1.8フライ。                0対2。                                    
3回表、1番、0.1.5ライナー内野安打2番、1.2.4ゴロ2塁3番、1.1.9フライ3塁4番、7ライナー。
3回裏、2番、9ヒット3番、左二塁打2.3塁4番、3.2.四球【ケリー】5番、中二塁打3点6番、1ゴロ内野安打1.3塁7番、3.2.四球8番、3.2.6ゴロ野戦1点9番、1.2.空振り三振【ムヒカ】1番、3.2.6ゴロ1点2番、3.1.四球満塁3番、3ライナー。
                                 0対7。
4回表、5番、1.2.8ヒット6番、3.2.9フライ7番、2.2.見逃し三振8番、4ゴロ。
4回裏、4番、1.2.6ゴロ5番、0.2.9ヒット6番、1.2.8フライ7番、3ゴロ。
5回表、9番打チェンバーズ、1.2.7ライナー1番、2.1.3ゴロ2番、3.2.9フライ。
5回裏、【ローゼンタール】8番、1.2.空振り三振9番、1.2.空振り三振1番、1.2.空振り三振。
6回表、3番、0.2.死球4番、3.2.3ライナー5番、7ヒット6番、2.2.空振り三振7番、1.1.4フライ。
6回裏、2番、1.1.7フライ3番、3.2.四球4番、2.2.8ヒット5番、1.2.空振り三振
6番、0.1.4ゴロ。
7回表、8番、1.2.空振り三振9番打ロビンソン、0.2.空振り三振1番、3.2.2番、6ゴロ。
7回裏、【ボックス】7番、3.2.四球8番、3.2.9ヒット9番打ハフ、2.1.4ゴロダブルプレー1点1番、2.0.9ヒット2番、1.1.8ヒット【サラス】3番、0.2.6ゴロエラー、ホムタッチアウト!                          0対8。
8回表、【カシーヤ】3番、0.2.1.2.6ゴロ内野安打4番、0.2.8フライ5番、1.1.8ヒット6番、1.2.1ゴロ2.3塁【ロペス】7番打クルーズ、1.1.1.2.見逃し三振。
8回裏、【モット】4番、1.1.6ゴロ5番、1.1.9フライ6番、1.1.右ホームラン1点7番、1.2.1ゴロ。                          0対9。
9回表、8番、3.2.四球9番シューメ―カ―、2.2.4ゴロホースアウト1番、0.2.1.2.見逃し三振2番、3.1.四球【ロモ】3番、0.2.1.2.暴投2.3塁試合が終了しているのに書き込みが出来ない?二本では絶対無い??



スポーツ
1. これが王者巨人=取り戻した本来の強さ―プロ野球CS
時事通信 10月22日(月)21時47分配信

 八回を抑えて悠然とマウンドを降りていく山口の姿には、もう勝利を決めたような雰囲気があった。集中打で先制し、一発で加点。投手陣は確実にリードを守る。最終戦で巨人が見せたのは、シーズン中と同じ勝負強さだった。
 「一つ勝って好転してきた」と原監督。3連敗後の重苦しい空気は徐々に薄まり、前日のサヨナラ勝ちで吹き飛んでいた。二回、5番高橋由からの4連打と長野の適時打で3点先取。1、2戦目で出た強引さは、どの打者にもなかった。五回には村田の今シリーズ2号となるソロで、欲しかった追加点も奪った。
 「前回の登板で終えたくなかった。チャンスをもらえたことがうれしかった」。ホールトンは安定感ある投球で5回無失点に抑え、四回途中でKOされた第2戦の悔しさを晴らした。六回からは2日前に先発した沢村をつぎ込む。七、八回は山口が抑えて西村にバトンを渡し、勝ちパターンへとつなげた。
 崖っぷちから大逆転できたのは、リーグを独走して優勝した本来の巨人らしさを取り戻したから。リーグ制覇の時より2度多く、10度宙を舞った原監督。選手たちの成長を感じ「2、3発引っぱたかれ、はい上がった。進化した」と話した。苦境を乗り越えてたくましさを増し、3年ぶりの日本一に挑む。 
#、野球は、ベンチ、選手も、状況判断が勝負を決める。!
大逆転の要素はいろいろ有るが、
1.中日ベンチの大きな判断ミス、第四戦の9回裏、岩瀬起用?本来は浅尾を出すべきです。
2.代打、矢野!鉄則!集中して初球を叩いた事です。1.2球で決まります。
1.2球の見極め!カウント球を打っていけるか?ボールを見逃すか?。
3.投手起用!
Ⅰ~3戦まで中日は、抜群の起用!。山本昌で勝利した。一方巨人は、ホールトンが悪く?
小山をリリーフで加点された。
打線、村田!悪い。ボールに手を出す?甘い球を見逃す?最悪から、昨日は積極性が出て来た。4連打高橋7ヒット、村田三遊間7ヒット、古城三遊間7ヒット軽打!無死満塁から寺内フォークを救い上げて2打点ホールトン、スリーバント2.3塁、長野9ヒットで1点を追加!0対3として指導権を握った。
打たれた時ほど、ストライクを先行が理想!追い込めば、ゲッツーも有りうる?ボールが先行して、四球が最悪?たとえ打たれたとしても、大量失点でなければ、交代も出来る。

3. 注目のヤンキース外野陣、中堅手グランダーソンは残留決定
デイリースポーツ 10月22日(月)19時23分配信

 大リーグ、ヤンキースがC・グランダーソン中堅手の来季年俸1500万ドル(約12億円)の球団オプションを行使することになった。

 米スポーツ専門サイト、CBSスポーツ(電子版)が21日(日本時間22日)に伝えた。

 これでチームの来季の中堅手はグランダーソンに確定。今後は今季限りで契約が切れる2人の外野手、イチローとスウィッシャーの動向が注目される。

 ただし、31歳のスウィッシャーは長期契約を求めると予想されており、交渉難航は必至。けがでシーズン序盤に戦列を離れていた左翼手のガードナーが来季は完全復活するため、財政面を考えると、来季外野手はグランダーソン、イチロー、ガードナーの3人になる可能性は十分にある。

4. 誤算から誕生!日本ハムの3連勝を支えた“新御三家”
夕刊フジ 10月22日(月)16時56分配信

日本シリーズ進出の原動力はこの3人!(左から中田、糸井、陽)(写真:夕刊フジ)
 左翼の中田翔(23)、中堅の陽岱鋼(25)、右翼の糸井嘉男(31)。日本ハムは好守強打の外野トリオが、3年ぶりの日本シリーズ進出を支えた。いずれもドラフトの筆頭格で入団しながら、当初の守備位置で「失格」の烙印(らくいん)を押され、コンバートの末に開花。“新御三家”は誤算から生まれた。(笹森倫)

【フォト】中田が日本Sに向け快音 日本ハムが練習再開

 19日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(札幌ドーム)。前夜に無傷で王手をかけた勢いのまま、初回に糸井の四球に続き、中田が先制適時二塁打を放ち、電光石火で勝利をたぐり寄せた。

 今ステージのMVPは殊勲の2本塁打の糸井。「監督さんの“受け身にならず攻めていこう”という言葉を実践できた」と胸を張った。中田もチームトップの打率・444で4番の仕事を全う。「今まで経験したことがないことばかり。うれしいのひとこと」と喜んだ。陽も・300の活躍。さらに第2戦の好守は勝利の「ポイント」と栗山監督に激賞された。本塁補殺で同点を阻み、一度つかんだシリーズの流れを渡さなかった。

 2006、07年のリーグ連覇に貢献した森本稀哲、新庄剛志、稲葉篤紀の強力外野陣をしのぐ“新御三家”。だが実は3人とも、一度は球団の期待を裏切った“落ちこぼれ組”だった。

 糸井は剛腕投手として2003年の自由枠で入団も、ノーコンで1軍登板がないまま06年に野手転向。05年高校生ドラフト1巡目の陽は、大型遊撃手として期待されたが、エラー連発で09年に外野へ配転。07年の高校生ドラフト1巡目で入団した中田は、当初は三塁手に挑戦したが「打球が怖い」と適応できず、09年に一塁、さらに同オフから左翼に回った。

 人生、何が幸いするか分からない。3人のドラフトに携わった山田正雄GM(68)は「結果オーライに見えるかもしれないけど…」と苦笑しつつ、三者三様の“異動”裏事情を明かす。

 中田は高校時代は投手兼外野手で、「獲る前から外野の守備はいけると思っていた。入ってからいろいろなところを守らされたけどね」。

 糸井は「もともと投手がダメなら野手で、というのはあった。でも外野も最初は全然ダメ。努力したんだろうね」。当時の外野守備コーチが「右中間に寄れ」と指示したところ、「ウチュウカンって何ですか?」と聞き返し周囲をあぜんとさせた逸話も。ずぶの素人が、驚異の守備範囲と強肩を誇るゴールデングラブ賞の常連に化けた。

 「陽だけは、本当に計算外」と山田GM。なんとか陽を遊撃手で育てたい首脳陣は、キャンプで早出と居残りの特守を恒例に。今季も再挑戦の案があったほどだが、「糸井と違って外野はすぐできた」。瞬く間に、栗山監督が「今の外野手ではナンバーワン」と絶賛する名手に成長した。

 3人とも身体能力には定評があったが、素質を生かせずユニホームを脱ぐ選手もごまんといる。

 成功への道筋はひとつだけじゃない-。札幌ドームの広い外野を駆ける3人は、そう教えてくれる。



3. 原巨人 下位打線で勝った!長嶋流ゲキ&攻めの采配で決戦制す
スポニチアネックス 10月23日(火)7時2分配信

<巨・中>3連勝し日本シリーズ進出を決めた巨人ナインは原監督を10度胴上げ
 ◇セ・リーグCSファイナルS第6戦 巨人4―2中日(2012年10月22日 東京D)

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ最終第6戦は22日、巨人が中日を4―2で下し、リーグ優勝による1勝のアドバンテ ージを加えて3年ぶり33度目の日本シリーズ進出を決めた。2回に寺内崇幸内野手(29)の2点適時打で先制し、4投手の継投で逃げ切った。3連敗という後のない状況から3連勝での劇的なCS突破。10度宙に舞った原辰徳監督(54)が、3年ぶりの日本一奪回を目指す。

 崖っ縁から押し返しての日本シリーズ進出に、マウンド上で歓喜を分かち合うナイン。1度は胴上げを固辞した指揮官だったが、苦しんで苦しんで手にした勝利に選手たちが許すわけがない。リーグ優勝決定時の8度を超え、原監督は10度も宙に舞った。

 「選手がどうしてもと言うので、大変ありがたく頂きました。いきなり3連敗で完全に土俵際までいって、徳俵に乗ったところから七転び八起きの精神で進化した選手たちが頑張ってくれた。非常に価値ある勝利だと思う」

 自慢の強力打線が機能せず苦しんだ今シリーズだった。計6試合で、3番坂本は5安打、4番阿部は単打のみの6安打。打点はともに2しかなかった。爆発力を欠き、重苦しい展開の試合が多くなったが、最終戦は下位打線が突破口を開いた。2回に高橋由、村田の連打で無死一、二塁。定  石 でいけば犠 打の場面で、7番古城に強攻のサイン。そして古城が中日・伊藤の初球シュートを左前に運び、続く寺内の先制打につなげた。チームに攻める姿勢を植え付ける最高のタクトだった。

 第4、5戦の接戦をものにして、運命の最終戦を迎えた。脳裏をよぎったのは94年、中日とのあの「10・8」決戦だった。「5番・三塁」で先発出場した原監督も「最も印象に残っている(試合だ)けど、正直、二度と経験したくないというゲームだった」。当時の長嶋茂雄監督が試合前、宿舎の食堂で「俺たちは勝つ!いいか、もう一回言うぞ。俺たちは勝つ!勝つ!」とナインを鼓舞した。あれから18年…。再び訪れた雌雄を決する最終決戦。原監督は、試合前の選手サロンで両腕を組みながら声を上げた。「徳俵に乗っかった状態からね、きょうを迎えることができたんだよな。もう、まさにきょうは決戦だぁ!チームが一つになって全力でベストを尽くして頑張ろう、OK?おーし、やろう!!」。その最前列には先制適時打を放った寺内がいた。

 そして、再び高木竜との決戦を制した。レギュラーシーズンで中日に10・5ゲーム差をつけた意地もあった。「こういう試合は、プロ野球の中でもそうそうあるものではない。きょう負けたら終わりという中で戦ったのは、大きな成長の糧になる」。巨人軍の歴史に「10・8」に、「10・22」という新たな伝説が加わった。ただ、まだ日本シリーズという最後のひとヤマがある。相手はCSを悠々と勝ち抜いた日本ハム。指揮官は「もうひとつ整備して、しっかり戦いたい」と力を込めた。

6.  2位の中日に10.5ゲーム差。3連敗から怒涛の3連勝でCS制覇!
巨人が手にした下位打線の得点力。

 レギュラーシーズンで圧倒的な力を見せつけ優勝を果たした巨人だが、クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージでは、その中日を相手によもやの苦戦を強いられた。

 初戦に敗れ1勝のアドバンテージがなくなると、そこから3連敗。原辰徳監督が言う「土俵の徳俵」に追い詰められながらも、第4戦から3連勝。1勝3敗からの劇的勝利は、両リーグ通じてCS史上初だった。

「絶対王者」と目されていたチームが、難産の末に手に入れた日本シリーズへの切符……。

「ペナントレースにおいて、かなりのゲーム差というものを持って優勝することができました。そのことを、一人ひとり疑わず戦えたというところに勝利があったと思います」

 試合後、指揮官はそう言って溜飲を下げた。

 振り返れば、ファイナルステージでの巨人は思うような戦いができていなかった。

 今季、12勝を挙げた杉内俊哉が“勤続疲労”のためCSに出場できなかったことはもちろん、第1戦から内海哲也、ホールトンと、ローテーションの柱が粘り切れなかったことが大きかった。リリーフも、ホールド王の山口鉄也が初戦、そして守護神の西村健太朗が第2戦と第3戦で連続失点を喫したのが誤算だった。

阿部、長野、坂本ら主力が抑えられたのに、なぜ巨人は勝てたのか?
 打線にしても同じだった。

 CSでも爆発を期待されていた、打率、打点でリーグ二冠王の4番・阿部慎之助が、前半3試合でわずか2安打と沈黙。トータルでも単打6本に終わった。さらには、1番・長野久義、3番・坂本勇人ら主力全員が打率3割に満たなかった。

 ファイナルステージでは「打つべき人間が打って勝った試合」は、坂本と阿部のバットで決めた第4戦のみ。第5戦で代打サヨナラ安打を放った石井義人がMVPになったことからも、いかに攻撃陣が苦しんだかが理解できる。

 巨人は、この戦いにおいて決して投打が噛み合っていたというわけではなかった。

 しかし、そんな状況にありながらも最後の最後で勝利を手繰り寄せることにつながった、重要なポイントがあった。

 それは、下位打線の奮起だ。
毎試合のように打順を変えていた原監督の策。
 ファイナルステージでは、第4戦を除き6番から9番まで(当該打順での代打も含む)の安打総数が相手チームを上回ったほうがゲームをものにしてきた。

 ただ、巨人と中日との間には決定的な差があった。

 打順の組み替えである。

 中日は初戦から第4戦まで、6番・平田良介、7番・森野将彦、8番・谷繁元信。第5戦からは好調の森野を6番に上げ、平田を7番に下げたものの、メンバーは変わらなかった。

 一方で巨人はというと……。

 初戦は、6番・高橋由伸、7番・矢野謙次、8番・亀井義行。

 第2戦は、6番・村田修一、7番・亀井、8番・松本哲也。

 第3戦は、6番・村田、7番・ボウカー、8番・寺内崇幸。

 第4戦と第5戦は、6番・村田、7番・ボウカー、8番・古城茂幸。

 第6戦は、6番・村田、7番・古城、8番・寺内。

 実に、6試合で5パターンもの下位打線を構築していたのだ。

 この布陣が意味するもの。それは、下位を任される選手が増え、打順が多岐にわたれば、相手チームはその分だけ対処法を考えなければならない、ということ。

 相手捕手・谷繁の敗戦の弁が、その全てを物語っている。

「全員を抑えないと短期決戦では勝てない。マークした人たちを抑えても、なかなかうまくはいかない」

安打1本の重みがレギュラーシーズンとはまるで違う短期決戦。
 巨人なら、長野や坂本、阿部はどのチームだってマークする。事実、ファイナルステージで谷繁は内角攻めなどで攻略し、明らかにこの3人を警戒していた。そうなれば、いくらレギュラーシーズンで抜群な成績を残したといっても、短期決戦においてそれはイコールではなくなってくる。

 下位だけで7打点を記録したことからも分かるように、メンバーを固定した中日の手法も間違ってはいなかった。だが、レギュラーシーズンと異なり、短期決戦では安打1本の重みがまるで違う。第5戦で古城が、第6戦で寺内が先制2点タイムリーを放った例が、その象徴と言えるだろう。

 原監督は、中日に王手をかけられてから「総力戦」という言葉を頻繁に用い、フレキシブルに選手を投入し続けた。

 寺内は、「自分がやるべきことは分かっています。ベンチも全員がいい準備ができたから勝てたと思う」と言った。

「七転び八起きの精神で、ひとつ上にランクが上がった」
 指揮官の想いと姿勢。それがCSという短期間で選手たちに浸透した。だからこそ、下位だけでチーム総得点17のうち8、とりわけ8番が5打点を叩き出すといった打線の繋がりを生み出し、勝利へと結実させることができたのだ。

 日本シリーズ進出を決めた直後、お立ち台で「クライマックスシリーズを経てチームは進化したか?」との問いに原監督は、しっかりとこう言葉を結んだ。

「最初は2、3発ひっぱたかれ、それから這い上がる七転び八起きの精神で、ひとつ上にランクが上がったと思います。進化しました!」

 下位打線の奮起だけがCSでの巨人の進化とは言わない。しかし、短期決戦において中軸が打てなくても下位で確実に得点できるスタイルを確立できたのは、大きな収穫でもあった。

 九死に一生を得て掴んだ、巨人の新機軸。それは日本シリーズでもきっと、十分に発揮されるだろう。

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7. 中日・高木監督、悔しくて「寝てません」
デイリースポーツ 10月23日(火)15時33分配信

 悪夢の敗戦から一夜明け、中日の高木守道監督は23日、都内のホテルを夜明け前に出発して名古屋に帰った。

 巨人とのCSファイナルSでは、第1戦から3連勝して王手を掛けながら3連敗し悪夢のような終戦を迎えた。71歳は「寝てません。(ニュースも)負けた時は悔しくて見てません。一夜明けて悔しさがより一層出てきました」とぶ然としていた。

 ドラフト会議前日の24日にはスカウトを交えた最終編成会議のため再度東京入り。とんぼ返りの強行日程となる中、「今日は名古屋でゆっくりします。もう家には来んでね」と、つかの間の休息を取る。

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8. 落合・森の昨季中日首脳陣 中日戦解説で高木采配メッタ斬り
NEWS ポストセブン 10月22日(月)7時5分配信

 CSファーストステージを辛くも制した中日の高木守道・監督は、「敗戦の弁を考えていた」と、厳しい闘いを振り返った。が、71歳の老指揮官に最もプレッシャーを与えたのは、敵将の小川監督でも主砲のバレンティンでもなかったようだ。

「ヤクルトとの第1戦(13日)、中日のコーチ陣はピリピリしていました。というのも、“あのコンビ”が中継の解説をしていたからです」(中日番記者)

 その2人とは、昨季まで中日を“オレ流”で8年連続Aクラスの常勝チームに育てた落合博満氏(58)と、ヘッドコーチとして落合氏の参謀役を務めた森繁和氏(57)。

「落合さんも森さんも歯に衣着せない。昨季は連覇を達成したのに解任された因縁があるだけに、高木采配を酷評するだろうといわれていました」(同前)

 2人が解説を務めたのは「J SPORTS」。この試合はNHKのBSでも中継されたが、野球ファンの間では“人畜無害”なNHKではなく、こちらにチャンネルを合わせた人が多かったようだ。

 2人はそんな期待(?)に見事に応えた。試合の前半は中日が2-0とリードしていたせいか、落合氏の口数は少なめ。だが、5回裏の中日の攻撃から“毒”が解禁される。5回を68球・無失点の先発・中田に代打・山崎武が告げられると、2人は「ハハハッ」と失笑を漏らす。

「やっちゃいけない交代。まだ投げさせていいんじゃないのかなと思います」

 と、落合氏は疑問を投げる。しかも遊ゴロを打った山井がベース前で一塁手・畠山との衝突を避けるためにスピードを緩めてアウトになると、「何をお嬢さん野球やってるんだろ。滑ればいいんだし、ぶつかればセーフなのに」と“ジャイアン”の愛称を持つ大ベテランを小娘扱いに。6回裏にはヒートアップ。リリーフした田島が2死一、二塁で打席に立つと、再び落合氏と森氏は「ハハッ」と呆れた笑い声。

「俺らだったら絶対に交代(代打)だよね」(落合氏)
「交代ですね」(森氏)

 そして7回表も田島が続投すると、落合氏は「イヤ~な雰囲気だね」とボソリ。何と、それを言い終わるや否や田島はバレンティンにソロ本塁打を浴びてしまう。その後に田島が走者を2人出すと、中日ベンチは大慌てで浅尾に交代する。

「この雰囲気を作ったのは誰なんだ、ってことですよ。田島に投げさせる必要があったのかな」
「まぁ、野球を面白くしてくれましたな。ハハハ」

 と、“落合節”は絶好調に。そして、驚く一言も飛び出した。

「ねぇ森、さっき(6回裏に)田島が打席に立った時に何を感じた? お客さん、シラけてたよ。高木監督の考えがあってということでしょうけどね……」

 と、追加点を取りにいかなかった采配をチクリ。2007年の日本シリーズで完全試合直前の山井を交代させて観客をシラけさせた(*注)一件を思い出したファンも多かったのでは……。

【*注】2007年の日本シリーズ(中日vs日本ハム)の第5戦、日本一に王手をかけた中日は先発・山井が8回まで完全試合ペースの好投をしたが、1-0でリードした9回に落合監督と森コーチは守護神・岩瀬を登板させる。指のマメを潰した山井が降板を申し出たことによるものだが、日本初のポストシーズンでの完全試合達成が消えたことで物議を醸した。

 結局、試合は中日が追加点を奪って快勝したが、「6対1というゲームの割には、中継ぎの疲労度は点差以上ですね」と苦言を呈することも忘れなかった。

※週刊ポスト2012年11月2日号

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