翁の“ガハハ”な山家暮らし

山家に放念で暮らす翁。田舎暮らしの“ガハハ”なエピソードとその珍問答、ニンマリしていただけたら嬉しいわ。(放念の翁)

◆無機質な風景だよ◆   3573

2017-03-05 14:52:38 | ブログ

~い、翁さん、今日は暦の上での“啓蟄”、畑の人影も多くなって、春野菜の準備だな、ハハハハ。翁さんはほとんど毎日買い物に行くようだが、この頃は俺も婆さんに買い物を頼まれて、大型店は無人レジが増えてきて戸惑うわ。飲食店などでは券売機でチケットを買わされて。どうもスタッフが集まらないようだから雰囲気が寒い。対面販売の商店街もあちこちでシャッター街に、夜はゴーストタウンだとか』

あ、伸二さん、まだ霜が降りて冷たいわ。奥さんと仲良く畑仕事をしているね、あちこちで皆さんの元気な姿が見られる、ファハハハ。日本の自動販売機の種類と数の多さには外国人が驚くようだが、無人レジには戸惑うようだな。・・・・スタッフが集まらないのでは無く、店舗数が多すぎるからのようで、この頃は歯科医院と内科医院の数が目立つな、医療も過当競争という事だな』

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手のコンビニは全国に5万店近く店舗があるそうだが、24時間営業が難しくなっているらしいわ。学生のバイトも少子化の影響が顕在化しているそうで、ファハハハ。確かに大量販売の売手市場だが、それを売り捌ける国民の懐事情ではなさそうで。・・・・合理化がどこまで進化をするのか、人と人との心のふれ合い、コミュニケーションのない殺伐とした社会になるわ』

えてみると、我々の人生は変化が激しかったが、人間味のある、経済的にもゆとりのある「昭和」に生きて来たと思うな、ファハハハ。・・・・言うなれば老後は「平成」だが、その名に相応しくない時代で。そうだ、伸二さんの畑には小麦が伸びてきたが、出来たら少し頂戴をしたいわ。ここのところうどんを打っていないよ、まだ去年の小麦があるから製粉をする、うあ~、ありがたいな』

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あとがき==人間社会の人間が置き去りに、豊かさの価値観までが変わってしまって、今なら後戻りは出来るだろう、ガハハハ==放念の翁