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次は『自由な医療の選択』だ

2009年01月30日 | 雲の日記
              


次は『自由な医療の選択』だ

 皆さーん、おはようございまーす^^     

今日は一日雨だと言います。 鬱陶しい雨ですが、少し乾燥していたので
必要な雨でもありますね^^ 綺麗な色の傘や華やかな長靴で雨の日を楽し

んで下さい。ただし、水に濡れて滑りやすいので充分にご注意下さいね。
先程、朝のニュースを見ていたら、オバマ氏が『恥さらしだ!』と言って

いるのを聞いた。何を怒っているのかというと、金融機関の役員が多額の
ボーナスを貰っているというのが分かったからだった..  多額の支援を

国から必要とする金融機関の役員が、そのような多額のボーナスを貰うと
いうことを納税者は到底理解することが出来ない..そう言って怒っている

のです^^ 若い大統領は、何をしても良く映るから得です^^ まあ、前が
悪過ぎたから有利なのかも知れないが..? 
 
翻って日本の大企業は、どうなのだろうか?? 日本の主要銀行は?? 

情報さえ流れてこない金融機関の給与・賞与などは『槍玉』に上げられな
いように、私達の目に触れることは殆どない.. 徹底した管理がされてい

るのだろうと私は予測する.. 従業員の緘口令..マスコミ対策などなど.. 
つい半年前までは、法人税も払わずに史上空前の収益を上げていた。今回

金融危機だからと言って(危機の内容は不問ですが)公的資金投入は、それ
こそアメリカではないが、納税者の理解は得られないだろうと私は思う..

それでも日本はマスコミによる『世界同時株安』『世界金融危機』と煽る
だけ煽ったので、危機の実態も不良債権の中身も検討しない内に『支援』

だけは、早々と決まってしまった。 首相の台詞は『緊急な支援が被害を
最小限にする』だった。 『急げ!急げ! 何でもいいから、金融機関に

公的資金を垂れ流す.. マネーゲームの失敗で不良債権を抱えた金融機関
は公的資金を受けなさい.. 今回は経営責任も問わないし最終損失は国が

被るから安心だ! さあ、いらっしゃい! いらっしゃい! 安いよ~』
てな..ことかな?と、私は個人的に考えたりもする..><;

大企業に『恥さらし!』なんて忠告(批判)が出来る政治家など、日本には
一人もいない.. そして国民の側にも『強いものには巻かれろ!』とばか

りに“体制批判”や財界批判に対して、そのまた批判して喜んでいる人や
職業にしている人たちが沢山いる..

おっと、前置きが本論のようなスペースを取ってしまう.. クワバラ..

私達は規制緩和の掛け声のもと『労働法が改悪』されて、今のような大量
の失業者を早い時期に作ってしまった。 そして非正規労働者の増加は、

正規労働者の権利まで弱めていることに、気が付き出しただろう..
『自由な働き方』を掲げられて、私たちは長い間かかって積み上げてきた

労働者の権利を捨ててしまった.. 『自由な働き方』は今もある.. でも
採用されなければ自由な働き方は意味がない.. 雇用の確保があって初め

て『自由な働き方』は出来ると言うことだったのです。製造業に派遣だけ
でも『禁止』に戻したら、多くの労働者は安定した雇用を確保することが

出来ます。マスコミも政治家も『派遣の改正』に国民の関心が行かないよ
うに、必死に他の話題に目を向けようとしています。それに騙されないで

下さい。 財界にとって製造業の派遣解禁は、人件費削減と需要減少時の
迅速な解雇を約束してくれる『打出の小槌』なのです。だからこそ、何と

しても『製造業における派遣』を禁止に戻したくないのです。忘れないで
下さいね。

『自由な働き方』の次に出てくるのは『自由な医療の選択』のようだ!!

あたかも国民が自由に医療を選択出来るように感じさせる言葉だが、実際
はどうなのだろうか?? 昨日の私のblogの中から抜粋してみました。
  
1月30日のblogより..
オリックスの会長は、宮内 義彦(オリックス株式会社取締役兼代表執行役)
と言います。 彼は小泉首相の諮問委員会『規制改革・民間開放推進会議』
の議長でした。 (『規制改革・民間開放推進会議』は平成19年1月25日で
終了しています。)

『今般、各分野で様々な規制緩和がなされている。そのような中、平成16年
10月12日に開催された規制改革・民間開放推進会議(宮内義彦議長(オリ
ックス株式会社取締役兼代表執行役会長))において、経済の活性化や消費者
(国民)のニーズに貢献するという観点から、会議の基本方針の一部として提出
された資料の中に「薬局・薬店以外のコンビニエンスストア、チェーンストア
などの一般小売店における医薬品の販売については、本年7月30日に実施さ
れた「医薬部外品へ移行した上での販売解禁(371品目)」に止まることなく、
医薬品そのものを、特例販売業や配置販売業と同様、一部については販売可能
とする。」とした規制緩和策が打ち出されている。』
(引用終り) (http://www.dr-sakurai.jp/03/q-h161109.htm)


この時点で医薬品の一部を医薬部外品に移行して、コンビニやチェーンストア
で販売出来るようにしました。そして次なる規制緩和と称する医薬品の販売も
出来るようにしようとした。

オリックスの会長である『規制改革・民間開放推進会議』の『宮内 義彦氏』
の医療に関する考え方を書いた部分があります。

(引用始まり)
オリックス証券の宮内義彦ジャーナルの中の記事で、質疑応答の内容になって
います。このページから医療関連の記事を引用します
--------------------------------------------------------
――最も厚い壁は医療ですか。
 医療、福祉には確固たる「鉄壁の城」ができています。それを崩しにかかる
のですから、少々のことでは動きません。 特に医療はGDPの7%という大
マーケットです。

――医療ではどのような方法で改革への道筋を作れるのでしょうか。
 医療は保険医療という日本独特のシステムが立ち行かなくなった。 だから
保険制度を、小さくしようということになります。医療イコール保険だけでは
なく「自由診療も認めよ」という考え方です。 公は保険、民は自由診療で、
公民ミックスで多様な要求に応じればよい。しかし医師会は反対です。 制度
変更と同時に既存制度でも、もっと合理的にやれるのではないか――既存制度
の中身の透明度を高めようということです。

――具体的には。
 既存の保険制度のなかにある無駄を排除しよう、たとえば、報酬の出し方が
基本的に出来高払いですが、症状別の標準方式、定額払いという方向にもって
いきたい。国民の医療費をGDPの7%に抑えるというのはとんでもない。
10%でも何でもよいと思います。 国民がもっとさまざまな医療を受けたけ
れば、「健康保険はここまでですよ」、後は「自分でお払いください」という
かたちです。
金持ち優遇だと批判されますが、金持ちでなくとも、高度医療を受けたければ、
家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう。
 それを医師会が止めるというのはおかしいのです。医療サービス、病院経営
には民間人の知恵を入れるべきでしょう。企業が病院を経営してもよい。
利潤動機の株式会社に、人の命を預かる医療を担わせるとは何事かと言われる
わけですが(笑)。』
(引用終り) (http://www.urban.ne.jp/home/haruki3/kaigi.htmlより)

驚くべき医療制度への関心ですね。儲けられる物は何でも儲け話にしてしまう。
これだから、『民が出来ることは民へ』なんて言う小泉前首相の話が怖くなっ

てしまうんです。『健康保険』制度に財界の介入はいらない..絶対にいらない。
今の財界は『社会保障費の企業負担』を何とかして減らそう(もしくはゼロ)を

目指していると私は何度もblogに書きました。財界が正規職員から非正規職員
を増やしたかった理由中の一つに『社会保障費の企業負担』がないことが上げ

られます。勿論、ボーナス・退職金・労働者としての権利の主張が無いこと等
は企業にとって何より大きいことですが、忘れてならないのは『社会保障費の

企業負担』です。正規従業員一人の社会保障費は『本人と会社』で折半してい
るのです。この負担は企業にとって非常に大きい.. 日本社会を支える為にも

『社会保障費の企業負担』は当然のことなのに、財界は負担ゼロを目指してい
る.. 経団連(財界)の考え方が分かる話があります。

(引用始まり)
『公的保障の範囲見直し
社会保障の役割を「自立・自助・自己責任」の原則に則って再定義し、公的保
障の範囲は、自助努力でカバーできないリスクに絞り込む必要がある。
《略》
医療や介護についても給付費の増加を抑えるため、公的保障の範囲を、生命、
健康、基礎的生活の維持に必要不可欠であり、市場に委ねることが不適切なサ
ービスに限定するとともに、保険外サービスと保険サービスの併用を進めるべ
きである。
……
公的医療保障の役割の限定
まず何よりも、医療給付費(特に老人医療費)の伸びを抑制することによって、
保険料や公費負担の増嵩を抑えることが喫緊の課題である。
《略》
個人や保険者による選択と責任の要素を強めていくことが必要である。まず、
免責額を設定し、一定額以下については全額自己負担とすることが考えられる。
また、生命維持に直接関係のない高度・先進医療も保険外サービスの対象とし、
公的保険との併用を認めるべきである。』
(引用終り) 
(財政の持続可能性確保に関する提言(日本経団連04年12月14日)より抜粋)


上のオリックス証券の宮内義彦ジャーナルの中の記事と比べてみて下さい..
彼らが考えていることが分かると言うものです。

経団連の中で『社会保障の役割を「自立・自助・自己責任」の原則に則って
再定義』というのがありますね。 この中の自己責任が問題です。

以前には『成人病』を呼ばれていた病気.. そう今は『生活習慣病』と言わ
れています。 どうして慣れ親しんだ名前は、変わったのだろうか??

『生活習慣病(せいかつしゅうかんびょう)とは、糖尿病・脂質異常症・
高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えら
れている疾患の総称である。このような疾患と肥満を複合する状態を、医学
的にメタボリックシンドロームと総称する。また、がん、脳血管疾患、心臓
病の3大死因も生活習慣との関わりが強い。肥満はこれらの疾患になるリス
クを上げる。』(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)


生活習慣という個人的生活スタイルによる病気(生活習慣病)は、糖尿病・
脂質異常症・高血圧・高尿酸血症など..そして、がん、脳血管疾患、心臓病

の3大死因も..それらのリスクを上げる肥満も入るようだ.. 
これらの病気は、個人の責任でなった病気であると認定されると『自己責任』

が適用され、公的保険の利用が制限..又は除外される可能性があるということ
でしょうか.. そして治療したければ自分のお金で民間医療でやりなさいと..

そうならないと、言えるますか??

昨日の朝日新聞夕刊の一面は(労働者の失業が問題になっているにも関わらず)、
大きなスペースを割いて『メタボ基準値緩すぎ』と書かれ、女性のメタボ基準

のウエスト90cmが基準が甘いと言っている。80cmがいいと言っている><
さあ、皆さん..これらの記事が国民の健康を考えて報道されているのだと思え

るでしょうか?? 
次に来るのは『自由な医療の選択』と言う名の『医療費の民営化』だ!..

小泉政権が進めていた『規制緩和』『民で出来ることは、民で!』と言うのは
こういうことだったのでしょうか??

今日も元気で ファイト!           





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