普天間問題・アメリカ、辺野古移設断念の意向について。- 2012.02.04
>在沖米海兵隊のグアム移転計画をめぐり、米国防総省が米議会との水面下の交渉で、米軍普天間飛行場の名 護市辺野古沖への代替施設建設を断念する意向を伝達していたことが3日、分かった。同飛行場の移設・返還については日米間で協議をやり直す見通し。複数の 米議会筋が本紙の取材に対して明らかにした。
米軍側は、中国の軍事力拡大を背景に沖縄に集中する海兵隊の拠点をアジア太平洋地域に分散させる必要性が高まったとして、2000~2500人規模の部隊編成に再構成。グアムやハワイやオーストラリア、フィリピンなどに分散移転させる案などを立案していた。
計画の変更について議会筋は「グアム移転協定の再交渉を視野に入れた再協議が必要となる」との見通しを示した。
オバマ政権は向こう10年間で国防費約4900億ドルと海兵隊員約2万人を削減する方針を打ち出し た。一方、米議会は巨費を要する代替施設の建設は政権の方針に逆行しているとし、必要性を具体的戦略とともに示すよう要請。今春から本格化する議会で追及 する構えをみせていた。
たしかにこれは凄いニュースですね。
ただ、アメリカは国防省以外は、国防費削減のために沖縄の在日米軍を撤退させようという話は民主党も共和党からも出ていましたからね。
アメリカにとって辺野古移設なんてどうでもいい話で、日本が金を出してくれるから「まあいいや」、米国防省も利権のために必死になってたって話であって。
しかし、これで辺野古移設がなくなるかといえば、そう簡単にはいかないと思います。
本当に移設を望んでいるのは日本政府とその利権にあずかりたい人たちですからね。
これから日本が移設に向けての巻き返しを図る可能性も十分あると思います。
宜野湾市長選で沖縄防衛局長が工作していたのがそのいい例でしょう。
■”固定化回避”の名の下に辺野古移設をしたい日本政府。
>渡辺防衛副大臣は4日朝、東京都内で記者団に対し「普天間基地の固定化につながらないことが大前提だ。アメリカと、これから協議を続けていかなければなら ない」と述べ、普天間基地の固定化につながらないよう、名護市辺野古に移設するとした日米合意の実現を、引き続きアメリカ側に求めていく考えを示しまし た。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2012年2月4日(土)