読み直してみる

年月の経った文章をたまに読み直してみる。
高校時代の文章を読み、え、この頃すでにこんなこと考えていたんだ
今よりずっと大人だな？と、思ったり
かなり革新的なこと言ってるな、と思ったり
あらあら、こんなに気が弱かったかしら、と思ったり
食レポかなりうまいわね、下手なタレントよりずっといいじゃん、なんてことを
思ったりして、一人で悦に入ったりしています。
まあ、どんな文章を書いたところで
たかが独り言。
どうってことありませんが。
こうして市井の人間は年を取り、朽ちていくんだわ。

別れの言葉

終末期の親御さんを抱えた知人がいます。
ほんのたまにしか言葉を交わす時間はありませんが、
たとえ２〜3分でも、声をかけるようにしています。
自分は親の介護をろくにしてこなかったこと、
たまに行ってもなかなか話ができなかったこと、
話をしなきゃいけないと思う気持ちと
こんなこと話したら、本人が勘ぐってしまうだろうと思い、話せなかったこと。
余分なこと考えずに、なるべくたくさんお話ししておくといい、
なんてことを話しました。

今、介護の仕事をしていて、
常に別れという言葉と背中合わせの毎日であるということを
何度も感じました。
おはよう、こんにちは、とお邪魔して
寝たきりの方にはハイタッチして、
帰るときには
また来週来ますね、と笑顔でおいとまするようにしています。
いつも元気でいいねえ、と言われますが
みなさんが元気だから私も元気でいられるんですよ、と返します。
笑ってお話しし、笑顔でまたね、とさよならする
それが仕事かなぁ、と思うこの頃です。