えびの地方の“田の神様(たのかんさー)”
田のかんさーに景気回復をお願いしました
朝6時に起床。
6時30分頃から8時頃まで蕎麦打ち。
朝食を取り、9時前からつゆ作り、そして11時30分開店。
14時30分に昼の部が終わり、茹で釜、食器などの後片付け。
そして、5時30分から夜の部。
考えると、一日のほとんど手は蕎麦粉の中、水の中、そして洗剤のい中。
特に冬の間は手はガサガサならないのが不思議だ。
寝る前、クリームをつけるなど、管理を怠ると1・2日でひびぎれ・あかぎれで真っ赤な手となる。
ところが、今年はそんなに気をつけるでもないのに、手がさらさらと美しい(?)
実は、11月頃から徐々に、そして新年になったら極端にお客様が少なく・・・。
アメリカサブプライムローンに端を発した経済恐慌が宮崎の田舎の団地の中のちっちゃな蕎麦屋まで影響が出始めている。
こりゃ、大変だ。
そーだろうなー。
ガス代、電気代、水道代、ガソリン、そしてそば料理の全材料が値上がり。
家計においても同じだろう。
蕎麦を打ちながらラジオを聞いていると「まず外食をしない」「お米が売れてている」「炊飯器、冷蔵庫の売れ行きがいい」・・・等々外食をしない裏づけの情報が沢山耳に入ってくる。
値上がりだけでなく、経営環境の悪化から、ボーナス、給与の据え置き、減額。大変な企業は従業員の首切り・・・と物価の値上がりだけでは済まされない厳しい状況になっている。
正月を迎えて、「今年はこんなお店にしよう」「このくらいの売上を目指そう」「この辺がまだまだだなー、改善しよう」・・・等々、ちっちゃい店ながらも、いろいろと反省し、目標を立てる。
「朝礼暮改」という言葉があるが、正月6日までの休みの間に、いろいろ計画したが、計画変更だ。
この状況は来年くらいまでは続くだろうが、とりあえず今年はそんなに売上は期待できない。
今年は開店満5年を迎える年だ。
いい機会だ。
もう一度蕎麦屋開店の想いを考える年にしよう。
蕎麦の勉強を一からやり直してみる年にしよう。
蕎麦の本を読み、蕎麦の歴史、蕎麦の成分や栄養、そして蕎麦打ちの技量をさらに上げよう・・・と。
手を抜かない、正直なお蕎麦を、そして“蕎麦 ゆかわの蕎麦はこれだー”という物をお出しする・・・そんな想いを忘れないようにすることだ。