『（ホームセンター） よう、良二君（高校時代友人）暫くだ、あなたがゴルフを止めて以来だから、７，８年会わないかな、でも元気そうで、ハハハハ。俺は日用雑貨の買い物で、もう専業主夫が１０年以上だよ。同級生の何か情報は？、聞いていない？、俺も賀状を出さなくなって音信不通、磯部君のところには蕎麦粉やシイタケなどの収穫の連絡を貰うと出かけるが、後は様子は分からないよ、ハハハハ』
『おやおや翁君、本当暫くだな。軽い脳梗塞でゴルフを止めたが、何とか生き長らえていて、ギャハハハ。奥さんの介護も大変のようだが、まだゴルフはやっているね？、羨ましいよ。俺は３年前に倅立ちと同居をして７人家族で賑やか、１０月に孫娘が結婚をするので、ひ孫の顔が見られるかも。・・・・何か吉沢君が時々あなたと医大で顔を合わせるとか、同級会の打診もしたらしいが、反応がないとか、ファハハハ』
＝＝＝
＝＝＝
＝＝＝
『そう言えば、昨日医大に行ったのだが、ここのところ吉沢君の顔を見ないな、電話もないし、確かあなたの住まいの近くだったよね、ハハハハ。吉沢君も私も血糖値が少し高く、と言っても私は昨日の検査では、ヘモグロビンＡ１ｃが６，７だったがね。まあ、美食とは無縁だし、外食も殆どしないので、何故に贅沢病かが分からない。・・・・老々介護の息抜きがゴルフだから、何とか死ぬまで出来たらと、ギャハハハ』
『吉沢君は酒が好きだし、翁君も嫌いではなかったから、一緒に酒を飲みたいがあなたは無理だからな、奥さんをショートステーには駄目か、ガハハハ。しかし、老々介護が１０年もか、俺には婆さんの介護はできないな、大体が晩酌の摘みさえ婆さんが用意をして、掃除洗濯も滅多には、その償いはしているけれど、グァハハハ。じゃあ、元気でまた出会いがあることを楽しみに』
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
あとがき＝＝戦後の学制混乱の時代の新制高等学校、進学率は１０％程度だったと思うよ、中卒者が金の卵だったからね、ガハハハ＝＝放念の翁